能登町で明治元年から続く老舗の酒蔵、松波酒造は今回の地震で倒壊して、酒をつくれない状態になった。ボランティアがかろうじて生き残った酒米を救出。小松市の加越酒造本部が共同醸造の手を差し伸べて、割れなかった3700本の瓶とともに小松市へ運ばれた。
GFスタッフは、4月9~11日の3日間、瓶のラベル貼りのボランティアに参加。ここで松波酒造の若女将、金七聖子さんにSOTOCHIKUの話をしたところ、ご理解をいただき、18日(木)の新酒即売会の日に壊れたモノを寄付してくださることになった。
そこで、代表田中も17日(水)から現地入りして、ご挨拶とSOTOCHIKU素材採取に。
建物はかろうじて立っている状態で、どれか一つでもずれると全体が崩れそうな様子。
このような状況の中、ぼくらは以下のようなモノを寄付していただいた。
1.中身を無事に取り出すことができた新酒のタンクを支えた木片
お酒の匂いがたっぷり浸み込んでいる
2.タンクへ上って作業するための梯子階段
3.100年以上前に焼かれた瓦
4.黄色が印象的な土壁の土
聖子さんのこのはじけるような笑顔!この笑顔に周りの皆さんが勇気をもらえているのだろう。