gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

過去や未来の他者を想像する

Yさま こちらこそお返事が遅くなってしまいました とてもありがたいメールをありがとうございます カントの定言命法の一つに「他者を手段としてのみならず、目的として扱え」とあるそうですが、柄谷行人はその他者を現在だけでなく、過去や未来へと広げるこ…

strong speaker

建築を学んでいたニューヨーク州立大学で、チームを組んで空間をつくるプロジェクトがあった。 ぼくにとっては、最悪のプロジェクトだったと言っていい。ぼくの意見などは、何一つ結果に反映されることがなかったのだ。 ぼくは、このプロジェクト以前に、そ…

映画 プラネタリウム

2016年。フランス・ベルギー。ナタリー・ポートマン。 「プラネタリウム」というタイトルが切ない。昼には見えない星を、プラネタリウムは見せてくれる。それは、儚い夢を見せてくれる映画にも似ている。そして何より、行く先に何かを得ようと努力する人…

地方の風景

鋸南町で撮ってきたビデオや写真の風景を見ながら、もしこの町で暮らすとしたら、という想定で、この風景をどのように変えていきたいか、について考えている。 ぼくの感覚では、1960年代までの日本の風景は、きっと全国的に美しかっただろうと思う。高度成長…

スーパームーンの皆既月食

昨夜、見られるはずだった皆既月食のために、午後8時ごろの東京ミッドタウンの公園には数百人が集まった。 残念ながら、月はどこにも表れなかった。低すぎたのか?雲が濃かったのか? それでも、集まった数百人は時間が過ぎても南東の空を見つめ続けていた。…

フツーじゃないこと

フツーじゃない人生を行きたいなら、まずはフツーは何かを学ぼう、などとバカな理屈をほざいている時間はない。 自分の心に触れるものだけを信じて、突き進んで行った方がよい。 知らないことは強い。 フツーを知ることが必要なら、突き進んでいる中で自然に…

成功者

社会的な成功、なんて望むべきではない。 淡々と、やりたいことにこだわって生きていくだけ。 自分の判断で、自分を動かしていくこと。 そうしているうちに、外部的要因が働く。 ときには、味方として。ときには、敵として。 どちらでもよい。歓迎する。避け…

できること・できないこと

物理の法則や化学の法則がどうであれ、実験をやる価値はいつもある。 「ガラスと金属は、熱膨張率が違うから、くっつけることは難しい」というが、感覚を知っている人に実験してもらえば、なんてことはない。くっついた。 そんなものだ。 できること・できな…

ABCD分析と記憶

スタッフ002がABCD分析の発案者だが、彼女が資格試験の勉強をするにあたって、ABCD分析を活用しているとのこと。 自分はCに当てはまるから、試験のために勉強をしようと短期メモリーを詰め込みがちだから、もっとBDタイプの、ものごとをコンテクストでしっか…

映画 ローサは密告された

2016年。フィリピン。ブリランテ・メンドーサ監督。 マニラのスラム街に暮らすローサは、夫と小さなコンビニエンスストアを経営している。4人の子供を養う為、店では「アイス」も売っている。「ローサ、アイスを売って。食うためにいるんだ」「だったらうち…

壊す

菅首相が世襲議員を一掃してくれるとしたら、もうそのまま行って!という気持ちになってきた。 世論などもうよい。国民の命を重く見ないことも、今は目をつむる。 ルサンチマンがやることは怖いが、そういう人でなければできないことがある。 それが未来をよ…

自由に生きてく方法

浜田省吾が「風を感じて」を歌ったのは、1979年だ。カップヌードルのCMで流れていた。 「自由に生きてく方法なんて、100通りだってあるさ」 この歌詞で勇気づけられた若者は多かったんじゃないだろうか。 少なくとも、ぼくは「そうだ」と思った。生きるこ…

SOTOCHIKUとABCD理論の関係

SOTOCHIKUはある特定の感覚を持つ少数の人間にのみ、メリットをもたらすものだと考えられているかもしれない。まあ、せいぜい100人に数人程度がそのよさを理解できる、と。 ましてや、多くの人が直面している緊急な問題を解決する類いのものであるはずがない…

標準化

太平洋戦争で、日米開戦時では勝っていた戦闘機の数と性能が、戦争が進むにつれて逆転していった大きな要因として、アメリカの戦闘機が徹底的に標準化されていたのに対し、日本のそれは一つ一つのネジまで違う工芸品に近いモノだったことが挙げられるそうだ…

世界を材料として

SOTOCHIKUでは、世界を材料としてつくる、と謳っている。 鋸南町のSOTOCHIKU散歩をして、まず思ったことは、少し前までは町は近くにある素材を材料としてつくられていたんだ、という、考えてみれば当たり前のことだ。 流通が発達してから日本全国に工場で生…

ルイボスティ+炭酸

どんな食事にも、暑い日はこれが合う・・・。 食べ物について語るのは、ちょっと恥ずかしい・・・。 でも、これ読んだ人、試してみてください。

映画 歓びのトスカーナ

2016年。イタリア。 原題は、La pazza gioia(狂気の歓び)。心を病んだ女性が入院する診療施設を抜け出した二人の逃避行。 もし、安心して狂っていることができる社会になれば・・・、などと言う前に、社会全体がどこかが狂っている。例えば、テレビに出る…

地下石切場のカメラ

大きな石が四角く切り取られた跡に ポッカリと静かな空間ができる・・・ 宇宙の時間がつくった石を 非力な人間が切り出し、運び上げる そうやって、都会を埋め尽くし 天にすら挑もうとしてきたのだ 取り残された、ひんやりとした四角い空間に ぼくらの、千分…

規則と公平性

縛られる規則を減らしていくように生きていく。 ぼくの人生に関わる人も、規則に縛られない人生になるように協力していく。 例えば、元々金持ちと元々貧乏が同じ規則に基づいて扱われるのを公平と呼べるわけがない。 それぞれの状況に応じて、必要なものを与…

汚しうる美になりうる条件

下北沢・美容室リアルクローズの四元さんへのインタビューで、 「百円ショップで買った茶碗が割れて、金継ぎする」という行為に意味があるのか、という話が出てきた。 おもしろい問題だと思う。 ぼくは、金継ぎをすることに大賛成だ。 問題提起(モダンアー…

スッキリ

昨夜、頭にあった粉瘤を除去したら、頭が軽くなっている。 重さは実際、数グラムに過ぎないかもしれないが、この軽さはなんだろう? 霊能者のミミさんが言っていた、アンテナとしての機能を失うことだけ一抹の不安を感じるw。

形成外科

頭にある粉瘤とは、もう26年の付き合いだった。 最初の頃は指で触るとわかるくらいで誰も気づかないくらいだったが、今は3センチくらいの直径になって、外見的に気になって久しい。 とはいえ、自分では見えない部分のため、ほとんどの場合は忘れている。 と…

鋸山縦走ランニング

鋸山縦走ランニング。 といっても、山の中では歩いたけれども。 鋸南エアルポルトから金谷港への往復で、ちょうど20キロ。5時間ほど。 心地よい距離だ。 景色もよかったが、ぼくにとって最もインパクトがあったのは、石切場だ。 まるで近代の、ビルのファサ…

鋸南エアルポルト2

鋸南町の人口は7500人。海も山もあって、美しい自然へのアプローチも近い。 佐谷さんは1年の半分をこの町で過ごし、この町の未来について考えている。 この町には、佐谷さんの友人が古い空き家を買い取って、新しい施設がつくられ始めている。その友人…

映画 シャイニング

1980年。スタンリー・キューブリック監督。ジャック・ニコルソン。シェリー・デュバル。 41年前の作品とは思えないスキのない名作。 ホラー映画ではあるが、程度の差はあれ実際に霊の出る空間くらいはたくさんあるだろう。 ジャックニコルソンの演じる…

時間

これまでの人生は、ぼくの中のどこかで時間に追われる感覚があったかもしれない。 今、その感覚から自由になりつつある気がする。 SOTOCHIKUで時間のことばかり考えていたからだろうか? 時間とは、人の心の中にある。正しいだろうか?

こいのぼり

今年もこいのぼりが東京ミッドタウンの公園にたくさんぶら下がっている。 こういう様子を見ると、ホッとする人も多いだろう。 コロナに負けない。いつも通り。

己の欲せざるところ

安冨歩氏が、論語の講義の中で「己の欲せざるところ、人に施すことなかれ」について解説している。 これは、確か中学生のときに、「自分がされたくないことを、人にしてはいけない」という分かりやすい意味で習ったと思う。 安冨歩氏はこれは間違っていて、…

学習回路を開いている状態が「仁」であり、仁たりうる者を「君子」と呼ぶ。 ー「超訳 論語」安冨歩 学習回路を開いている、とは、自分の外に在るものと向き合うこと、と解釈することができるだろうか。 ならば、SOTOCHIKUは仁の態度を促すものになりうる。

ディクシット

6年生になった陽向の変貌を実感したことがある。 家族3人でディクシットやったときだ。 最初は、彼が2年生のときだったろうか?そのときから、彼は両親と互角に渡り合うには十分な力を発揮した。 このゲームは、参加者全員の思考回路を洞察することを必要と…