gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2019年

いつもそう思うが、ぼくらが自分たちだけで今の状況をつくれるわけではない 今、生きていられることにひたすら感謝するしかない 引き付けあうもの、遠ざけるもの、・・・どこかで力が働いている どうか、生きたい、という心の本然に触れるものとの出会いが、…

切実

切実にぼくは届いているか 走るのが好きなのは、それがすぐに自分の限界に到達できるからだ 切実なところにある人は、その状態の自分につりあうものが何もないことに深いため息をつく そして、深く掘られた穴に入りたい、と思う どこかへ連れて行ってくれる…

自分

自分という気まぐれな怪物を解放する 生きている、という実感を得る 先へ進む どこまでも

世界に散らばっている

世界にたくさん散らばっている「汚しうる美」を集めて、新しい空間をつくり始める。

本質と本気

今やろうとしていることの本質は何か、ということを考えて、そこから空間をつくっていくことが大事だと思う。 「でも、本質って移り変わっていくものじゃないですか?」と問われる。 そう、移り変わっていく。 でも、先を見通そうとするときに、現時点での本…

IS

ある会社の忘年会で、かつて商社に勤めて世界中に石油採掘のための機械を売り歩いた方とお話をする機会があった。 国境を越えるときのトラブルのお話など、自身の体験も蘇ってきて懐かしかった。 「未来はよくなると思いますか?」という僕の質問に対して、…

ギラファノコギリクワガタ

今年の陽向へのプレゼントは、ギラファノコギリクワガタ。 世界最長のクワガタだ。 先月羽化したばかりの12センチくらいのオスと5センチくらいのメスのつがいが届いた。 美しいかたちをしている。オスの姿にはほれぼれする。 陽向も興奮気味だ。 が、寒い…

鶏の丸焼き

日曜日に陽向とスーパーへ買い物に行ったとき、陽向が買い物かごに入れた鶏一羽。 クリスマスはこれを焼いてほしい、という意味だったらしい。 ベイリーフを買って敷き詰め、腹の中に玉ねぎとニンジンの千切りを詰めて焼く。 3人で食べると結構な量になる。…

世界経済

ぼくが30数年前にタイの東北部の村を訪ねたとき、そこには文明の利器は何もなかったが、貧困に喘いでいるわけでもなかった。 若者にはバンコクなどの都会へ出ている者もいるが、基本的には農業をして自給自足で暮らしている村だった。(村にお金を使える場…

飢餓の原因

2017年の 世界穀物生産量は年間26億トンで、76億人の人口で分けると一人340キロで、一人が必要とする穀物量160キロの2倍を超えている。 しかし、飢餓で多くの人が死んでいく現状は、世界人口の20%に満たない先進国が穀物量の大半を消費しているからだ。そ…

映画 ペレ

1989年。デンマーク。 生きていくのは楽ではない。 それが北欧デンマークの美しい背景のもとにある生活だったとしても、そのつらさは自分の体に入り込んでくる。 スウェーデンの貧困生活から逃げて、船に乗ってデンマークへ新天地を求めてやってきた親子…

構造

人はそれぞれの経験を重ねていく中で、さまざまな事象に対する構造を頭の中につくっていく。 一つの事象についての構造は皆同じものであるはずがない。 だから、意見の食い違いは起こって当然だ。 正解はないことを知る。 そのうえで、自分の中に成立した構…

自由な時間

何をしてもよい時間が持てる幸せ。

漫才

陽向に、復活が話題になっているアンタッチャブルの漫才の動画を見せてから、寝る前の「お話」が二人の漫才に変わった。 陽向の笑いのツボはよく知っているから、お互いに大笑いしながら過ごしている。 コンビニ、警察、病院、学校、食堂、・・・。日常の中にあ…

ハイネック

最近、寒くなってくると長袖のランニングシャツを毎日着ている。 首元が詰まっているから、その上に着る服はさらに首元が詰まっているものが必要だ。 それで、このところハイネックばかり探している。 以前は、季節にかかわらず首はできるだけ開ける方が好き…

現実化の可能性

短期的に実現したいことを現実化できるかどうか、は、そのための協力者に恵まれるかどうかにかかっている。 つまり、協力者にたどり着くまでの根気と運があるかどうかにかかっている。 長期的に実現したいことは、とにかく根気だ。執念と言い換えてもいい。

30位

今日は、陽向の成長の道標のひとつ、走ろう会だった。 結果は、4、5、6年生男子の部で30位。とりあえず、何人参加したかは置いておこう。 特筆すべきは、陽向が知っている子2人に勝ったこと。今までスポーツでずっと負け続けていた人生に終止符を打て…

スポーツの進化

2008年北京オリンピックの400mリレー銀メダリスト・塚原直貴さんが「速く走るための教室」をされるということで、陽向が参加するのに付いていった。 基本的な体操などを教えてくださったが、最後は、手は3拍子、足は2拍子で動かす体操だった。大人…

漱石とカント

「私の漱石」という本に収められた柄谷行人の小論。 「美的判断は普遍的でなければならないとカントは言っている。」 しかし、だれもそれを証明できない。自分たちのローカルな趣味が普遍的であると思い込んでいる人々からは、趣味の根拠を根本的に問う者は…

大学の同窓会

昨日は大学の同窓会に7年ぶりに顔を出した。 官庁、ゼネコン、コンサル、不動産、IT、大学の先生、映画監督など、さまざまな人生の軌跡を想像できて、愉しかった。 モンブランの山を160km走る大会に参加した同期SK君は、前回に毎週末土日に30kmずつ…

北の国

太陽の光にやさしさを重ねて見るのが寒い季節であることを思って、ぼくがなんとなく北の国が好きな理由はそこにあると気づいた。

交差点の太陽

表参道の交差点で、ひだまりに人が溜まって信号待ちをしている。 白い息がやさしい光に溶けていく。 太陽がやさしい、冬が好きだ。 夏は、みな日光を避けて、日影に溜まる。 少しでも日影を見つけようと、電信柱の細い影にも人が立つ。 太陽は人を試すように…

共感ではなく

共感ではなく、個人の独自の感覚(単独性)が発見や発明を生み出し、多様な世界をつくっていく。 多様な私というものを保証するのがパブリックである。 ぼくらはパブリックな空間をつくっている。 では、共感というものを求めるべきではないのか? 空間に、共…

空気の流れを変える力

その人の周りだけ、周囲と違う空気が流れている人。 そんな人が確かにいる。 同じ人が普段は気配を消していることもある。 意識的なのか、無意識なのか。 それをコントロールできるなら、武道でいえば達人の域か? ぼくは、時間を経た素材も、こんな人と同じ…

映画 永遠の0

2013年。百田尚樹原作。 「死にたくない」という心は、利己から来るものではない。「死なせたくない」という心も同時に生まれている。 一方で、戦争とは命を国に預けるという感覚なしには勝利できないのだろう。 だから、命は自分たちに帰属する、という…

全力

陽向の1500m走のトレーニングをしている。 15日には本番。まだ、500m走で練習中だが、大事なことは、全力を出せるかどうか。 今のところ、500mなら全力でやれるから、それで練習。 日曜日は1500mを走る。全力で行けるか?

中村 哲さん

中村哲さんが昨日4日に亡くなった。 「人々を救うためには、医療だけでは不十分だ」 「富の源は自然だ」 「日本の富を支えてきたのは、日本の自然だ」 「アフガニスタンに、水と食糧を、戦争ではなく」 「先進国で学んだから、国が良くなると限らない」 医師…

ビジネスの依頼をアートで応える

ぼくたちのHPを見て、読んで、理解してくださったとしても、空間の依頼主がアートを求めているとは限らない。 もちろん、最初からぼくらにアートを期待してくださる方もたくさんいらっしゃるが、全く求められていないことだってある。 しかし、だからといっ…

建替え

ある案件に建築物の建て替えが含まれていて、①十数年後に隣の土地とまとめて本格的な建替えが見込まれていること、②納期が短いこと、③建物が密集している場所であること、④既存建物と一部が繋げられ、その増築としてつくられること、が条件である中、さまざ…

マッチの燃えさし

ぼくは、アフリカ・タンザニアの北部アルーシャの安宿にいた。 キリマンジャロを登り終えて、ケニアに戻ろうとしていたときだったから、きっとタンザニア最後の朝だったろう。 宿の部屋に掃除係の少年が入ってきて静かに掃除を始めた。昨夜、蚊取り線香を炊…