gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

5歳

「陽向、もう5歳になったんだから」親からそういうプレッシャーをかけられる年になった。約1年後には、小学生になる。いつまでも、ただのん気に過ごしていけるわけではないぞ。がんばったら、たまには「陽向、まだ5歳なんだから」と言ってあげよう。 ← 創…

微細な違い

たとえば、誰かにそっくりのロボットをつくるとする。そのときに、誰もがわかるような、その人の大きな特徴(会社員であるとか、お金持ちであるとか、ちょんまげを結っているとか)を書き連ねて、その情報をもとにつくったとしたら、たぶんその人には全く似…

冬の終わり

一雨ごとに暖かさを増す。そんな冬の終わりが前にもあったろうか。この一週間で、ぼくは3ヶ月着続けた厚いコートを仕舞うことになるだろう。個人的にはとても長かった冬が終わろうとしている。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コ…

テーブルマジック

自分には、こんなに死角があるのだ、ということを実感するには、テーブルマジックを見せてもらうといい。この年になっても、まったく無防備なままで生きているのだ、と思い知る。トリックを見破ろうと目を凝らせば凝らすほど、マジシャンの思う壺にはまる。…

取替えのきかないものは何か

ぼくらは取替えのきかない空間をつくっている、と公言している。けれど、ネジ1本から自分たちでつくっているわけではない。では、ネジは取替えがきく、ということになる。ぼくらの活動の中で、何が取替えがきくもので、何が取替えのきかないものなのか、を…

アートを飾る空間

日本で一般の人がアートを買わないのは、家の狭さを指摘されることが多いが、それ以上に建材にフェイクが多いからだ、とスタッフ002は言う。だから、アートの代わりに、FRANC FRANCのインテリア小物などが売れることになる。確かに、そう思う。本物のアー…

髪を切る

数ヶ月ぶりに、陽向の髪を切る。髪を切るルールはひとつだけ。髪の伸びる方向から人差し指と中指で髪を挟んで、はみ出したものを切り落とす。単純に、それを繰り返すだけで、かっこよく切れる。以前は、髪を触られるだけでも抵抗した陽向だったが、いつのま…

映画 過去のない男

2002年。フィンランド。アキ・カウリスマキ監督。冒頭から独特の空気を感じた。すぐに、5年前に観た「街のあかり」を思い出した。http://d.hatena.ne.jp/yogosiurubi/20100305/2006年につくられた「街のあかり」は、淡々と負け続ける男が主人公だっ…

パシュミナ

本物のパシュミナストールというものを初めて触った。その軽さとやわらかさは類を見ないものだった。初めての指先の触感が脳に与えるインパクトは大きい。ぼくは二度とこの感覚を忘れないだろう。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← …

逗子

はじめて逗子という海の近くの小さな町へ行った。駅を降りても海は見えない。海まで歩くと、10分くらいかかるらしい。海へ行かなくても、海を感じられるのはなぜだろう。 駅から放射状に通りがのびている。どの通りも広くない。狭い通りの商店街で、車が渋滞…

舞妓さん

舞妓さんの舞を見る機会をいただいた。学生時代は京都にいたけれど、もちろんそんな機会はなかった。一見さんお断り、の世界だ。京都の祇園を歩いていて、見かけたようなぼんやりとした記憶が残っている。ぼくにとっては、遠い世界の象徴みたいなものだ。 手…

遊ぶ子供たち

庭に大きな自然の岩をたくさん並べた保育園がある。園児たちは、それによじのぼったり、岩から岩へ飛び移ったりして遊んでいるらしい。子供たちは、大人が思っているほど頼りない存在ではない。注意力散漫かと思いきや、大怪我をする子は皆無らしい。大自然…

孤独

孤独を感じるのは、同じ方向を向いている人を見つけ出せないときだ。逆に、そうならないためには、同じ方向を向いている人を増やしていけばよい。そのために、自分から話しかけていく。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実…

パフォーマー

フルマラソンに出場すると、いつもたくさんのパフォーマーがいる。仮装している人が多いが、今日は20kg以上もあるようなリュックを背負って走る人もいた。そんな人が通りがかると、沿道は大いに盛り上がる。自分のことで精一杯になっているぼくがちょっと…

保育園

保育園の先生は、いつもはじけていて素敵だ。子供と一緒にいることは、自分の殻を破ってくれるところがあるだろう。責任のある大変な仕事だが、先生たちの笑顔を見ているとうれしくなってくる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コ…

映画監督

映画監督になりたい、という方に久しぶりに出会った。ああ、ぼくもなりたいかもしれない・・・とこういう方に出会うたびに思う。こういう稀少な職業を目指していることを公言する人に共通するのは、自分という存在にmissionを感じている、ということだろう。夢…

茶室の空気

ぼくは茶会に出ようと思ったことがなかったが、それは現実に行われている茶会とぼくが知識として知っている茶会は違うだろう、という思い込みによる。茶室は、戦国時代に武将が命がけで武将をもてなす、人格と人格のぶつかり合う場として興った。利休の茶室…

涙もろいこと

30歳を過ぎると、涙もろくなってくる、と30歳くらいの頃に聞いたことがある。それから、どんどん涙腺はゆるくなってくるのだろうか。そう聞いたこともあるような気がする。だが、ぼくは泣くことがない、と妻に言われる。冷たい人だ、という非難が少しこ…

はなうた

気がつくと、陽向がはなうたを歌っている。聴いてみると、自作らしい。うんちやら、おしっこやら、パンツやら、身近なものが歌われる。小さい頃に、おふくろがよくはなうたを歌っていたことを思い出す。ぼくが友達がよく知らないずっと古い歌をたくさん知っ…

言葉

陽向から初めて紡ぎだされる言葉たちは、単純だが、とても神秘的だ。陽向の中でたくさんの要素が組み合わされ、建物が少しずつ建っていく。ときおり、部分的に解体され、また違うものが組み上がる。遅々として進まないように見えるときもあるし、一気に高く…

大きく息を吸い込む

大きく息を吸い込むことは、単純になんにでも効く。あせっているとき、怒っているとき、苦しいとき、・・・。決して、悪い方向へは行かない。ちょとでも今よりよくなる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオ…

おりがみ

久しぶりにおりがみを折ってみる。子供の頃につくったものをよく思い出せない。じゃあ、自分で考えてみよう、といろいろやってみるが、うまくいかない。いろんな折り方を発明した人はすごい人だったのだ、といまさら気づく。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザ…

手のひら

手のひらをかざすだけで、病気が治る・・・。宗教的なイメージが強いが、科学的に全く根拠がないとは思えない。手のひらには人を落ち着かせる力があるし、呼吸を整える力があるように思う。そういえば、陽向も胸に手のひらをかざすとコトンと眠りにつくことがあ…

到達点

到達点を最初に決めて出発するか、それとも、決めずに出発するか。この違いが道程を分けることになる。後者でも、つくることができるか?そして、もしそれができるなら、実はその方がよいものができるのではないか? ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グ…

歪(いびつ)

歪な部分が見え隠れする人は魅力的だ。そこには、入り込める隙間があるからなのか。距離を感じない。腹が立ったりすることもあるが、歪さが見えないようなつきあいよりはずっとましだ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実…

今年の節分は、妻が鬼の役になった。陽向の指名だ。ぼくは内面、ほくそえんでいる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場← 未来の町並みをつくるフ…

アレルギー

陽向はこれまでアレルギーに苦しめられてきたが、最近はだいぶ反応が出なくなってきた。成長とともに、体は現実へ対応する方向へ変化していく。時間がよい方向へ導いてくれることに感謝。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで…

黒い背景

グリッドフレームのHPを黒背景に変えた。http://www.gridframe.co.jp以前のHPのイメージに立ち返った感じだけれど、ぼくらが先へ進んでいることを伝えられているだろうか? ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しなが…