gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

いのちのリレーを未来へつなぐ

【被災して壊れたモノが片付けられてしまう前にぼくたちへ寄付してください】 災害は脈々と続いてきた生活の場を一瞬にして破壊して時間を止めてしまいますが、今、壊れたモノはまだ残っています 壊れたモノは、そこに生命の営みがあったことを記録するもの…

能登半島地震で壊れたモノを未来へ活かすプロジェクト①

今日からGFスタッフMさんが現地に入り、石川県災害ボランティアに参加。いよいよプロジェクトの始動です。 ぼくは、熊本地震で母親の住む実家が半壊した経験から、被災された方々の願いはとにかく一日も早く日常を取り戻すことだということを知っています。…

沈黙

今日の陽向は、少し水を飲んだ。そして、少し食べた。 ほっと一安心。 穏やかだ。 そして、「カラオケに行きたい」という。 近くのカラオケに3人で行く。 でも、彼は歌わない。 好きな曲では、ニコニコしていたが、結局1曲も歌わないで終わる。 いつもなら…

気力

陽向は、ハンストしているのか、それとも、食欲を失っているのか? 今日も何も口に入れない。そして、喋らない。 病院へ連れていくか、それとも食べるのを待つか? 気力は感じられる。 目に力もある。 とにかく水を飲ませようとするが、ことごとく拒否してく…

食べない

食欲が減退してきたな、と思って見ていた陽向が昨夜から食べなくなった。 一日中、口に何も入れない。水も含めて。 原因は精神的な疲れなのか? どうすれば食べられるようになるのか? 元々蓄積した体力のおかげで、まだ一緒に走ることだってできる。 土曜日…

下北沢

久しぶりに下北沢を歩く。 以前はもっとごちゃごちゃした町だった。今はずいぶんすっきりとしてきた。 まあ、でもこの写真は以前の下北沢らしい。バロンデッセをつくらせていただいたこのビル。 こんなビルがなくなったら、ずいぶん寂しく感じるだろう、とは…

能登半島地震で壊れたモノを未来へ活かすプロジェクト 5 能登半島地震で壊れた建物の関係者をご紹介ください

以上のように、地震で壊れたものを集めて、空間づくりの素材として使用し、未来へ受け継いでいこうと活動を開始しました。 個人的にも、2016年に起きた熊本地震で母が一人で住む実家が半壊になったこともあり、被害の状況のビデオを見ては心を痛めていました…

能登半島地震で壊れたモノを未来へ活かすプロジェクト 4 活動内容(予定)

まずは、ボランティア活動を通じて現地にコンタクトすることから始める。現在能登半島地震のボランティア活動は大きく分けて自治体が個人の活動をまとめてコーディネートする場合とNPOや地域と学生などが自治体と交渉しボランティア活動をする場合があると思…

能登半島地震で壊れたモノを未来へ活かすプロジェクト 3 能登半島にSOTOCHIKUを活かす

今、ぼくたちは、能登半島地震で壊れた建物から、ソトチク素材を集めて新しい空間に取り込むことができないか、と活動を始めている。 その先頭に立つ山崎誠は、13年前の東日本大震災で復興ボランティアとして2年間、東京から毎月40棟しかない海辺の小さな集…

能登半島地震で壊れたモノを未来へ活かすプロジェクト 2 SOTOCHIKUプロジェクト

ぼくらグリッドフレームは、「風雨や日光に晒されたり、生命活動の場にあり続けることで時間や生命の営みを記憶した素材を寄付で集めて、新しい空間づくりの素材として生かす」という試みを5年ほど前から始め、そのプロジェクトをSOTOCHIKU(ソトチク)と名付…

能登半島地震で壊れたモノを未来へ活かすプロジェクト 1 能登半島地震の現況

令和6年1月1日に発生した能登半島地震では家屋の倒壊、火災、津波、土砂崩れによる交通の寸断、海底の隆起など多岐な災害が発生し2ヶ月以上経った現在でも復旧が進んでいない。 能登地方は半島という地理条件の下、震源地に近い半島先端部への交通手段は…

アフリカでの心的配置

ぼくは20歳でアフリカのケニア・タンザニアを旅して、何を得たのだろうか? アフリカのアートに魅了されている、という方にそのときに経験した何を伝えようか、と考えたときに、自分なりに発見があった。 ぼくは日本にいるときに、日本の暮らしと最もイメー…

セピア色の正体

アーティストのYellowYellowさんが、「き成りと黄変という言葉の違いは何か?」という問題に言及された。 そして、「黄変という言葉は、建築業界では使いますか?」と。 実は、ぼくは一般にはネガティブにみられる「黄変する塗料」をずっと前から求めていた…

祭り

祭りとは、共同体の中で溜まった様々なネガティブなものを一斉に発散して、また正常な日常を始める、というサイクルを生み出すための重要な機能を果たしている、というのが一般的な理解だと思う。 外部に出会う一瞬をつくる、ということだ。 これはABCDでい…

工場の静けさ

夜の工場の静けさのように。

黒皮鉄板の隠れた模様

鉄板を染めると浮いてくる模様。予定不調和が面白い。

アスファルトの白線

タクマクニヒロさんが撮られたアスファルトと白線。 これをSOTOCHIKU素材として見つけられないだろうか?

美容室ecruの制作を終えて

「工場の廃墟をつくってください」というご依頼のリノベーションでした。「真っ白な壁では汚さないように動かねばならないので、スタイリストがのびのびと動けないのです」と。 「廃墟」をつくるとは、どういうことか?時間が為した仕事を人間がどのように為…

美容室ecruの壁

テーマは「廃墟」。元々広がっていた白い漆喰壁に廃墟の時間性を表すために、アーティストのアトリエとして、壁に線を描いては、薄い白で塗りつぶす、という行為を最初に描いた線が消えるまで繰り返しました。 そして、その表面にさらに重ねるものとして、埼…

漫画を描くこと、それをドラマ化すること

漫画を描くことと、それをドラマ化することは、全く性質が違う。 漫画のつくり手は原則として一人の作家であり、ドラマのつくり手はプロデューサー、脚本家、撮影監督、俳優をはじめとして大勢が関わってくる。 大勢でつくる作品には、それぞれの人の個性や…

原田真二のライブ

原田真二が出演するライブへ家族3人で行ってきた。 彼は能登半島地震へチャリティコンサートを開くために駆け付ける予定だという。被災された方を元気づけるために、自分のできることを精一杯やる。 ぼくたちグリッドフレームも、被災された方を元気づけるた…

歩道橋

いちばん近い場所にある歩道橋にこんな美しさが。