gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

一極集中のデザイン

霧の中に浮かび上がるただ一つに、全精力を集中する空間デザイン。 今後、そんな空間づくりだけをしていきたい。

記憶をたどらない

たとえば、いい考えやメロディが浮かんだときに記録し損ねたりしたとき、記憶をたどる作業ほど、いやなものはない。 新しく生み出すのではなく、すでに在ったものを掘り出そうとするのだから、成果も約束されなければ、成功してもワクワクするようなものでは…

イザナミとイザナギ

この二つの神はアダムとイブのような存在だろうか。日本における夫婦の原初的なイメージかもしれない。 この夫婦が日本列島を生んだ後、イザナミが火の神を産んで死んでしまい、黄泉の国へ。イザナギはたいそう悲しんで、黄泉の国へ行き、イザナミを連れ帰そ…

高千穂

天孫降臨といわれるアマテラスの孫ニニギが降りてきたという神話が伝わる宮崎・高千穂。古事記に書かれたということは、こんな山間の町が当時から栄えていたということだろう。 五ヶ瀬川渓谷の岩場が目の覚めるような迫力ある風景をつくり出している。 何か…

フェイドアウト

取り出したシンプルな構造の周囲の境界は、フェイドアウトする。あいまいに消えていく。 虫眼鏡を覗いたときに周辺がぼやけるのに似ている。が、霧の中に溶けていく感じの方が近い。 父・三穂の十三回忌の法事で久しぶりの熊本。太陽が優しい。

シンプルな構造

無秩序にも見える複雑な有機的世界の中から、シンプルな構造を発見して取り出す。 取り出せる構造が無限にあるという確信が、生きることの余裕につながる。

都心の忘れ物 8

青山墓地のソメイヨシノ。

都心の忘れ物 7

青山墓地のソメイヨシノ。

都心の忘れ物 6

地下鉄の水垂の跡。

都心の忘れ物 5

誰かの手を施された並木。

都心の忘れ物 4

剥げた白線。

小野リサ

小野リサのライブを観ることができた。 囁くようなボサノバの演奏は、ギター1本がベストだ。 余計な音はいらない。 歌は愛を伝えるため。 ラテンの国のあたりまえが、今のこの国には欠けている。 小野リサの声を聴いている間は、そのあたりまえの気持ちにな…

都心の忘れ物 3

道端に溜まった落ち葉。

都心の忘れ物 2

こういうものは落書きがあってもどうやら誰も気にしない。

都心の忘れ物 1

配電箱は格好の落書き板。

かつてのGRIDFRAME

青山2丁目にあったオフィスを久しぶりに訪れた。 鉄板で囲った倉庫の経年変化を確かめるためだ。 建て壊しのために出ることになったが、10年以上が経過しても放置されていた。 だが、貼り紙に今月末から解体工事と書いてあった。 最後に間に合ってよかった…

写真

写真はそのように映すものなのか、そのように映るものなのか ぼくにとっては、ほぼ後者だ だから驚きがあるし、発見がある 実験のくりかえし 試行錯誤のくりかえし 方法を記録したり、記憶したりする必要もない できたのは1回切りでよい もう二度とない それ…

人生をつくれるのか

生まれたときの自分のままで育てていくのか 生まれたときの自分のままで育っていくのか 親はそこに介入すべきなのか 親はそこに介入してはならないのか いや、親にできることは親の願いを伝えることだけではないか もちろん、本当に伝えるには、伝えるべき時…

法に触れない悪

ほぼすべての悪は法に触れないように行われる。 だから、悪は止むことがない。 どんな法律を用意しても、必ず悪の抜け道を見出す。 お天道さまに顔向けできなくても、平気でそれを行うのはむしろエリートだ。

港の夜

信号待ちの鉄柱

信号待ちの歩道に立つ鉄柱の質感に魅了される。

使い古したバッグ

もう何年使っているだろう。colemanのバッグパック。 擦り切れた部分が目立つようになってきた。 でも、使える間は使い続ける。

乃木邸の鉄扉

いつも通る公園に面した乃木邸の裏口鉄扉。 改めて見ると、その手づくりの造作に時代の豊かさを感じる。 自由とは何だろう?

土木構造物

土木というと美しさとの関係が薄いと思われているだろうし、実際建設工事の現場では美しさについて語り合うことはほとんどない。 だが、高速道路のジャンクションの美しさを認めない人はいないだろう。橋、ダム、擁壁など、そのスケールも相俟って、美しいも…

君について

ソニーのDiscmanのテレビCMで流れていた村松健のピアノ曲。1985年。「winter music」に収録。 夜の隅田川をゆっくりと進むボート。水面がキラキラ光る。ピアノの音はその光から生まれる。 そのときの映像とその頃の自分が重なる。ぼくが初めて海外に出た…

映画 釣りバカ日誌

1988年。山田洋次・脚本。西田敏行、三国連太郎、石田えり。 陽向の笑顔再生プロジェクトとして、笑える映画をランキングから選んで3人で観る。 最近、頭がすっきりしてきた陽向だが、かつてのようにケラケラ笑うことが少なくなった。中学生になって、…

新宿御苑の植物園 4

新宿御苑の植物園 3

新宿御苑の植物園 2

新宿御苑の植物園 1

田中一村の奄美大島での絵のような写真が撮れた。