gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

アーティスト

Maria Helena Vieira da Silva

youtubeのアルボ・ペルトの曲の画像が気になっていたが、Maria Helena Vieira da Silvaというポルトガル人女性の作品だった。

倉俣史朗

もう亡くなってから27年経ったが、彼の創造的な仕事は常にヒントを与えてくれる。SOTOCHIKUに生かしたい。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

MOA美術館

昨年から、新年はプールで始まることに決まっている。まずは、3人で長いスライダーで遊んで、さて、「泳ごう」と。高校の頃から、プールの初日は苦手だった。原因はよくわからないが、50mも泳ぐと気分が悪くなってしまうのだ。ああやっぱり、という感じ…

新人たち

7月になり、新人たちが入社してくる。一人一人が個性的で、「出会った」と感じられる者たちばかりであることを、幸せに思う。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリ…

OUTSIDER2

グリッドフレームで空間をつくらせていただいた美容室Real Clothesの若手ヘアアーティストたちが企画したショーを原宿へ見に行ってきた。クラウドファンディングで会場費を集め、大きなショーを実現する行動力がまぶしく映る。いちばん前の席で見ていて、ス…

MICHAEL KENNA

マイケル・ケンナの写真は、それが風景写真であることを忘れてしまうものが多い。https://www.tumblr.com/reblog/108565563277/0ZNgwPY2特定の土地でありながら、ぼくらは、どこでもない不思議な空間へ連れて行かれる。これは、空間をつくる中でぼくらがいつ…

千田泰広

大きな吹抜け空間に巨大なクモの巣のように張られた糸が今回の彼の作品だ。空間に夕日が差す時間帯だけ、その作品は姿を現す。あとは、ひっそりと影を潜めている。「今回よかったことは・・・」という言葉で始まった彼の発見は、ぼくを覚醒させるに十分だった。…

out of style

out of styleの広瀬さんと久しぶりにお会いした。http://www.1938.jp/outofstyle/ぼくらが社会の中で「創造性の連鎖」の輪を広げていくために、キーとなるのは「ぼくらが独自にどのように素材の幅を広げていけるか」という課題だとぼくは考えている。ぼくと…

飛べない蝙蝠

飛べない蝙蝠(こうもり)作詞・作曲: 小椋桂朝の光が今日は目に痛い 通り過ぎ行く人に声かけて名前尋ね 何となくただ手を組んだりして 歩いてみようと思うけれど すぐに僕の中のどこかで どうせながつづきはしないと言う 肩に気まぐれ風の誘い声 黒い翼で…

Brocken 6

長野県大町で展示されている、友人のアーティスト千田泰広さんの「Brocken 6」を見に伺った。設置されている場所、わっぱらんどは水と緑が調和した気持ちのよい場所だ。サンダルに履き替えて、作品の中に入る。室内を歩き回る。自分の近くの光が明るく瞬く。…

Kaye

小さい頃からよく知っている子が成長し、ステージで歌っている姿を見るのはとても不思議な経験だ。http://www.i-m.mx/Kaye/OfficialWebsite/千葉の山の中で育った、田んぼのあぜ道を走り回る元気な女の子、というぼくが知っている彼女のイメージと重ね合わせ…

年輪のレコード

ドイツのアーティストBartholomäus Traubeckが、いろいろな木の年輪を読み取り、楽譜に変換して、音楽として表現しているという。http://whats.be/4676いかにも木が内包している音楽のように感じられる。レコードの姿も美しい。ぼくの予感では、自然のあらゆ…

海野次郎展

築地の画廊「茶の実倶楽部」で19日(土)まで、海野次郎展が開催されているので行ってきた。描いては壊す、壊すことによって纏める、という手法をとる海野さんの絵に予定調和はない。そこから何を見出すかは、観る者次第だ。観る者がどういう状態にあるかに…

アラン・ウエスト

谷中の町を歩いているときに通りがかったアトリエは、大きなガラス面を通して中の日本画作品群が見えた。その建物を含めた雰囲気がとても美しく空間的で、なにか新しいものをそこに見出した感じがした。アラン・ウエストというアトリエの主の名前を知ったの…

テープ

スパイラルで開催されている「TAPE TOKYO」。大型のセロファンテープで空間がつくられている。まだ、準備中のようだ。1年位前に海外の雑誌で、同じ素材で公園に大型のハンモック的な空間がつくられているのを見て驚いた。人がそのうえでくつろいでいる写真…

GFスタッフ005 in 代官山

「代官山インスタレーション2013」というアートイベントにスタッフ005の作品が入選し、駒沢通りの鎗ヶ崎交差点に展示されている。(11月4日まで)車が止まっていると思って、荷台を覗くと中で花火が爆発している、というものだ。展示初日から、アメリ…

アーティスト 千田泰広 2

軽井沢アートミュージアムへ千田泰広氏のインスタレーションを観に行った。千田氏に関しては、前に一度書いたことがある。http://d.hatena.ne.jp/yogosiurubi/20110722http://d.hatena.ne.jp/yogosiurubi/20110723提示された15坪の暗がりには、無数の小さ…

Bella Ferraro

http://youtu.be/ns3lMTyIjXoここ数日、睡眠時間を削って設計をやっていた。PCに向かいながら聴いたこの曲が、どこにいても耳から離れない。声が煙のようにゆれながら拡散し、ぼくをどこか広い場所へ連れて行ってくれる。きっと器用な人ではない。だからこそ…

真夜中のTV ハイファイセット

ぼくは20歳のとき、初めての一人旅だったアフリカから帰ってきたと思ったら、その途端にA型肝炎を発症し入院することになった。そのとき、姉貴が退屈しのぎにと持って来てくれたハイファイセットのアルバム「PASADENA PARK」をイヤホンでおそらく100回くら…

杉山榮佑ペンシル画展

ぼくが20歳のときにアフリカ行きの飛行機で出会った杉山さん。そのとき、杉山さんは40歳だったが、すでにムゼー(スワヒリ語で、おじいちゃん)と呼ばれていた。ぼくが、そのときの杉山さんの年を追い越してから久しいが、ムゼーはムゼーのままで印象は…

カラトラバ

カラトラバは、建築家の中でも異色の存在感を放っている。それは、数多くの橋をデザインしている、というところから来るのかもしれない。制約を感じさせない、自由なかたちが、のびのびと実現している感がある。作品群は動物の骨を想起させ、どれにもプリミ…

STUDIO COOCA

四谷三丁目でSTUDIO COOCAのギャラリー展示があった。STUDIO COOCAは、「知的・精神にハンディキャップを持った方たちが、その人のやりたいこと・得意なことで収入を得るために、自由で活発な創作活動を行える場所が必要だ」という考えのもとに設立された福…

無残の美

友川かずきの「無残の美」の歌詞を初めて読んだのは、京都「白樺」の客、片山さんがつくった同人誌に彼自身が書いた文章の中で紹介されたときだ。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−無残の美 詩を書いたくらいでは間に合わない淋しさが時として人間にはあるそこ…

アーティスト かおかおパンダ

鎌倉山へ、かおかおパンダさんの個展に行ってきた。お会いするのは10何年ぶりだろう?グリッドフレーム青山オフィスで、ギャラリーをやっていた頃に、個展の検討にいらっしゃって以来だ。お話をうかがったときに、海の風を感じたのを憶えている。さわやか…

The water is wide

誰かの歌声が耳に残って、ずっと鳴り続けている。ここ10年くらい、その歌を探していた。はなうたをうたって、ロックバーで訊ねたこともある。先日、ようやく見つかった。ここまで長く探していると、見つかるときは予感があるらしい。この音楽が流れる直前…

MICHAEL KENNA

マイケル・ケンナの写真はとても空間的で、写真の中に入って時を過ごしたい、という欲求を駆り立てる。試しに、写真の中にテーブルと椅子を落書きしてみた。ほうら、ここに座ってみたいでしょ? ← グリッドフレームのHPはこちらです

ラファエロの天使

家具の販売サイトを検索していたら、ルネッサンスの画家ラファエロの天使のプリントが額装されて販売されているのを見つけた。『システィナの聖母』という宗教画の一部であるが、他の部分は神々しく描かれているにもかかわらず、この2人の天使だけはまるで…

アーティスト 橋本ひろし

橋本ひろしのライブを観る機会をいただいた。昨日youtubeで予習をしたら、そのエキセントリックな歌唱に正直抵抗を禁じ得なかったが、今日のライブでは一瞬で引き込まれた。そのシンプルで明快なメッセージは、簡単にいえば、すべてを肯定する姿勢である。つ…

ニーナ/矢野絢子

http://www.youtube.com/watch?v=R6dzv2qrfPM&feature=related椅子の一生を歌にしたものだ。美しい椅子で、家具職人が死んだ奥さんの名前を見えないところに彫り込んだ。持ち主が3度変わり、ガタが来てもう役目を終わろうとしている頃に、椅子の下にもぐり…

James Blake/ A Case of You

http://www.youtube.com/watch?v=Ri6bd4G-Aig夜FMから流れるこの曲を聴いて、中年のスーツで身を固めた紳士が、背筋をまっすぐ伸ばしてピアノの弾き語りをする姿を思い浮かべた。あるいはひげ面かもしれない、とも思った。歌う人間の人生を感じた。早速you…