gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

富士サファリパーク

すごい数のライオンの群れを見た。ケニアの国立公園でも、こんな群れを見ることはないだろう。 食物連鎖から解放された動物たちには、どこかその動きに余裕が見られる。チーターの振舞いの気高さもそこから来るのだろう。 草食動物たちも、みなのんびりと優…

死が近かった頃

牛島辰熊や木村政彦の伝記を読んでいると、破天荒な生き方に映る部分は、実はその時代としては、さほど珍しいことではなかったのではないか、と思われる。 死に蓋をしない人生は、今の時代から見れば、子供っぽく映るが、逆に言えば、ぼくらがつまらない大人…

海外からのクライアント

ここ数年、弊社のクライアントは、外国人が過半数を超えている。 時代の流れを感じる。そして、日本のショッピングモールなどを見て、無理もない、と感じる。 未来に新しいものを求めている人には外国人が多い、と感じているのはぼくだけではないだろう。

写真撮影

中目黒Liveltyと代官山patisserie+flowerの写真撮影に伺った。 奇しくも、Liveltyは曲面壁に平面棚、Patisserieは平面壁に曲面棚という対照的な空間だ。 Livelty Patisserie + flower

映画 トイストーリー4

保育園の女の子が、ごみ箱に捨てられたものを材料につくった人形が、おもちゃとしてウッディのように動き始める。女の子にとっては、一番大切なおもちゃだ。 人形は、最初、自分をおもちゃと認識できない。(つづく)

任せることができない人へ

例えば、企業の一担当者から、空間をつくる仕事の依頼が来るとする。 その人は、辿っていけば、その企業の社長から仕事を任されているのだ。 だから、自分が価値を判断できない部分でも、なんとか自分で判断しようとする人が多い。 上司から、何でこんなふう…

任せること

自分がやりたいことは、自分でなければできないことだ。 それを人に任せたいとは思わない。 そうでなければ、自分の全てを出し切れない。 それ以外は、人に任せる。 任せるとすれば、100%任せる。 そうでなければ、その人の全てを出し切れない。

社会を考える人/考えない人

牛島辰熊と木村政彦の師弟は、体格もその柔道の特徴も同じだが、前者は社会を考える人、後者は考えない人だった。(つづく)

未来

未来はどうなっていくのか? このところ、よくそのことを考えるようになった。 建築を勉強し始めたのが、26歳の頃だった。その頃に得た考えは、「だれもが創造的になれる社会になれば、きっと幸せな世の中になる」というものだった。 そのような世の中に変っ…

闇の力と感動

昭和の時代には、今よりももっと感動があったような錯覚かもしれないイメージがある。 混沌としていたからかもしれない。現在は、明かりに照らされ、整理されたように見える部分が、昭和の時代は、暗がりで蠢いていたからかもしれない。 ショービジネスの背…

柔道の歴史

戦国時代に、相手を殺すために成された術は、平和の時代になるとスポーツに変わる。つまり、勝ち負けのみならず、自己鍛錬、精神修養のためのものに変わる。 殺法から活法へ。どんな格闘技も、そうだろう。 今では、柔道は、見ている者が楽しめることを主眼…

子供

牛島辰熊が小学2年生の頃、町で大雨が降って、近所の川の水かさが増えた。小学校3年生の男の子が誤って川に落ち、どんどん流される。大人たちが、どうすることもできずに岸を追いかける中、牛島が川へ飛び込んだ。「あぶない!」という大人たちの叫び声がす…

スタッフ募集に際して

https://shigoto100.com/2019/08/grid-frame-4.html グリッドフレームでは、設計スタッフ、制作スタッフ、経理スタッフを募集しています。 今、子育てをしながら、子供が将来に大きな夢を持てるように、ぼくらの姿は映っているだろうか、と自問しながら、さ…

受け身

広い柔道場を家族3人で借りて、受け身の稽古をじっくりとやる。 ちょっと暑いが、妻も陽向もずいぶんうまくなった。 受け身は猫が手本、と子供のころに通っていた塚本道場の先生が言っていた。 猫のように、しなやかに、緩急をつけて、自由に体を動かす。 そ…

instagram

instagramを始めた。これから、しばらく3枚ずつ、更新していこうと思う。 プロジェクトの引いた写真、風景写真、ディテール写真の3枚。 説明的にならないような組み合わせにすることで、受け取る側の自由が生まれる。 3枚に開いた関係性をつくる。それが目的…

説明

説明する、ということの窮屈さから逃れたい。 いつもマージンがある関係性をつくりたい。 並列で、なんとなく関連のあるものを並べていく。 それぞれは、「そして」でつながる。 「だから」は、自由につくればよい。 それをつくっているときが、今の自分。

弱者

戦時中、中国で数々の残忍な命令を強制した上官が、戦後商売で大儲けをして、最初は陰で批判していた周囲も彼を持ち上げて、戦友会では一番上座に座り、誰も昔の話をしようとはしない、という話をfacebookで読んだ。 もちろん日本だけではない。世界中が金儲…

暑い日が続く。 夏休みの陽向は、少し体調を崩しながらも、勉強にスポーツに頑張っている。 子供とともに頑張る、夏。

雲竜柳

好きなスペイン人の建築家にミラレスという人がいて、その人の自宅の本棚にニョロニョロしたかたちをしたドライの木が白く塗装されて、横たえてある写真をとても印象深く覚えている。 もう20数年も頭の中に眠っていたが、花屋さんのクライアントに「雲竜柳」…

映画 父の秘密

2012年。メキシコ。 父母娘の3人家族。ある日、母と娘が乗る車の事故で、母を亡くす。 父と娘が過ごす日々は、一見、いたわりあう静かな生活に映る。だが、父は妻の死に対し、怒りの矛先がなく、仕事場でイライラを募らせる。そして、娘は学校で酷いいじめに…

柔道の歴史

陽向の夏休みの自由研究に「柔道の歴史」を調べることにしたから、一緒にパソコンで調べていたら、ぼくの通った久留米の塚本道場の塚本熊彦氏が慕っておられた、牛島辰熊氏の話がたくさん出てきた。 牛島辰熊氏は、道場にも何度かいらしたので、生前の姿を拝…

汗をかくのが気持ちの良いときと悪いときがある。 かつて夏が好きではなかったのは、汗をかくのを気持ち悪いと感じていたからだ。 今年は、気持ちよく汗をかいている。 最近、夏は好きな季節になった。

限界

自分の限界を引き上げることを成長というのかもしれない。 陽向が「ムリ」などのマイナス発言をすることが少なくなってきた。 しんどい状況で、顔をゆがめているか、涼しげな顔をしていられるか、で個人の可能性は大きく変わる。 少しずつ限界を引き上げてき…

標準化

「標準化」によって作業効率を高めることで事業を成功させてきた人が、「標準化しない」ことを目標においてものづくりをしてきたぼくらに店づくりを依頼する、というプロジェクトをいくつか抱えている。 78:22の法則のように、二つが混じり合うことでも…

コルクの模様

数年間マウスパッドとして使っているコルクの模様のスケッチ。 いろんなものに見えてくる。

HIROSHIMA

74回目の広島原爆記念日。 なぜ原爆が落とされたのか、と考えるようになったのは、実は最近かもしれない。 別に、大きな理由はない。戦争をしていて、相手は敵だから。破壊力を持った兵器があれば、喜んで使う。それだけ。 兵器の力で、新たな戦争を抑止して…

早朝

朝、なかなか起きることができないのが、陽向についての悩みだった。 夏休みに克服しようと、毎朝6時に目覚ましを鳴らして自力で起きることを続けている。 そして、すぐに着替え、ジョギングに。 午前中、ボーッとしていることが多かったこれまでとは違って…

自分の柔道場

ある自治体の体育館へ行って、空いている柔道場を貸してもらった。 そこで、陽向と一対一で2時間の練習。まるで自分たちの柔道場のようだ。 初めて畳の上で教えることができた。 4年生になり、体が大きくなってきただけあって、思ったより重さを感じる。 組…

二つの提案を終えて

今週は、比較的大きなプロジェクトを二つ提案した。 どうしても睡眠不足になる。これは、ずっと変わらない。 ぼくらが空間をつくるときに問題にしているのは、人の心を動かすエネルギー(熱量)の高さについてだ。 今つくられている空間からは、この熱量を感…

素材のエネルギー

SOTOCHIKU素材を探す理由は、空間に及ぼすエネルギーの高い素材を使いたいからだ。 各素材ごとのエネルギー値(-1~5)を決定しているのは、ぼくらの独断と偏見だが、きっとたくさんの人が同意してくれるのではないか、と思う。 SOTOCHIKU素材 3~5 鉄 2~4 …