gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

朝の散歩

朝の目覚めがよくない陽向のために、家族3人での朝の散歩を始めた。 桧町公園を、ぼくは走って二人は歩く。 これで始まる一日は悪くない。

システマティックとクリエイティブ 2

(昨日からつづく) だから、新しいモノを人は求める。 建築や空間に新しいモノを求めるとき、ぼくらのようなクリエイティブな世界にいる会社に声がかかる。 だが、そのとき問題なのは、新しいモノを考える前には、お金が支払われないことだ。クリエイティブ…

システマティックとクリエイティブ

予定調和と予定不調和と書くと、どうしても予定不調和の方に肩入れしてしまうから、それを別の側面から見て、こう書いてみた。 「仕事には、大きく分けるとこの二つがある」という視点でぼくは生きている。他の人にはもっと別の視点があるだろう。だから、こ…

ブラックボックスの中を見ようとする

陽向へ処方された数々の薬を懐疑しながら、今日もインターネットや本で調査を続ける妻がいる。 知識がストンと腑に落ちるまで、彼女の探索はつづく。 その能力は、常人を遥かに超えているのは間違いない。 ブラックボックスをそのままにしておかない。 専門…

補助金という制度

ものづくり補助金に採択されたのは2月半ば。しかし、ぼく宛に送られたはずのその通知メールが発見されず、ぼくが採択されたのを知ったのは、「補助金の実施期間はあと半年になりました」という内容の通知メールが届いた8月半ば。 焦って手続きに入るも、やり…

足指伸ばし

妻が陽向のために買った本に「足指伸ばし」というものがあったから、チラッと覗いてみた。 確かに日頃、足指の動きを意識することは少ない。 最近、フォアフットで走るようになってから、足指に意識が行くようになって、これらの可動域を広げることにいろん…

求人

事務・経理を1年間頑張ってくださった真由さんが渡米することになって、今年もこの時季に求人している。 以前にアプローチしてくださって、お互いの旅の話で盛り上がった人に声をかけている。 「旅と平和」の佐谷さんと事業を始めようとしているタイミングで…

吉良康矢展

昨日は南房総の吉良康矢展を見に行った。 イタリアのフレスコ画から彩色層のみを剥ぎ取って、他の支持体へ移し替えるストラッポ技法を使ってつくられた作品や金属凹版によるメゾチントなどの作品が展示されていた。 「千葉は広くて、世界は近い」というタイ…

陽向、鋸山を登る

陽向に千葉へ向かう車の中で「できないかもしれないことをやってみると、できたときにうれしいんだよ」と話すと、「鋸山をのぼりたい」と言う。 このところ、意欲を感じられない陽向がそう言ってくれたのはうれしかった。 登ってみると、母親よりも元気に歩…

蘇我入鹿

645年 大化の改新 天皇の権力をしのぐほど強くなった蘇我入鹿が中大兄皇子と中臣鎌足に暗殺される。 ・・・と陽向の歴史年表に書いてある。 ふーん、強くなると殺されるのか・・・。 疑問に思って調べてみるが、天皇の座を狙う山背大兄王を自害させたとある…

国はどこへ行くのか

衆議院選挙に何を期待すべきか? 国がおかしいのは、政治家がおかしいからだ。 そして、政治家がおかしいのは、国民がおかしいからだ。 自分はおかしな国民に含まれているか?それも大事な問いだ。 とりあえず、自分は棚に上げたとして、今の政府をそのまま…

気力か、世間体か

集中力を失っている陽向に病院で処方されたのは、気力を失わせてしまう鎮静剤だ。 短期的に症状を抑える。根本は改善しない。いや、それどころか悪化していく。 いわば、世間体と引き換えに気力を失わせる薬だ。 ぼくらからしたら、それはとんでもない誤診だ…

漁網

保田のソトパクをつくるためのSOTOCHIKU素材として、新たに漁網が浮かんだ。 保田の漁業の歴史に想いを馳せるようなものでありたいし、何よりも網から逃げようとする生物の活力を感じられるものにしたい。 それは、コロナ禍を経て新しい時代へと抜け出すエネ…

設計施工

設計施工を一括で依頼する場合、設計と施工を分割して依頼する場合と比較して、どのようなメリットがありますか?という問いに答えて・・・ ・・・・・ 一般的には、設計施工一貫の会社とは、自社で設計業務をして、特定の人員(外注であることが多い)が施工…

海沿いを走る

このところ毎週末に来ている九十九里。今日は走るためにやってきた。 今日の浜辺の砂は軟らかく、一歩一歩沈むから疲れるし、スピードも出ない。 でも、それに逆らわないで、ゆっくりと走る。

日の出桟橋

今日は、家族3人でゆったりと外出するのをなるべく近くで、ということで見つけたのが日の出桟橋だ。 ゆったりと海上バスの往来を見ながら、仕事をして過ごす。

路傍の草

これは本当の笑顔だと、みんな知っている。 100歳の車椅子のおばあさんが、ピンクの着物を着てカメラの前で笑っている。 以前着たのは一体いつだったかも思い出せない。 夢を見ているようだよ。 世の中にモノがまだ少なった頃は、たくさんのモノが輝いて…

コロナの鎮静化

東京のコロナの1日の新規感染者数は二桁に減ってきた。 政治はワクチンを打った以外は、何もしていないに等しい。 第6波は必ず来ると言われているが、この静けさは何だろう。 世界的にはコロナの影響で工場が止まったり、輸送が止まったりで、いろんなもの…

陰翳礼讃

谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」は、アメリカで日本建築を学ぶときに必読の書として出てくる。しかし、正面からそれを読み解こうとする者はまれで、私も一節に触れたくらいで、そのイメージを心に描いたのみだ。 障子から入る自然光によって変化する室内の一日の変…

医者と家族

概して医者は一般的なことしかいえない、と思って間違いではないと思う。 どんなに人格者であろうと、例えば10分患者と話したところで患者の何がわかるか? もし、医者がぼくらがクライアントにインタビューするように2時間をかければ、理解度は違ってく…

今までの人生で最高の日

陽向に「これまでの約12年間で最高の日といえば、どの日のことが浮かぶ?」と訊いたら、 ・・・「あした」だそうだ。 子供に学ぶことは多い。

三角屋根

パクチー銀行の入口の三角屋根に頭を痛めている。 このダサさをどのように解消するのか? ここまで書いていたら、アイディアが浮かんだ。 そうだ。ずっと工事中の象徴にすればいい。 工事中の状態は、万人に咎められない、というメリットもある。 頭を痛める…

内側

それが内側からの笑顔なのか、みんな知っている。 100歳の車いすのおばあさんが、ピンクの着物を着てカメラの前で笑っている。 ここ30年の世界が推し進めてきたのは、内側からの感情の排除だ。 世界はすでにモノに溢れ、それを手にして笑っていても本当…

89マイル

11月20日オープン予定の「SOTOCHIKU&パクチー銀行」(ソトパク)を共同経営する佐谷喬さんは、パクチーハウスを経堂でオープンした2007年以来、89(パクチー)という数字に徹底的にこだわってこられた。 ついこの間、89キロを走るという離れ業…

休む

夏休みからそのままリモート授業に入り、しかも受験するかしないかはっきりしないというプレッシャーも加わり、陽向の精神はちょっとずつ疲労してきたようで、今のところ調子が悪い。 今週は病院へ検査に連れて行ったり、母親とともに忙しくしている。 どこ…

URUSHI

学芸大学のビストロURUSHIへ。 以前、お店を大岡山でつくらせていただいたことがあるオーナーシェフのお店へ。 現在は、地元のお客さんがついて、愉しく料理をつくっていらっしゃる。 お店も数か月かけて、居抜きをご自分で改装されていて、他にはない空間に…

子犬

グリッドフレームのオフィスを深夜に出ると正面の家から「ワン、ワン」と子犬が吠える声がする。かわいい声で、きっとぼくたちに、「おつかれさま」と言ってくれてるんだ、とぼくたちは笑顔になる。 それが1年以上も続いていた。子犬の姿は見たことがないが…

郊外の飲食店

郊外に飲食店を出店予定です。コンセプト決めや内装について、都心での出店と比較した際にどのようなポイントに注意すればよいでしょうか。という問いに対して・・・ ***** コロナの影響で、人の都心から郊外への流出は今後、加速していくと言われてい…

笑う

最近の陽向は、言葉が通じなくなって、笑いが止まらなくなったりする。 休んでばかりいるように見えたけれど、実は全力で闘っていたのかもしれない。 陽向が泣くことは少ない。今、泣くことと笑うことはほとんど同じだけれど、ならば笑っていた方がよいから…

海辺の夕闇

ちょっと壊れ気味の陽向を連れて、急遽九十九里の海へ一泊の旅。 暗くなる直前に浜辺に到着。広い空が、だんだんと重さを増し始める。赤や黄色や青がどんどん沈んできて、やがて漆黒の闇に。波の白さだけが浮かんでは消える。 久しぶりに歌いたくなったのは…