gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

前提条件を疑う

ぼくらは、思い込みから勝手に前提条件を設定してしまって、そこから出られずにただもがいていることが実は多いのかもしれない。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マ…

腐乱臭

腐ったときの異臭が強いものほど、栄養価の高い食べ物だといえないだろうか。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場← 未来の町並みをつくるファサー…

雨の音が聴こえる部屋で、仕事をするのが好きだ。それはぼくの周りに丸い境界をつくってくれて、やるべきことに集中させてくれる。主観的に熱中するぼくと、客観的にそのぼくを眺める視線。それが自分の中で両立するときに、ものごとはスムーズに進み始める…

ガーミン

走行距離、1キロのラップタイム、1分ごとのピッチ、消費カロリー、心拍数、などなどの数字を表示してくれる腕時計をつけて毎日を過ごしている。できるだけ体を動かそうというモチベーションになっているのは間違いない。生活の中で、優先順位が一番ではない…

筋肉痛

小1の陽向は、朝から自転車の練習を5時間もやった。それから、夜にはyoutubeを見ながらダンスの練習。まだ、体全体の動きがぎこちない陽向ががんばっている。次の朝には、たぶん生まれて初めての筋肉痛。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレ…

せつなさ

「せつなさ」を感じるような空間が好きだという人がいる。小説などもそうだと思うが、それは意図してつくられるべき類のものではない。その人から消そうとしても消せないものとして残る影のようなものに漂う類のものだ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン…

夏の匂い

土から上がってくる生の匂いが、快でもあり不快でもある。愛おしさとは、ときに不快でもありうるのだけれど、むしろこの不快を大事にしたい。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗…

うんていの練習方法

まずは高さになれることから。横棒に両手でぶらさがって、飛び降りる。これをくりかえす。これができたら、片手でぶらさがる練習。左右どちらの手でも3秒くらいぶらさがれたらOK。次は、両手でぶらさがって、次の棒に一つの手を移動する練習。それができ…

トレース

トレーシングペーパーを使って、トレースする。久々の原始的なこの方法に、胸が躍る。トレースしたものは、だれがやっても同じ結果になるわけではない。必ず、自分だけの線が現れる。シンプルな行為だからこそ、純粋に。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン…

著作権について

デザインなどのつくることに関する著作権については、社会として権利保護の方向性を間違っていると考えているので、私見を書かせていただきます。つくることの本質的な喜びは、何かをつくるプロセスの中にあると思っています。できあがった何かは、できあが…

満月の蛍まつり

今年も蛍を見に、清和の里へ出かけた。もう8回目だろうか。初めて満月の夜だった。月はきれいなのだが、月明かりがまぶしくて、蛍が目立たない。蛍もそれを察するようで、飛んでいる数も少なかった。来年からは、月齢を調べて見に来よう。 ← 創造性の連鎖で…

自転車の練習

外苑で自転車の乗り方を教えてくれるところがある。2時間のあいだ、ぶっ続けで同じところをぐるぐる廻らせる。まずはペダルなしの自転車を足で地面を蹴って、進めるようになるまで。つぎは、ブレーキを使って、止まれるようになるまで。そこまでできたら、…

覚えること・考えること

学校で習うことには、「覚えること」と「考えること」の2通りがある。覚えることは、それ自体頭は動かないが、今後、いろんなことを考える道具として必要なものだ。頭が動かないことは楽しくない。だから、覚えること自体は、それなりに工夫をしなければ、…

放り投げる

いっそ想いをすべて放り投げて 春待ち顔で眠りたい(「晩秋」より) 放り投げることを「やってはならない」と思わないように。ぼくはいつでも放り投げられるし、またいつでも戻ってこれる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボ…

ブレーキ

自動車免許の学校で、車の機能で一番大事なのはブレーキだ、と教わったのは鮮明に覚えている。フォードが自動車を発明したときは、そんなことはこれっぽっちも思わなかっただろうが、みんなが運転を始めたら、大事なのは安全ということになる。どんな発明も…

六本木

表参道オフィスには近いが、六本木は私たちにとって縁の薄い地域だ。問合せは多いけれど、なぜか人の温度を感じられない。以前はそうではなかった、とある人は言う。「若い人に、大人の振る舞いを教えてくれる街だった。」と。そう、酒場にはそんな大事な役…

cafe & wedding 22 オープン

cafe&wedding 22が吉祥寺にオープンした。これからどれだけの人がここを訪れて、どんな想いを抱くのだろう。その想いが人を変えることだってあるだろう。お店は、そんな大事な場所になる可能性を秘めている。どうか、その1シーンが映画を撮りたくなるよ…

トラブル

古いビルは、水道管の排水が詰まりかけている場合があって、工事のときには問題なくても、引き渡してお店が本格的に使い始めるとすぐに詰まってしまうことがある。詰りかけている、というのがやっかいだ。最初から詰まっているならわかりやすいのだが。そん…

みんなでつくる

大勢でひとつのことをやるのは、楽しい。例えば、お店のペンキ塗りをスタッフの人たち全員でやる。そこで得られる一体感は、清々しい。誰がやっても問題ないシンプルな作業は、そうやって進めていくのがよい。へたな人が一人二人混じっていた方が、できあが…

日本海側

東京から、列島を横断して、日本海へ。妻が走る高岡ハーフマラソンのためだ。日本海側へは、数回しか行ったことがないが、町の佇まいが好きだ。かつては、「裏日本」と呼ばれていた。侮蔑的だ、として呼ばれなくなったそうだが、裏の渋さを感じるからこそ、…

生きる力

小学校へ入学して生活が変わった陽向は、勉強のこと、友達のこと、部活のこと、など様々な問題にいっぺんにぶつかって、アップアップしているのが分かる。ぼくら親にできることはほんの一部で、陽向の悩んだ表情を見ることも多くなってきた。まあ、人間らし…

寂しさ

つくられたものから漂う「寂しさ」に心を打たれることがある。「侘び寂び」というくらいだから、「寂しさ」は美として人類に共通して感受されるものだ。子供の頃、流行っていたマイナーコードの歌の「寂しさ」に包まれて、ぼくは成長した。どれもが孤独を歌…

日本地図

熊本発羽田行きの左側窓際の席に座った。珍しくずっと地上が見えるくらい晴れている。瀬戸内海上空あたりから東京まで、ずっと下を眺めていた。高度1万メートルからだと、広げた日本地図の上を飛んでいるように見えるのだ。ときおり、家の屋根が光を反射し…

試行錯誤

創造の醍醐味は、試行錯誤にあるだろう。頭の中にひらめいたことを実際にやってみて、失敗すればやり直す。その繰り返しで、学んでいく愉しさを超えるものはない。学んだ結果として、試行の確度も上がり、結果を出すスピードも上がっていく。よいつくり手と…

分身の術

飛行機から海を見下ろすと、小さな雲の白い群れと、同じ形の黒い群れが、海を背景に模様をなしている。あれっ、なんだろう?と思ってもう一度見ると、黒い雲の群れは、海に映った白い雲の群れの影だった。影が実体と同じ重みに見えると、不思議な風景ができ…

家を自分で直すということ

震災に遭った実家を直しに行く、というつもりで熊本へ帰って、3日半をかけてできることをやった。やろうと思っていたこととは、全く別のことをやって帰ることになった。家は想像していたよりも、ずっと元気だった、ということだ。完璧といえる仕事はできな…

危険

キッチンキャビネットの扉が落ちた、と聞いて、見てみると、キッチンキャビネット自体の一方の固定が完全に外れていて、となりのレンジフードにひっかかって留まっている状態だった。傾いたせいで、扉が落ちたのだ。もう一度、大きな地震が起これば、確実に…

倒れかけた塀

塀が傾き、家の支柱が一瞬浮いて、ずれて着地する。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場← 未来の町並みをつくるファサードデザイン:GFファサード…

青い屋根

熊本空港の上空で高度が下がってくると、青い屋根がたくさん見えてくる。住宅の半分くらいは青い。ブルーシートの屋根だ。地震で瓦が落ちたため、雨漏りを避けるための仮設だ。これが最初の地震から1ヶ月半が過ぎた今の現状だ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗…

有機的

「有機的」を辞書で調べると、「有機体のように、多くの部分が緊密な連関をもちながら全体を形作っているさま。」とある。自然の組織のような、と言い換えてもいいかもしれない。ぼくらはせいぜいシンプルなものしかつくることができないが、自然の組織がそ…