gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アスリートの人生

アスリート最高の舞台はオリンピックだと思う人が多い。 つい最近まで、ぼくもそう思っていた。 しかし、元々近代オリンピックがヒトラー・ドイツから始まったように、オリンピックは政治的広告の舞台でもある。 アスリートは、その栄光を讃えられるが、同時…

鋸南にカフェ&ショールームをつくる理由

表題のプロジェクトを11月オープン予定で始めようと思っている。 理由は何か? 東京のど真ん中にいながら、田舎に店を出すということは、どこに大きな違いがあるのか? ぼくはこれまでにたくさんのことをこの日記の中で書いてきているが、その答えがその中に…

持続可能の意味

持続可能性(サスティナビリティ)という言葉が環境関係の用語として使われ始めてからもう四半世紀になる。 だが、ぼくらが直面している問題としては、その意味合いが違う。資本主義に吸収されない価値。これを持つことが、新しいものを世の中に提示するとき…

奥へ細長い空間

極小空間もカタチによって全く性質が違いますが、どんなカタチにも良いところはあります。 一般的には店舗に不利とされるのは間口の狭い奥へ細長い空間だと思いますが、実は私はそんな空間が好みです。 例えば、表通りを歩いているとき、建物と建物の間にで…

コロナと金メダル

予想通り、オリンピックで日本は金メダルを次々に取っている。 アスリートとしては、オリンピックで金メダルを取ることが一生の目的であるのは当然のことと言える。 まるで、神が定めたかのように世界中でオリンピックはアスリートの頂点とされているからだ…

鍵のない町

ぼくが小学生の頃は、まだ鍵のかかっていない家があった。 2002年につくられた「ボーリングフォーコロンバイン」という高校生の銃乱射事件を題材としたドキュメンタリー映画では、その頃のカナダも鍵のかかっていない町があったという。 人のテリトリー…

阿部兄妹の金メダル

ぼくはオリンピックの開催に反対だけれど、最高の選手たちの試合はやはり見たい。 まあ、人間としては当たり前の感情だけれど、ぼくが阿部兄妹の試合を見て感動した、と言ったら、やはりスタッフの心は緩んでしまうだろう。 この矛盾は、こっそりと自分の中…

映画 初恋のきた道

1999年。中国。チャン・イーモウ監督。チャン・ツィー。 中国映画に繊細な美しさを認めて少し驚いているのは、ぼくが中国に対し、偏見を抱いていた証拠だ。 新型コロナの発祥の地でありながら、1年半経った現在、最もコロナを抑え込んだ大国として、今…

他人を知るということ

スタジオ・クーカの関根さんは、人とは違うところを見ている。 他人を知ろうとするときに、自分の視点を投影せず、ひたすら相手をやさしいまなざしで追い続ける。 その結果がネガティブに振れることはない。 いつも、結果はポジティブだ。 自分を繕わない人…

コロナとオリンピック

明日は開会式らしい。 らしい、というくらいに、関心は低い。 たぶん、多くの人がぼくみたいな状態だと思う。 開会式の明日、コロナ感染者が2000人に届きそうだ。 できるかぎり、人と接したくない。 直前に、一見コロナとは無関係に見えるゴタゴタで、明日の…

オリンピックは開催されるのか

ごり押しで開催されそうな気配のオリンピックは、まだ中止の可能性を捨てきれない。 アスリートが政治利用されない社会をつくる必要。これを強く感じる。 国家にサポートされなくても強くなれる。そんな環境づくりがこれからの社会に必要だ。 世界中から最高…

死にたくない

死にたくない、という願いがどのくらいのエネルギーをつくりだすことができるか? もし、だれもが真剣に現状を見つめるならば、オリンピックを阻止するためにはどうすべきかを考えるべきだろう。 具体的には、どんな方法があるのか? 決定権を持つ人々は、別…

休日

今日が海の日じゃないことを知ったのは、昨日の夜だ。 暦にあまり関心がなくなってきた今日この頃。 それでも生きていけるもんだ。

映画 エヴァンゲリオン Q

2012年。庵野秀明監督。 物語がよくつかめない。webで解説を読みながら、これがこの時代の連作映画の見方なのかなぁ、とため息をつく。 派手な戦闘シーンと、誰と誰が何のために戦っているのかがよくわからない不明瞭さの関係性はどこにあるのか? 陽向…

ワクチン

ぼくらの住む町でもワクチンの予約が始まった。 親たちはすでに2回の接種を終えていて少し安心だが、ワクチンでコロナは終わるわけではない。 イギリスやイスラエルのようにワクチンを打ち終わったような国でも、変異種はすでにワクチンをすり抜けている。感…

田舎暮らし

東京での暮らしに慣れたぼくたちだが、コロナ騒動が始まって1年半になると、田舎暮らしを真剣に考えたほうがよいかもしれない、と思い始めた。 元々、大勢が集まって暮らす街にさほど魅力は感じていない。 できれば、ゆっくりとしたリズムで生きたい。 東京…

弁が立つ必要はない

「論語」の中で孔子は、君子は弁が立つ必要などない、と言っている。 口達者よりも寡黙のほうが良いと言っている。 そのようにいう人もいると思うと、気が楽だ。

システム

システムと呼ばれるもので形骸化していないものはないといっても過言ではない。 資本主義は、その形骸に対して雪だるま式に投資していく。そうやって、膨れ上がったシステムがようやく破壊されつつあるのが、今という時間だ。 手段が目的化してしまうのは、…

コロナ対応空間

コロナ騒動に対して、どのような空間を提案していくべきかは、ずっと考えてきたにもかかわらず、答えが出ないままでしたが、ここ最近になってようやくイメージを結んできました。 ワクチンをすり抜ける変異種が現れて、騒動はまだまだ終わらないことが確実に…

健全なビジネス

健全なビジネスには、必ず運が作用する。 運が作用しないのは、明確な利権の下にあるビジネスであり、本来それはビジネスとは呼べないものだ。 だから、利権を持たないぼくらにできることは、ただ運を引き寄せることだけだ。 先を約束するなんて、できない。…

映画 エヴァンゲリオン 破

2009年。庵野秀明監督。 登場人物が増えてきて、それぞれの関係性を想像しながら、物語を追う。 ぼくはアニメに疎いが、エヴァンゲリオンたちの容姿は、例えばガンダムなどと比べると、かなり有機的で、なおかつ正義の味方的ではない。気持ちが悪い、と…

自分のために学ぶ

論語の中で孔子が次のように説いている。 「古の学ぶ者は、自分自身のために学んだ。知識とはそういうものだ。ところが、今の学ぶ者は、世のため人のために学んでいる。大変な堕落だ。」 この意味がすんなりと分かる人はどれくらいいるだろうか? 知識は自分…

名を正す

論語の中で孔子は子路へ「名を正す」ことの必要を説く。 「名が正しくなければ、言葉が現実の事態に順応しなくなる。」 ものごとに正しい名を与えることは、社会を安定させるために第一に必要なことだ、と説く。 名づけるときは、このような覚悟を以て臨まね…

SOTOCHIKUシャルソン

佐谷さんとの打合せで、SOTOCHIKUシャルソンの実施を、8月9日(日)~15日(土)と決めた。 以下、佐谷さんがFACEBOOKへ投稿された文章。 ・・・・・・ お盆だから、地元のいいもの見つけて発信しよう!ご当地シャルソン協会の佐谷恭です。お出かけしにくい状況…

鋸南エアルポルト3

横須賀・久里浜からフェリーで金谷港に着く。 そこから、鋸山を走って鋸南エアルポルトに向かうつもりが、先日の大雨で土砂崩れが起きて、道がふさがれている、と山に入る直前に佐谷さんから連絡が入る。 「日本寺北口から大仏を目指して」という指示に従い…

FABLE photo studio

自分を信じて、自分のやるべきことに集中する。 世界はいつも、その行為に応えてくれる。

固有名の力

鋸山の石切場にインスピレーションを受けてつくった壁が完成した。 仕上げに生きたのは、友人に鋸山で採取してもらったひと握りの土だ。この土を溶かしたニスで、壁面がギュッと締まった。 一気に生命が現れてきた感じだ。 ここ2か月ほど、ずっと頭の中でイ…

鋸南町について

今回は、鋸南町の散歩最終回、保田の海辺を散歩します これがかつては人で溢れていたという保田の海水浴場です 今日は曇っていて風が強いのも手伝ってか、「夢の跡」という感じが漂います 鋸南町の散歩も最終回を迎えて、思うことがいろいろあります SOTOCHI…

映画 エヴァンゲリオン 序

2007年。庵野秀明監督。 リアルクローズ四元さんから薦められたのは4月。ようやくシリーズの最初を観ることに。 なるほど、ストーリーは複雑のようで、誰がどんな関係なのか説明のない中、想像しながら組み上げていく。 シトとは、使徒だったのね・・・と人…

関根幹司さんへの質問

・23年前に原宿のギャラリーで展示されているのを拝見し、そこで何かを感じて展示活動のお手伝いなどをさせていただいたり、工房の机をつくらせていただいたりしました。 アート活動としては四半世紀をとっくに越えていらっしゃいます。 関根さんがこのお仕…