gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

縄文

戦争は弥生時代から始まったという説がある。 食糧を備蓄するようになると、これを狙って集団で争うようになったらしい。 その日暮らしなら、奪われるものはない。 ほんの少し先まで食べるものを用意する。それでいい。 ぼくの性格はきっと縄文の時代に合っ…

第8波

コロナ第7波は終わったといえるのかどうかも分からないまま、第8波の入口にいるようだ。 今年の初めは、ほぼゼロに近かったアクティブな感染者数は8月には200万人を超えて、1日の死者数も300人を超える日が何日もあった。 ゼロコロナに迫れるかと思った日々…

人間に対する信頼を基軸とした社会

「どんなものができるか、わからない」という予定不調和を前提として、クライアントの予想を超えるアウトプットを生み出すのが、ぼくたちの仕事だ。 ぼくたちの能力を最大限に引き出して最良のモノを生み出すためには、すべての「しがらみ」から解放されて、…

自分のルール

陽向が数学の計算問題を答えを見ることなく延々と解き続ける。 答えはすべて間違っている。答えを見ろと言っても、聞かない。 どうやら、自分でルールをつくって、それで解いていくことが愉しいらしい。 まあ、勉強と考えず、遊びと考えればよいのかもしれな…

新しい世界像

身に纏うものを競ってきた時代はいつか終わるしかなかった そうあろうとしてもなれない自分 そうしようとしてもできない自分 そんな捨てたい自分が本当の自分であることを認めざるをえないならば 自らをスクラップヤードに横たえて静かに向き合えばいい 身に…

しがらみのない世界

しがらみとは何だろう? 検索すると、・・・水流をせき止めるため、くいを打ち並べ、それに木の枝や竹を横たえたもの。せき止め絡むように束縛となるもの。 ということは、この言葉がネガティブに使われるのは、人が自分を水流になぞらえたときだ。 つまり、…

静かな気持ち

せかせかと文字を書き続ける陽向を見ながら、もう少し落ち着いたらいいのに、と思う。 字も乱れて、他人には読めない。・・・きっと自分だって読めない。 それでも、熱中して書き続ける陽向を止められない。ずいぶん、こだわりが強くなった。 とりあえず、そ…

笑う力

陽向はよく笑う子供だったが、だんだんと笑いを失って、機能性低血糖症の症状が顕著になってからはほとんど笑わなくなった。 社会と彼の接点は常に緊張状態にあって、顔が硬直していることが多かった。 今、少しずつ、陽向に笑顔が戻っている。今日も、彼に…

映画 風の電話

風の電話(かぜのでんわ)は、岩手県上閉伊郡大槌町の海(三陸海岸)を見下ろす丘にある「ベルガーディア鯨山」内に置かれた私設電話ボックス。 電話ボックス内には、電話線が繋がっていないダイヤル式の黒電話である「風の電話」とノートが1冊置かれており…

ぼくの知らない世界

2019年7月に京都アニメーション事件が起きたとき、悲惨な事件に衝撃を受けたけれど、京アニのクオリティの高いといわれる作品群については全くと言っていいほど知識がなく、それが社会におけるどれほどの損失であったかは知る由もなかった。 漫画やアニメに…

地球の一部になりたい

山だって台地だって 海だって川だって みんな時間のないころの夢をみている 雲からも風からも 光からも嵐からも 新たな透明なエネルギーを得て 人と地球にとるべきカタチを暗示せよ (宮沢賢治詩集から部分を引用)

サブカルチャー

今や日本の代表的文化といえば、サブカルチャーの方なのかもしれない。 残念ながら、ぼくはほとんど知らないけれど。 日本の漫画やアニメの特徴として、 ・子供が主人公であることが多い ・異世界転生ものが多い ことが挙げられるそうだ。 異世界を積極的に…

FABLEの壁 2

鋸山の石壁には、この写真の方がさらに近い。

藤原道長

この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしと思えば 子供の頃、この和歌を教えられたとき、権力を独り占めにした男の尊大な歌と教えられた印象があった。 しかし、本来の解釈はどうあれ、ぼくは勝手に、「欠けたることもなしと思えば・・・実はそう…

フォトスタジオFABLEの壁

石切り場の壁をイメージしながら、鋸山の土を佐谷恭さんに届けてもらってつくった壁。 そこで、こんな写真を撮ってくださった。

地下神殿

地下神殿と呼ばれている首都圏外郭放水路の見学へ。 機能のためにつくられて、空間として見るべきモノになるのは、ただ結果として、であれば素敵だ。

ショールーム

GRIDFRAME表参道オフィスは、これからSOTOCHIKU&プロップショールームに生まれ変わる。 手始めに、宅間國博さんの写真を外へ向けて飾ってみた。 あらためて、力のある素晴らしい写真だ。

REBIRTH

31年前に出会った写真集REBIRTHは、ぼくの人生に大きな影響を与えてくれた。 それを撮られた宅間國博さんにスタジオの制作を依頼され、実現した空間で記念写真を撮っていただいた。 宅間さんの2Dを、GRIDFRAMEが3Dに。時代は未来へと引き継がれていく。 …

倫理と法律

ひと月万冊で、倫理と法律が一致していないと、国が壊れていく、という話をしている。 その関係は、本音と建前みたいな関係の当たり前の食い違いとして諦めて生きてきた人が多いだろう。 この違いをうまく利用する人が得をする世の中だ、と誰もが見抜いてい…

ぼくがつくりたい空間

ぼくの誕生日に、こう書いた。 「隠蔽されたものたちをあぶり出す感性。 一点の汚れがついたティッシュペーパー、ほんの少し欠けた陶椀、良いところだけを見せようとする観光地、知識のみで分かったつもりになるアート、3年前に起こした不祥事でスケープゴ…

職人

宅間國博さんがGRIDFRAMEのスタッフ、三崎くん、並木くん、中田くんをスタジオどの最初の被写体として撮ってくださった。 いい笑顔だ。うれしい。

傘立て

グリッドフレーム表参道オフィスの傘立て。

ステンレス

ステンレスの板を曲げて、溶接でつくられた傘立ての一部。

植物と棚

トラス構造がそのまま、植物の構造へ移ったかのような。

写真家

宅間國博さんのオフィスに撮影スタジオをつくらせていただいたプロジェクトが終わった。 スタッフが素晴らしい仕事をしてくれたことを誉めていただいた。 いろいろお話を伺うと、宅間さんは元々ずば抜けた能力の持ち主であることはもちろんだけれど、危機的…

隠蔽されたものたち

隠蔽されたものたちをあぶり出す感性。 一点の汚れがついたティッシュペーパー、ほんの少し欠けた陶椀、良いところだけを見せようとする観光地、知識のみで分かったつもりになるアート、3年前に起こした不祥事でスケープゴートにされる俳優、辺野古基地の座…

人混みの中で

うしろ姿を見ると、その人の表情を想像する。 うしろ姿を見ているうちに、その人の心持ちが透けて見えるような気がしてくる。 それは、実はぼくの心持ちの写し鏡になっているに過ぎないかもしれない。 それでも、そんなことがなければ、ぼく自身を見ることは…

言葉にできない

言葉にするのをためらうことが増えた 今頃になってそうなるなんて、きっと遅いんだろう 言葉を介することなく、行動を変えることができればいいのに

SOTOCHIKUの説明 3

時間を記憶した素材は、人間の意図から解放されているから、自由にその価値を発見することができる。 その多面性を認識するのに、グリッドフレームは、それを重ねることで全体のみならず、部分に見入ることができるとても便利なパーツだ。

SOTOCHIKUの説明 2

コピープリントの建材が世に出てから、半世紀が経過した。 今残っているそのようなコピー建材は、時間が作用することで風化した結果、本物の建材へと変わったといえないか? 時間は偽物を本物へ変える。