心を鎮めて丹田に気を集中すると、全身に力がみなぎってくる。・・・ということを実験しながら、皇居の周りを走っている。
この実験が成功しているかどうかは不明だが、そんなことに夢中になっていると、全く疲れを感じない。
単に自分に同情する暇がないだけかもしれないけれど・・・。
ぼくは子供の頃、明治生まれの先生から柔道を教わり、精神論を叩き込まれた。つまり、精神の強さが体の強さに直結するということだ。
もちろん、完全にそれを否定する人はいないだろうが、一方で科学的トレーニングを軽視しているということはあったと思う。
丹田は科学的にはその存在を証明されていないが、精神と肉体をつなぐ役割にあるのかもしれない、と思う。
ちょうど体の中心に位置するため、そこへ気を集中することによって、熱を集中させ、全身の血流を促す効果があるかもしれない。
また、丹田に気を集中すると、恐怖を感じない、という話もある。これは、体の「重心」という物理的中心に、気を集めることで、心が静止した水面のように安定する、ということかもしれない。
実験結果は、・・・うーん、そんな気がする、といったところか。