gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

映画 0.5ミリ

2014年。安藤桃子監督。安藤サクラ主演。 同じ時代を生きる老人と若者が重なり合う部分は0.5ミリしかない、ということか。 そのたったの0.5ミリをもっと重ね合わせようとする意志を持つことで、生きることはもっと豊かになる。

昭和の日

この日が「天皇誕生日」から「みどりの日」に変わり、その後「昭和の日」となったのが2007年だったということを今まで知らなかった。 祝日というものをどちらかと言えば嫌っていたから、興味が持てなかったのだ。 だが、ゴールデンウィークの初日であるこの…

なにもいらない

このような時期は、資本主義を牽引してきた個人の欲望は縮小しているのか? 物欲が強いと自覚している人たちも、どちらかと言えば「ものにつかない」という人たちも、きっと「ギリギリのところで必要としているものは何か」を自問しているに違いない。 「自…

SOTOCHIKUに寄附を

ぼくらの生活は、ただ懸命に生きているうちに、いつの間にか時間を刻印されたものに囲まれていて、それらは無意識のうちに居心地をよくしてくれていると同時に、時折目を向けるとそれぞれがかけがえのない過去の記憶をぼくらに呼び起こしてくれます。 残念な…

映画 百円の恋

2014年。安藤サクラ。 太った体の自堕落な生活から、引き締まった体のキレのある生活へ。 この映画の印象を一行で表すとこんなシンプルな感じだが、深いものが残されたように感じるのは、安藤サクラの存在によるものだろう。 現実に、一人の人間が驚くほ…

コロナに関するメモ

下記はasahi.comの3月12日の記事『新型コロナは「撲滅すべき悪」なのか 人類の歴史に学べ』から転載。長崎大熱帯医学研究所教授の山本太郎氏のインタビュー記事。 ・・・・・流行が終わるためには 感染症が人間の社会で定着するには、農耕が本格的に始まって…

ZOOM

コロナ状況下でのプレゼンとして、初めてZOOMを使ってクライアントとの遠隔ミーティングを行った。 あらかじめお送りした資料を見ながら行った。音声が途中で聴こえにくくなるなど、ネット環境の不安定さによって多少の問題は生じたけれど、概ねお会いしての…

夜光のような輝き 2

scene7 ふりかえれば 通ってきた暗闇は無限な天体のように魅惑的であり そのすぐ裏側に光を讃える 月は内部と外部を分ける境界 群衆の熱狂は暗闇のすぐ裏側にある scene8 月の光の螺旋を上り scene9 まばゆく白い光の中へ scene10 光の世界は一瞬に過ぎ…

夜光のような輝き 1

scene1 気がつけば、また一人で長いトンネルを歩いている 自分の限界を超えることだけを考えて、 暗闇の中、一点を見つめて歩き続ける scene2 そうすれば、前方に上から微かな光が降り注ぐのが見えてくる scene3 近づくと、その光が下方に深い陰をつくる …

ランニング

コロナで家にいる人が増えて、外を走る人が増えている。 最近は、走る人に対しても、潜伏期間の人がすれ違いざまにうつしている可能性があるとして、マスクの着用が叫ばれている。 確かにそうだが、周囲に明らかに人がいなければ、マスクを着ける必要はない…

貸し農園

野菜を育てよう! 大事なものは、まず食料だ。 それさえあれば、お金は二の次になる。 東京の真ん中にいて、できることの第一歩は、貸し農園を借りること。

静けさ

街が静かになったこの時期に、静かな気持ちでいられることに対して感謝したい。 静かな日曜日。

映画 愛のむきだし

2009年。園子温監督。 西島隆弘演じるユウだけが、なぜ新興宗教にはまらないでいられたか? もちろん、ヨーコを助け出すという明確な目的があったからだろうが、そもそも目的とは微塵の隙も見せないほどに、常に確固として存在していられるのだろうか? …

動きが止まってきた

世の中の動きが止まってきたのを実感している。 今のところ、国民は冷静に対応しているようにみえるが、いつまでそのようにいられるのだろうか? 政府はまだお金を配れていない。貯蓄のない人が多い中で、どうやってお金を手にするまで待つことができるのか?…

モンキチ、見つかる

去年の3月31日に、千葉ではぐれてしまったサルのパペット、モンキチが見つかった。 1年以上が過ぎて見つかるなんて、奇跡的だ。 妻がなんとなくモンキチと同じ型のパペットを数か月ぶりにネットで探していたら、メルカリに千葉の出品者が出していて、すぐに…

衣・食・住

衣・食・住が生活の基本と小さな頃から教わってきた。 コロナ後の世界を見据えようとすると、単純にこの3つが揃えば生きていける、という観点で自分たちの暮らしを考えてみてもいいかもしれない。 そのとき、おカネって、いったいどのくらい稼ぐ必要があるの…

メガネ

15年以上も使ってきたメガネの金具が折れた。 アロンアルファで応急処置するが、すぐにまた折れる。 何度も修理を繰り返して、閉じなければ折れないことが分かる。 閉じないメガネ、というものも悪くない。

安全な場所

外を出歩く人が減って、人とすれ違う回数も一日に数えるほどに減ってきた。 道を選んで歩くことで、ほぼ人とすれ違わない一日を過ごすこともできるだろう。 安全のために、家にこもるか? それとも、外の風通しのよい場所にいるか? どちらも決してきらいで…

大事なとき

陽向はこれまでやれと言われたことをやってきた。 自分から「これをしたい」ということが、少なかった。 だから、なんとなくyoutubeを見てしまうことが多くて、気がついたら何時間も過ごしているということが多かった。 朝起きるときに目標がない生活はつま…

風が吹いてきた

いつもどこからか風が吹いてきて、新しいことが始まる 風を呼び込むことは、意図的にはできない やるべきことをやって、「大丈夫だ」と思って生きること それだけだ

映画 オーバー・フェンス

2016年。オダギリ・ジョー、蒼井優。 仕事で家庭を顧みずに家族を失った男が、壊れかけた女に出会う。 男は、表面上は自分を卑下しながらも、自分がしたことは仕方がなかったと思っている。多分、大半の男はそう思って生きている。 壊れかけた女の過去は描か…

自分を制御できないとき

友川カズキの「無残の美」の冒頭は、人が人間のいちばん奥深くにある「淋しさ」にたどり着くとき、血縁も含めて社会とは縁の切れたところの「とりかえのきかぬもの」の美しさに触れられることをうたっている。 ・・・・・ 詩を書いたくらいでは間に合わない…

態度・姿勢

個人のためにデザインをするときには、その個人の生きる態度・姿勢を感受し, その未来を見据えて、カタチにしようとする。

Max Richiter

映画「メッセージ」の挿入曲On the nature of daylightについて、長谷川町蔵氏は次のように書いている。 ・・・・・ 楽曲自体は、5つの弦楽器とミニムーグのみのシンプルな編成で、最初から最後まで同じフレーズが繰り返されるミニマル・ミュージック的なも…

夜光のような輝き

なそうとしても、どうしてもなせないことがある。 もしくは、逆になすまいとしても、どうしてもなしてしまうことがある。 そんな自分の限界点に挑むために、一生を生きるのか? それとも、その情熱はやがて冷めてしまうのか? ずっと一点を見つめ続ける人は…

0か、100か

ぼくの仕事は、ストーリーを生み出す仕事だ。 ある空間をつくるために、その条件を掬い上げて、ストーリーをつくる。 真剣に言葉を探そうとする日がもう5日ほど続いている。 3日目に結びそうだったストーリーは、かたちを見せないまま、透明な空気に消え去っ…

温暖化

コロナウィルス問題によって、世界経済が停滞し、温暖化は一時的に止まっているらしい。 環境問題に最も効果的なのは、経済が停滞することだという皮肉は、今後経済が回復すれば、環境問題はリバウンドにより、回復前よりも急速に悪化する恐れがあるという。…

映画 秒速5センチメートル

2007年。新海 誠監督。 ぼくが遠い昔に読んだ、村上春樹の小説を思い出した。 ぼくは、主人公に魅かれはするが、自分を投影することはできない。 小中高くらいで、フラフラしない自分があるなんて、現実にはありえない気がする。 ふわふわと、いい加減で壊れ…

食料危機

世界経済が止まってしまったら、食料自給率の低い国はどうなってしまうのか? ニューヨークが壊滅状態だという。 個人が貧しくなっても、国が配給すればよい。 逆に、金はあっても、食料がなければ買えない。 国は、食料を確保できるのか? 世界の食料の状況…

2か月前

まだ、だれもコロナのことなんて気にしていなかった2か月前が遠い昔のように感じられる。 ある意味、毎日がエープリルフールではないか、と思うくらいに現実感のない日々が続いている。 世の中は、すっかり変わってしまった。 それでも、必然だったと思うも…