gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

壊す勇気

YouTube撮影で長野のKZ邸へ。 グリッドフレームへ期待したことはなんですか? という質問に対して、オーナーはしばらく考えた後、 「壊す勇気、ですかね・・・」 とおっしゃった。 空間づくりが解体に始まるように、 ものごとを次へ進めるためには、必ず今あ…

ふれあいの未来

人と人が直接的にふれあうことから遠ざかってきたのは 去年に始まったことじゃない かつては本当のコミュニケーションの場といえば 酒場や喫茶店だったが 今ではすっかり コンピュータの中に引っ越してしまった 人の体温を感じる、しあわせな、誠実で、実り…

ウンリュウカラタチ

近くのガーデンショップで、魔女の森にあるような植物を見つけた。 こんな森だったら、怖くて入るのを躊躇するだろうな。

コの字カウンターの社会

コの字カウンターについては、以前にも書いた。フラットな関係性とコの字の中にいるひとりの主役。主役はだれにでも入れ替わることができる。 アメリカで建築を学んでいた頃、ぼくは課題のプレゼンテーションに全力をつくした。英語で話すのが得意でない自分…

アンカリング

自分がその空間にいたいと思うなら、 それはアンカリングされている空間だからに違いない。 何がその空間を繋ぎとめていると感じるか、 よく見まわしてみるといい。 地にしっかりとつながれている何かを見出すことができるだろう。

コミュニケーションの集積

GRIDFRAMEは、お問合せをいただいたら、弊社へお越しいただき、長いインタビューをさせていただく。ふつうは2時間、クライアントによっては6時間ということもある。 それだけ濃密なコミュニケーションの後には、尊敬の念とともに、未来のビジョンを共有して…

編集でカットされる部分

テレビと違って、ネットでは「テレビ番組の編集でカットされるような部分」をユーザーが求めている、という。 つまり、テレビは建前、ネットは本音だ。 それを知りながらも、ネットユーザーが選挙で保守を突き崩せないのは、きっと建前を見ている方が好きな…

断念

今日は、諏訪でYouTube計画最初の撮影日の予定だったが、明け方に中央高速が通行止めになり、断念。豪雪のため、とのことだ。 東京はわりと良い天気で、肩透かしな感じだった。なんとなくポッカリと空いた一日になり、とりあえず寝不足を解消する。 昼頃、家…

PCR検査

新橋へ、家族3人でPCR検査に。 1分しかかからないくらいの簡単な唾液の採取だった。 日本は、こんな簡単なことをなんで今までやらなかったのか? と疑問に思うことがあれば、利権が絡んでいるとすぐに考えた方がよいのだろう。 中国も韓国も、隣国は早期から…

ホドロイ

タイトルは造語だ。YouTube番組の小タイトルとして使う。 万葉集の中に「夜のほどろ」で始まるうたがあって、夜明けという意味だが、固まっていた夜の暗闇が融けていく、というニュアンスらしい。 「ほどろ」とは固まったものが融けていく状態を表すそうで、…

コの字カウンター

今、提案しようとしているプロジェクトのメインは、よく見るとコの字カウンターになっていた。 昭和の匂いのする居酒屋の定番・コの字カウンター。 遠い昔、2006年に「LB中洲通信」という粋な雑誌に私の記事を書いていただいたことがあるが、同じ号に「酒場 …

目のやり場

昭和の飲食店は、テレビを置いている店が多かった。 中には、音を消している店もあって、いわゆる観るためのテレビではなかったりする。 これは、目のやり場をつくるためだったのだろう。 目のやり場のない店は、居心地が悪い。 ちょっと油断すると誰かをず…

関わりを持たないように

陽向が同級生に「一緒に帰ろう」と言いに行くと、先生に「関わらないで」と止められたらしい。 その同級生とは家が近所で1年生の頃から一緒に通ったりしていたが、3年生のときにケンカをしてしまい、その後、ケンカによってケガすることを恐れて、周囲の大人…

職業の選び方

ぼくは、海外でダムや橋をつくる仕事をしたいと漠然と思って大学は土木工学科をめざした。 工学はたぶんそれほどぼくには向いていなかったのだろう。修士課程まで行ったにも関わらず、どうしても、現実と数字との距離感が埋まらないまま、ゼネコンに就職する…

海へ

久しぶりに九十九里浜へ。 今回は、動画を撮りに。 閑散とした、枯れた情景に深呼吸する。

5年後

「5年後、どうなっていますか?」 経営者をやっていると必ずそういう質問を受ける。「わからない。」と答える。 「5年後、どうなっていたいですか?」 質問を少し変えてくる。「元気でいたい。」と答える。 「やれやれ」 ここで相手は質問をあきらめる。 …

年賀状

今年から年賀状を失礼している。 facebookでつながっている人にはメッセージで、メールでつながっている人にはメールで、その両方でのつながりがない人には、メールアドレスを書いて寒中見舞いはがきを送る。 年賀状は正月の風物詩と見る視点がだんだん弱ま…

ブランド

「情報そのものよりも、それによって生まれるコミュニケーションが大事」 もう半世紀近く前(1973年)にドラッカーがこんな内容のことを書いているという。すでにその頃には、情報はオーバーフローしていたのだ。 例えば、YouTubeなら、コンテンツの配信だけ…

コロナ利権

政府はこれまでPCR検査の数を増やして、正確に現状把握しようとは考えてこなかった。おかしなことである。 利権と絡んでいることが指摘されている。民間にPCR検査を広げないで、保健所が独占する理由は次の利権があるそうだ。 ・国立感染症研究所の予算確保 …

腑に落ちるための場所

例えば、子育てに追われながら仕事をしている人は、本を読む暇も映画を観る暇もなかったりする。 どんなときに自分を振り返ることができるのか? ぼくにはできないが、走りながら考えることができる人もいるという。本当にそうか? ぼくにはぼくにインプット…

気づくこと、腑に落ちること

気づかせること・・・外部からのアプローチでできることはここまでだ。 そこから、気づいたことをその人が反芻し、腑に落ちるところまで持っていけるかは、その人の内部に任せるしかない。 ぼくらみんなが腑に落ちて変わっていきたい。辿ってきた道のりを確…

旅をしながら考え続けることはできるのか

ぼくは、旅によっていろんな新しい体験をした。 では、それらの体験を自分の中で整理し、腑に落ちるところへ持ってこれたのは、果たしてどこだったのだろう? 帰国してから動かなくなってからなのか、それとも、旅の途中だったのか? 例えば、ぼくは大学院の…

空間をなめんな

このタイトル、ぼく自身に向けて書いたものだ。 ぼくは人のために空間のデザインはするけれど、自分の家については特にこだわりを持って生きてこなかった。一日中、オフィスで仕事をしていて、家は帰って寝るだけの場所に過ぎないという認識からだ。 また、…

秘密基地

子供の頃だれもが憧れるのが、秘密基地をつくることだ。 ぼくも何度か、友達と一緒につくろうとした。だが、いずれも完成まではいかなかった。 材料が簡単に揃わなかったこともあるが、結局はそんなにそれを求めていなかったのだろうと思う。 そのころはまだ…

人まね

陽向の調子が今一つだ。ぼうっとしていて、表情に精彩を欠く。 親としては、生き生きと過ごしてくれれば何をやっていようとかまわない。 そこで、「陽向から見て生き生きとしている人の人まねで一日過ごしてみるのはどうか」と提案してみる。 人まねで一日過…

2021の指針 2

その後、情報化社会が急速に進んで、発展途上国と呼ばれる場所にも世界各国の情報で溢れ返るようになった。 今回の旅で、どの地方へ行っても、同じチェーン店で食事や買い物をし続けることができるように、たぶんどの国へ行っても同じような経験しかできなく…

2021の指針 1

暮れから新年にかけて一週間、家族3人で車に泊まりながらSOTOCHIKU探し1500キロの旅に行ってきた。 今回は東京から西へ進み、浜松・天竜川沿岸、桑名・揖斐・長良川沿岸、伊勢・五十鈴川・二見浦、熊野古道、高松、豊島、徳島・吉野川沿岸、名古屋、箱根湯本…

車の旅7日目(名古屋城ー箱根フォレストアドベンチャーー東京)

結局、休みの最終日まで旅行を続けることになった。 名古屋城の良く見える公園で目が覚める。今日もいい天気だ。 最後に箱根のアスレチック施設に寄って帰ることになった。行ったらビックリ。自然の木にプラットフォームをつくり、隣の木へワイヤーをつたっ…

車の旅6日目(吉野川ー亀山サンシャインパークー名古屋・天然温泉アーバンクア SPA & LIVINGー名古屋城)

そろそろ家族に疲れが出てきているのを感じて、今日は頑張って東京まで帰った方がよいか、と思いながら目覚める。 吉野川の河畔へ。たっぷりとした水をたたえる川は、静かでスケールが大きい。同時に、大雨が降れば直ちに氾濫してしまうことが容易に想像でき…

車の旅5日目(高松港ー豊島(家浦港)ー豊島美術館ー横尾館ー讃岐うどん屋ー徳島・吉野川)

豊島行きの船は40人乗りくらいだろうか、小さなボート。旅の疲れが出てきたのか、30分ほどみんなぐっすり寝る。 スッキリした気分で、豊島美術館までの3.5キロをのんびり歩くことにする。今日は、夕方高松に戻るまで運転から離れられる。解放感。瀬戸内のの…