gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

小さきものへの共感

かつて柄谷行人が『「小さきもの」の思想』と題して、柳田國男の文章をまとめた本をつくった。それを読んだときに感じた「小さきもの」に対する共感は、今年ますます強くなったように思う。 ぼくが今年、最後にたどりついたのは、全てにおいて、少しずつつく…

そっと包み込むように

「何かを書こうとして、内容について考えていると、ほんの数秒前に考えていたことを思い出せなくなることがある。 連続性を保つ限りで、文脈は新たにつくりだされる。それは、森の中の湧き水のようだが、一瞬他の考えがよぎったりすると、もう、森自体が忽然…

小さきもの

小さきもの、という言葉に惹かれる。 小さきもの、とは、子供のことも表している。 ぼくは小さきものを大事にする。 それは、結果として大きなものを大事にすることにもなるだろう。

モノクロ

最近始めたインスタグラムは、白い背景に溶けていくようなモノクロ写真や鉛筆描きのスケッチを載せている。 ぼくの求めていたものは何だろう、と考えたとき、できるだけ情報の種類が少なくて、エネルギーの込められたものを載せたいと思ったからだ。 密度の…

忘年会

忘年会だというのに、体調を崩してしまう どうやら胃炎に感染 食事もそこそこに早退 早く帰って寝なければならない、と家に向かったが、調子が悪すぎて帰りつけない 年を忘れるほど、体のことで精いっぱいの忘年会

遊び

何かを自由につくる仕事は、遊ぶように働く、という言葉に最もふさわしいだろう そして、遊ぶように働いた結果として、遊ぶように過ごせる空間ができあがるだろう

大きい何かの変わり方

それだってなかなか難しいことだけど 個人が何かに気づいて変化することは可能だ でも、複数の人が何かに気づいて同時に変化するなんてほぼ不可能だ だから、例えば国みたいな大きな単位が、 国民の気づきによって変化するなんてありえない そこで偉い人たち…

チャレンジ・レース 板橋

家族で高島平の荒川河川敷で、小さなレースに参加してきた。 陽向は5km、亜津子さんは10km、ぼくはハーフマラソン。 それぞれ気持ちよく走って、走った後のダメージもない。 陽向は22分くらいで走った。期待通りの速さで、最後は大人相手に得意の抜き…

少しずつ変わっていく

1対1で向き合った対応、構造、意味の生成、意味の消滅、1対1で向き合った対応、・・・というサイクルで、個人も社会も動いていくだろう。そのサイクルの中で、意味が生成され、消滅する、というフェイズをどう乗り切るか、は大きな問題だ。 例えば、戦争はこ…

ペンキのキセキ実験 1

パクチー銀行の外壁用鉄板を作成。今後、どう変わっていくのか?

クリスマス・イルミネーション

虎ノ門。 蛍のようにつつましやかなイルミネーション。

海風

鋸南の冷たい海風を受けるススキ群

GRIDFRAMEがずっと目指してきた何か

ニューヨーク州バッファローで、スクラップヤードのスクラップという捨てられた意味を剝ぎ取られた存在に一対一で向き合うことで、構造し、意味を生じさせようとしたのが、GRIDFRAMEの始まりだ。 無意味と思われるものに対応し、構造して、意味が生じる。ぼ…

花もじく

以前から気になっていた鋸南町の国道沿いのカフェ、花もじく。もじくとは、千葉弁で「もぐ 摘む」という意味らしい。 2019年の台風被害に遭った家から、捨てられないものを集めて、オーナーご夫妻がカフェの内装をつくられたそうだ。 料理も合せて、お二…

合宿

鋸南のP&G海洋センターのバドミントンコートを借りて、25日の陽向の試合のために合宿を素人の親二人がコーチとして行った。笑える。が、真剣そのもの。 ぼくは球技が苦手なので、奥さんが時折鬼コーチとなって、陽向に指導。教えてる内容が合っているかどう…

中国

世界で唯一、ゼロコロナ政策を採っていた中国でとうとうコロナ感染が広がり始めた。 ゼロコロナをいち早くあきらめた国々は、あざ笑うかもしれないが、全世界がゼロコロナで動いていれば、コロナを早くに鎮静化できたのではないか、と思う。 とても残念だ。 …

サッカー

ワールドカップでの日本の試合が終わって、その後はほぼ興味がない。ぼくも単純なお祭り人間だ。 見ないでそのまま過ごそうと思ったが、ドイツに勝ったと聞いて見たくなった。 サッカーという一つのことに集中する人たちを見て、その活躍に熱狂する。 ぼくら…

人とのつながり

ぼくはアメリカで30年ほど前にお世話になった教授や友人たちとの関係を継続することができなかった。 彼らだけではない。ある時期に人としてつながったという感覚を持っていた人たちも、そのほとんどが行方知れずになってしまった。 すべてが遠い思い出にな…

姉がつくった歌

姉が中学生になった頃だから、もう半世紀近く前のことだ。 姉が自作の曲を口ずさんでいた、その曲をずっと憶えている。 その憶えている部分以外を、頼まれもしないのに自分がつくって埋めていく。 そんな作業が愉しくてたまらない。

映画 ザリガニの鳴くところ

2022年。アメリカ。 自然を観察する目は、ときに人間社会で決められた善悪とは合致しない事象を見出す。 一対一で向かい合う視線が見出す真実をぼくは肯定する。 だから、主人公のように、社会的には受け入れられないことも提示することになる。 だが、…

ガザニア

保田の海岸で見つけた黄色い花。ネットでずいぶん調べたが、葉っぱのカタチからガザニアか?

デザインの力

この社会の仕組みのために、変えられない不条理にぶつかることは少なくない。 政治も教育もそれらを直ちに変えることができない。それについて言及することすらできないことも多い。 アートはそのような不条理を浮き彫りにし、さらに解決する道を提示するこ…

少し浮くもの

大きなものが少し浮いている状態に、なぜ心は高揚するのだろう? それは、なにものかが重力に逆らってとてつもない力でこの物体を支えていることを想像させるからだろう 不安なのか、安心なのか、見極めようとする本能が否応なく作動する そこに生を感じて、…

無限遠点

ほんの小さな紙に描かれる無限 ぼくはパースが好きだ そして、最近撮り始めた写真は、無限遠点に融けていくようなモノクロ写真だ

エントランス

ぼくが帰りたい場所は、こんなところなのか それとも、これは通いたい場所なのか 静かな場所だ 誰かが中で待っているのかもしれない

ドヴォルザーク 弦楽セレナーデ

大学生のときに、友人からカセットテープをもらってよく聴いていた弦楽セレナーデ。 セレナーデとは小夜曲と訳されるが、朝起きたばかりの時間に、コーヒーを飲みながら聴くのが理想的だった。 YouTubeで聴き比べてみて、当時の記憶を辿る。 www.youtube.com…

絵を描くこと

音楽で課題曲を弾く練習するのに使うのは、主に左脳だという。しかし、自分の中で昇華されて音を奏で始めると、だんだん右脳を使う割合が増えていく。 空間デザインを手描きでパースに起こすこともそれに似ている。 平面的に寸法を決めて、それをパースに起…

線の揺らぎ

過ごす空間が、その時の心と共振を起こす この世界に身を任せてもいいと思えるのは、そんな時だ 自然の中でそんな気持ちになるときはあるが、 人がつくった空間でも、それはあるだろうか?

世界に広がる危機感

核戦争の危機が迫っている、と口にしたのはプーチン大統領だ。 他にも、今年は世界中で数々の危機に直面する人々が急激に増えた年になっただろう。 ヨーロッパではワールドカップは盛り上がっていないらしいが、日本では相変わらず盛り上がっている。 コロナ…

無秩序を一つのイメージに閉じない

汚しうる美もSOTOCHIKUも、秩序の世界に無秩序を取り入れることだ。 今、時代はそのことを求めていると感じられる。 だが、それだけに危険だ。 無秩序は、一つの無秩序のイメージとして多様に過ぎるという理由で、逆に一括りにされて片付けられてしまう恐れ…