gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

でんぷん

植物性のでんぷんのみでつくられたでんぷんのり。 ものづくりには結構重宝する材料ではないか? 今後、いろんな結果を発表していけるだろう。

読書歴

読書歴を大まかに振り返る。 ぼくは日本で大学を出るまではあまり読むことが好きではなかった。 いや、読むことは好きだったが、読むスピードが極端に遅いため、思想書なら数か月は読み続けることを覚悟しなければならない。 読まねばならないだろう本の数を…

静かな世界

世界が静まり返っている。 未曽有の新型コロナ感染者数を抱えて、耳を澄ませば空笑だけが聴こえてくる。 よい静寂ではない。 いや、よい静寂なのかもしれない。 後遺症によって、脳に霧がかかったような人たちが世界に増えている。 人間の意図的活動が縮小す…

落ちる

「目からうろこが落ちる」も、「腑に落ちる」も、「落とす」とは言わない。「落ちる」だ。 つまり、分かるっていうことは、他力本願だ。自力でできることは少ない。 天命を待つのみだ。

カブラの冬

第一次世界大戦で、ドイツに対する周辺国家の経済制裁が76万人の餓死者を出した。 戦闘では負けていなかったドイツが、経済制裁で負けた。 戦後も経済制裁は解かれず、数多くの女性や子供の命が失われ続けた。 その恨みが、ナチスを生み、第二次世界大戦へと…

強くなるために

国はもうコロナと関係を切りたいと思っているようで、2類から5類へ格下げを図っているようだ。 これから起こるさまざまな後遺症などは自己責任で、という方向だ。原一男の「水俣曼荼羅」が話題になっているが、役人はとにかく何が起こっても賠償責任を放棄…

使命

今やっていることは、命を使うに値するか? そんなにとんがる必要はないが、安売りする必要はもっとない。

散歩は無限大

陽向の卒業文集のタイトルは「散歩は無限大」だそうだ。 SOTOCHIKUを始めたぼくの息子らしい。 雄渾な旅をする人になってほしい。

一回性

父親が交通事故に遭い、この世からいなくなったのは一回性の出来事。 もう戻ることのない、取り返しのつかない出来事。 一瞬の点が境になって、生死が分かたれる。 父の魂は、道路に横たわる自分の体を見て茫然としただろう。 こんなにあっけなく77年間続い…

命の危険

ぼくらは自民党の政治によって、命の危険に晒されている。 東京都民は小池百合子によって、と言ってもいいだろう。 今日は東京の感染者数は1万人を超えたと発表された。正確には、10万人を超えたといってもいいと言われている。 オミクロン株を日本に入れな…

硝子企画舎

井上剛さん率いる硝子企画舎をお訪ねした。 硝子にサンドブラスト加工をしたかったからだ。 硝子工芸家として精度の高い作品を数多くつくってこられた。 一方で商業建築のファサードなどのガラス部分をつくり、銀座の交差点でその作品を見ることができたりす…

無限責任

経営者は無限責任を負っている。 従業員は有限責任を負っている。 つまり、経営者はいいモノをつくろうと思えば、いいモノができるまでやめてはならない。 しかし、従業員はいいモノをつくれなかったとしても、決められた時間が来れば帰っていい。 これが新…

幾何学

建物に幾何学があれば、内装空間はそれに従うようにつくるのが自然である。 建物が喜ぶからだ。

徹夜明け

提案日は相変わらずほぼ徹夜明けだ。 以前より疲れが抜けなくなった、ということはない。 以前から、徹夜は人並み以上に苦手だ。 一方で、提案後の至福感も以前と変わらない。 もう寝てもいいんだ、という布団に入る瞬間も好きだ。

聖なるもの

それまで騒いでいた子供たちが何かを感じて、つい静かになってしまうような空間がある それは、時間が生まれる音を聴いたからかもしれない 夜明けのことを「夜のほどろ」と表す歌が万葉集にある 「ほどろ」とは、解く(ほどく)、施す(ほどこす)、迸る(ほ…

感染者数と入院数

コロナの感染者数に対する入院率が、イギリスやアメリカに比べて日本は10倍以上という不思議な統計が出ている、という。 重症化率が国によって大きく違うことは考えにくい。つまりこれは、日本では欧米に比べて単に感染者を捕捉できていないからではないのか…

社会は何のために存在するのか

オミクロン株は今までのコロナとは全く別物。最初から、そういった桁違いの感染率とともにをうモノとして11月末に世界に紹介されたはずだったが、岸田政権は外国人の入国のみを締め出し、海外からの日本人の入国はPCR検査もなく許すという、意味不明の不徹底…

民主主義

民主主義では物事が進まない。 だれかリーダーがいて、周囲のブレインたちが支えていく、という体制に見えて、実は選ばれたリーダーは、周囲の関係性を保つために自由な判断は許されない。 ①周囲の関係性はどうでもよいから、全体のために正しい判断ができる…

ブラン

ローソンのパン棚に「ブラン」のパンがたくさん並んでいる。そんなに健康を気にしていなかった頃は、なんだか茶色くて、わざわざ食べたいとは思わなかった。 もちろん、調べてみればいろいろ体によいことが分かるのは予想できたけれど、別に今、問題ないし・…

後光が射すような空間

上から注ぐ光 その神聖なものに光が降り注ぐ 外からやってくる何かを背後に感じて それを絶対的に信頼する一人の子供を 背後から一人の大人が守る 原子が二つ固く結び付いて分子となった酸素のように 空間を軽やかに自由に飛び回る この空間には、そんな分子…

子供が嫌いなこと

子供はだれでも何かを他人に強制されるのが嫌いだ でも、大人になるということはある意味、それに耐えられるようになることかもしれない だから、いつの間にか大人は子供の頃に自分が嫌いだったことを忘れてしまって、平気で子供に何かを強制したりすること…

土壁の商品棚(SOTOCHIKU)

土壁を素材として切り出し、新しい空間に使用したい。 この思いは、もう30年以上も続いていた。 子供の頃、熊本にある父方の実家に目立たない暗い部屋があり、ぼくはその壁が大好きだった。 それは土壁でできており、ぼくの記憶では少し崩れたところがあった…

子供の伴走者

子供が行きたいと願う未来へ伴走する者は、向かい合うことをしない。 必ず、子供と同じ方向を見るよう、横に並ぶが少し後ろから、子供を観察する。 子供が伴走者を観察することはない。 伴走者は、子供の守護神であり、絶対的な存在なのだ。 いつも背後から…

寒い夜の黄色

夜のパクチー銀行。Yellow Yellowさんの展示が駅側の窓に映り込む。寒い冬の夜に、土壁と黄色が温かく浮かぶ。

伴走されること

小学生の子供は、道を進んでいくために伴走者を必要とする。 その伴走者は、同じ方向を向いて横にいるが、半歩だけ後ろにさがって子供を見守っている。 子供は、彼に絶大な信頼を置いていて、「この人がいればどこまでも行ける」と信じている。 つまり、守護…

子供に教えるということ

長机に子供と横並びになって座り、問題を解く子供を観察する。 向かい合うと子供の表情を見るとき、子供が気づいてしまう。 横に座って、少し後ろ側から子供の顔が見えるようにすると、子供は顔を見られても気づかない。 どこは分かっていて、どこで躓くか?…

SOTOCHIKU空間をつくって分かったこと

ぼくらつくり手は、「自分たちの自由につくってよい」といわれるとハタと困る。「はい、好きにしゃべってみて」と言われたら困るのと同じだ。だから、初めて自分たちのショールームをつくる、ということになったとき、いつも以上に何をつくるべきかを悩んだ…

車中泊とホテル

昨年と違い、今年は妻がホテルに泊まりたがる。 車中泊と決めていた昨年は、寝る準備のときなど、結構寒い思いもしたが、その面倒も含めて愉しかった。 いわば、生きている感じがしたのだ。 広島だけは、夕方によいホテルが見つかってそこに泊まることになっ…

車の旅6日目 桂川SA~多治見・土岐~東京

ひたすら東へ。 最終日は、美濃焼を見に岐阜県の多治見市、土岐市へ。 多治見の織部ストリートでは、SOTOCHIKUを堪能。 焼き物を見るのと、同等以上によい。 焼き物にも一つ一つつくられた作家モノと、大量生産品があるが、その違いは明白だ。 SOTOCHIKUと新…

車の旅5日目 広島~姫路城~西宮~京都・桂川SA

朝、3人で広島市をジョギング。約10キロを走る。 原爆を経験した広島には古い建物がほぼ皆無だ。 だが時折、壊れた外観の建物を見かける。近寄れば、それも被爆建物だ。 ドーム以外の被爆建物は、どのような感情を持って、どのように使われてきたのか? Webs…