gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

家族

陽向は来月が誕生月で3歳になる。まだ片言しかしゃべらないし、オムツも取れていない。保育園の同じクラスの子はどんどん先を行っているように見える。が、表面上はどうあれ、ぼくたち夫婦の陽向へ対する信頼は絶大である。それは、0歳のときから、本当に…

ペンケース

ぼくのペンケースの中には、4本のシャープペンシルが入っている。0.5、0.7、0.9、そして2.0。一番よく使うのは0.9で、パースを描くときにはこれが欠かせない。自信がないときは細い線を使いがちだ。逆に太い線を主体で描けるときは、すがすがしい気持ちにな…

ぬるさ

寒波は緩んだようで、ジョギングのときの風がぬるい。春が近づいてきていることを素直に喜べばよいのだろうが、ジョギングは自分と向き合う時間なので、できれば12月末のような身を切るような寒さのほうが気持ちが盛り上がってうれしかったりする。次は薄着…

自転車

過去、自転車にはとてもお世話になっている。京都から東京まで、二回自転車で移動している。そのうちの一回は、大学を修了して就職で上京してきたときだ。内モンゴルの草原を800キロ走った。途中、追いすがる野犬を振り切ったりした。その他、思い出すの…

真夜中のTV ハイファイセット

ぼくは20歳のとき、初めての一人旅だったアフリカから帰ってきたと思ったら、その途端にA型肝炎を発症し入院することになった。そのとき、姉貴が退屈しのぎにと持って来てくれたハイファイセットのアルバム「PASADENA PARK」をイヤホンでおそらく100回くら…

柔道の団体戦

子供の頃からグループ競技といわれるスポーツは好きではなかった。自分の力を出し切る気持ちの良さを得られないからだ。だから、柔道は性に合っていた。勝っても負けても自分のせい。その潔さが好きだった。柔道にも団体戦というものがある。5人のメンバー…

球体

球体の中にぼくの部屋ができる予定。 ← グリッドフレームのHPはこちらです

弁当屋

子供、妻、ぼくの順番でインフルエンザの嵐が吹き荒れ、我が家の空は太陽がうっすらと見えてきたところだ。そんなわけで、普通はめったに行くことがない近所の弁当屋にお世話になったが、味の濃さにびっくりした。弁当屋を営む皆さんへのお願い。人によって…

エントロピー

陽向が不満をアピールするために、近くにある皿をたたきつけて割る。テーブルの上のものを下へ落とす。怒りをアピールするとき、積み上げられた積木を崩す者はいても、積木を積み上げる者はいない。誰に教えられたわけでもないのに、エントロピーを増大させ…

インフルエンザ

昨日まではしゃいでいた陽向が、今日はインフルエンザでダウン。生まれて初めてのダウンだ。朝、保育園から「39度です」と電話。ぐったりした姿を想像しながら妻と二人で迎えに行くと、予想に反して全く普通どおりに元気だった。病院へ行き、妻が家へ連れ…

ぶらんこ

子供の頃、家の近くに神社があって、その階段の上り口に2台のブランコがあった。ブランコといえば、それを思い出す。ブランコは、大きく漕いで、そこからどれだけ遠くに飛び降りることができるか、を競い合うものだった。だから、静かに揺れていた記憶はな…

根底

それぞれの人間の根底には、カオスがあって、決してそれを概念化することはできない、と思っている。だから、何かを自分から絞り出そうとするときには、その根底になんとか触れようとすることが、「誠実」というものだと思う。すぐそこに答えが見えているよ…

映画 人のセックスを笑うな

2008年。井口奈己監督。19歳の男と39歳の女の恋愛。本気なのか、遊びなのか、という軸で見ると、その瞬間に恋愛は終わってしまう。この監督の持ち味だといわれる、長まわしのダラダラしたカットのように、なんとなくダラダラと続いていく恋愛は、終…

日いずるオフィス

表参道は冬至の朝、明治神宮から起点の青山通りの交差点方向に向かって、道路の延長線上から真直ぐ太陽が昇る設計になっている。(wikipedia)へえ・・・と感心しつつ、ふと思い立って地図を見ると、わがグリッドフレームのオフィスは、上記の延長線上にあるでは…

丹田

心を鎮めて丹田に気を集中すると、全身に力がみなぎってくる。・・・ということを実験しながら、皇居の周りを走っている。この実験が成功しているかどうかは不明だが、そんなことに夢中になっていると、全く疲れを感じない。単に自分に同情する暇がないだけかも…

摩擦

融けかけた雪道を歩くには、靴底と地面に摩擦が生じるところを辿りながら歩く。どんなにおしゃれな人も、まっすぐ歩けない。「おっとっと・・・」などとつぶやきながら、よろよろ歩く。なかなか見ることができない光景だ。みんながかわいく見えてくる。 ← グリ…

雪融け

歩いて会社へ行くのがこんなに大変だったことはない。もちろん昨日の大雪のせいだ。私が通う道は、どうやら裏道と呼ばれる場所らしく、人通りが少ないことがよくわかった。ほとんど雪が融けていなかったからだ。大雪の次の朝は、衛星から町の写真を撮ると、…

朝からつくばで打ち合わせ。天気予報などめったに見ないため、ぼくにとっては不意打ちをくらった感じの雪。帰りにつくばエクスプレスから見た樹氷が続く景色に興奮して、バチバチ撮っていたが、他の乗客の皆さんはいたって冷静。なかなか見ることができない…

軽さ

ある世代にとって、より若い世代は、必ず軽く見えるのではないか。それは、世代が共有していた価値観が通用せず、問題意識に必ずズレが生じるからだ。だが、若い世代は新たな問題意識を抱えるのみで、決して問題が軽くなったわけではないだろう。同様に、空…

杉山榮佑ペンシル画展

ぼくが20歳のときにアフリカ行きの飛行機で出会った杉山さん。そのとき、杉山さんは40歳だったが、すでにムゼー(スワヒリ語で、おじいちゃん)と呼ばれていた。ぼくが、そのときの杉山さんの年を追い越してから久しいが、ムゼーはムゼーのままで印象は…

映画 ツレがうつになりまして

2011年。佐々部清監督。「がんばれ」と声をかけることができない人と、いったいどのように接すればよいのか?この映画を観た後、しばらく考え込んだ。「がんばらなくてもいいよ」いつも「がんばれ」と励まされて育ち、生きてきた、どちらかと言えば体育…

グリッドフレームの意味

無秩序に積み上げられたスクラップ。過剰に広がる混沌は、人の視線を寄せ付けない。その混沌に秩序=グリッドフレーム(格子状骨組)を重ね合わせる。混沌はフレームを与えられることで、人の視線を受け入れるものとなる。 すなわち、グリッドフレームとは、人…

一人称

橋下大阪市長は、一人称を「ぼく」と言う。たぶん、それは彼を人々に印象づけるのにきわめて重要な役割を担っている。村上春樹の本の中の「ぼく」が、とても柔軟な精神の持ち主に映ることにも関係しているように思える。最近、このブログの中で自分も「ぼく…

流れに任せる

創造性の連鎖の中で重要なのは、つくることを受け継いだ人間が自分がいたからこそ、この空間がよくなったと思えるかどうかだ。受け継いだものをよりよくして、次の人へ渡す。78%は受け継いだ流れに任せ、22%は自分で創造する。78%は簡単なように書…

表参道オフィス

表参道に引っ越して10日が過ぎたが、現在もダンボールに囲まれて仕事している。とても写真を見せられる状態ではない。だが、今から数ヶ月をかけて、ザ・グリッドフレームと呼べるような空間をここにつくろうと考えている。このブログでときどき進行具合を…

挑戦するクライアント

グリッドフレームのクライアントのタイプは様々だが、共通するのは、店舗を運営されるにあたって、質の高い空間が必要と考えておられる、ということだ。質の高い、と言っても一概に、お金をかける、という意味ではない。カスタマーに店舗全体に流れる空気を…

朝陽

初日の出はおろか、5日連続で朝寝してしまい、朝陽を見逃している。目が覚めて、「ああもう陽が高い」と思うのは、スタートから躓いたような気分になっていけない。とはいえ、睡眠充分で体調万全。今日から夜更かしを止めて、明日は朝陽を見よう! ← グリッ…

皇居

昨年の暮れから、皇居を走り始めた。何年も外苑のサークルを走っていたが、より人の多い場所で走りたくなったからだ。ロラン・バルトは、皇居について、大都会東京の中心にある、空虚な、何もない森として捉え、意味から解放された日本独自の自由さを肯定的…

房総

realclothesの四元さんのブログに触発され、内房の鋸山へ行ってきた。http://hello-16.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/10/post.html休みには、房総へ向かうことが多い。ぼくや妻が房総が好きなのは、房総が端部に位置しているからだ。そこは、何かのついでに寄る…

「未来の部屋」プロジェクト

私の部屋には、これといってなにもないが、ひとつだけ積極的な意味のない、オブジェのような脚立が立っている。この脚立がなければ、目のやりどころのない殺風景な部屋に過ぎないが、これによって空間全体を引き締めてくれている。生活とは関係のない「異質…