gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

静かな変化

もちろん人は常に変化しているだろうが、自分についてそれを感じ取れる機会はそう多くはないだろう。今年も半分が終わった。今、ぼくらGFが静かに変化しているのを感じる。静かな変化を言葉にするのは難しくて、言葉にする余裕も見い出せないけれど、せめ…

直方

姉の家族が住む福岡県直方市を10数年ぶりに訪ねた。姉の家族、特に義兄から感じられる大地から湧いてきたようなエネルギーは、この直方という土地と関係があるだろう。そんな印象もあって、ぼくにとって直方という土地はパワースポットだ。だからかどうか…

陽向の大きな声に合わせて、自然にぼくも大きな声で、同じ言葉を発していることに気付く。人と人が同じ音を発声する、ということが、こんなにも気持ちがよくて、こんなにも一体感を感じられる、ということを、ぼくはこの年になって初めて知ったのかもしれな…

発芽

グーグルで「発芽」と画像検索すると、かわいい写真がたくさん出てくる。そら豆が発芽して、まだ豆をつけたまま、からだをよっこらと起こすさまは、万人がかれを応援したくなるだろう。その地上の頭でっかちなからだを支えているのは、ちいさな根っこだ。地…

糸巻き

糸巻きから、糸が解き放たれていくさまを見るのは、一種の爽快感がある。開いている空間で、糸がうねりながらどこまでも広がっていく。これがぼくの自由のイメージだ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← 五感に働きかける店舗内装デ…

転倒

半年ぶりに夜のジョギング中に転倒した。1か月に150キロ走っているから、半年で900キロ。900キロに一回くらいは転倒しても仕方がないかな・・・。人を追い越したばかりだったから、結構スピードが出ていて、手をついたくらいでは止められなかった。し…

雲と雲の間

「只今より当機は高度を下げていきます」というアナウンスとともに、飛行機は下に広がっている雲の中へと沈んでいく。それとともに少し機体が揺れ始める。しばらく濃い霧の中のように何も見えなくなった後、また視界が広がる。さっきの雲の下に出たのだ。今…

レオ

熊本県八代市。久しぶりにこの土地を訪れた。30年前に、ぼくの両親が住んでいた土地。レオという名前の白い犬を飼っていた土地。 ぼくが帰省すると彼は喜んで跳びついてきた。いや、見知らぬ人が来ても彼は必ず喜んで跳びついてきた。番犬としては全く向か…

30年

強さ

イタリアン Santa Terese  

北綾瀬にイタリアン Santa Tereseが完成した。コートヤードのイメージで、四方をアーチに囲まれた空間を考えた。細いアーチが連続するだけで、全体の空気の流れが変わる。にぎやかなざわめきが聴こえてくるようだ。 ← グリッドフレームのHPはこちらです

あじさい

一輪の紫陽花が小さく切り分けられて、それぞれの料理の皿に添えられている。切り花と料理には似たところがあって、どちらも自然の恵みをぼくに分け与えてくれることへの感謝のこころを喚起してくれる。紫陽花といえば、こんもりとしたかたちがイメージされ…

丸の内

夜、皇居周辺を走っていると、右側に丸の内界隈の高層ビル群の灯りが見える長い直線部分がある。丸ビルをはじめ、三菱地所のビル群は、高層部分が冠のように照明で巻かれている。それらを横目でなんとなく眺めながら走る。東京の真ん中でスケールの大きな風…

いたずら

陽向がいたずら盛りだ。高いところからダイブしてくるわ、車という車に近づいていくわ、・・・。安全と危険であれば、必ず危険の方を選択するお年頃だ。ひゅー危ない、危ない。一緒に外出すると、さすがに疲労困憊である。きっと通らねばならない道なのだろうナ…

ホタルに包まれる

今年も家族3人でホタルを見に、千葉の山へ出かけた。ホタルを見ることを恒例にして6年目になるが、自然に目を凝らし、耳を澄ます、という体験は、毎回心を静かにしてくれる。ここのところ、毎年ホタルの数が増えているようで、今年は周囲をホタルに包まれ…

映画 剣岳 点の記

2009年。木村大作監督。明治時代末期、剣岳登頂に挑む日本陸軍陸地測量部(現在の国土地理院)の物語。日本を代表するカメラマンが監督の作品だけあって、山の風景はとても美しい。だが、映画全体でこのシンプルなストーリーに対して、台詞が多すぎる。…

友人

14年前にグリッドフレームのスタッフだったU君から、大阪からの出張で「今、近くにいます」という電話をもらい、久しぶりに会うことができた。元スタッフたちは、ぼくにとってかけがえのない友人だ。彼らが進んでいる道をまぶしい目で見つめながら、ぼく…

ゲーム

一般化できるか分からないが、ぼくがハマってしまうものは、自分の判断でやったことに対するレスポンスが早いものだと思う。先月は、HPのアクセスアップのための数字の操作に時間をかけることになったが、すぐに効果が表れてきたためにどっぷりハマってし…

15周年

今日で、グリッドフレームは設立15周年を迎えることができた。ネットによれば、10年続く会社は1000社の中で63社、20年続く会社は3社だそうだ。15年のぼくらは、その間にいる。いろんな人に支えていただいたおかげで、ここまで来れた。会社に…

びわ

熊本にいる母から、びわが送られてきた。びわは子供の頃からいちばん好きな果物だ。その味といい、立ち位置といい、決してメインにならない、さりげなさがいい。食べても食べても少し足りない感じも好きだ。びわのような人がいたら、友達になりたい。 ← グリ…

緊張

相変わらずプロジェクトの提案直前は緊張する。ぎりぎりまで考え続けるため、提案2〜3時間前に根本が覆るときもある。それでも提案を延ばしていただくわけにはいかないときは、大急ぎで準備する。大いに焦る。そして、同時にどこかでリラックスしている。…

愛想

愛想がよいのは、両親から受け継いでいる。概ねそれは対人関係でポジティブに作用してきたと思うが、アーティスト的な方ほど愛想がよい人間に警戒感を持つ傾向があると思う。そんな相手に対してぼくが褒めると、本心からではないのでは、と思われることがあ…

映画 かもめ食堂

2006年。荻上直子監督。ガッチャマンの歌詞を問われて、思い出せない人と思い出せる人では、この映画に対する印象は違うかもしれない。ぼくは、幸運なことに歌詞を思い出せたので、ストレスを感じることなく観ることができた。たぶん、荻上監督が大事に…

逃れる

闇へ逃れるのか、闇から逃れるのか?ぼくらが闇を前にしたとき、どちらだってありうるだろう。問題は、この矛盾した欲求が同時に湧き起こるときだ。光へ逃れるのか、光から逃れるのか?と言っても、同じことだ。かくして、ぼくたちは、闇ともつかない、光と…

熱狂

日本のサッカーW杯への出場が決定した、ということをニュースで知る。テレビや試合場での観戦の熱狂は今回は無縁だった。日本中が熱狂に包まれる、ということは、現在ではスポーツ観戦以外では想像しにくい。それを遠くから眺めているのはシンプルに淋しい…

眠り

プロジェクト提案前日に、メガネを持ってくるのを忘れると、コンタクトレンズのまま夜更かしに突入することになる。そして、午前3時を過ぎるくらいになると、目が乾いて開けていられなくなってくる。これが限界の合図だ。目を細めたまま、帰路につく。すれ…

期待

クライアントはぼくらに何を期待しているのか?これを把握して、さらに期待を超えるような案をひねり出す。そして、クライアントの反応を見る。実際に空間ができる。ほうら、思った通りでしょう!もしくは、おおっ、こうなったか! ・・・ぼくの仕事の醍醐味…

地平線

関東平野に立つと、必ず一方には地平線が見える、という感覚がある。この地平線というものが、心を湧き立たせるというか、ぼくでいえば、そこへ向かって走りたくなるような不思議なエネルギーを与えてくれる。風景が人の心に及ぼす作用は必ずあると信じてい…

お祝い

弊社でつくらせていただいたお店のオープン記念日に花を贈る。お店の様子は現在どうなっているだろうか、と想像しながら・・・。日々、がんばっていらっしゃる姿を想像して、うれしくなり、そして、何ともいえない感謝の気持ちになる。お祝いの気持ちを共有でき…

イチゴ狩り

友人の知り合いのイチゴ農家が、残ったイチゴを好きなだけ摘ませてくれる、という魅力的な誘いで、家族3人でイチゴ狩りツアーに参加して、栃木県下野市へ行ってきた。関東平野の真ん中の、どこまでも水田が広がる大地の一角に、イチゴのビニールハウスが3…