gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

こどもたちへ・・・2

ぼくらがつくったもの、と言ったとしても、 元々の素材が誰かによってつくられたものだったり、 自然が作用していたりするのだから、 「ぼくら」というときには周辺にいる人だけでなく、 もっとたくさんの人たちや人以外の何かが含まれる。 そう考えると、よ…

陽向の未来

陽向の心身は活発に動き始めた。 そして、だからこそ、新しい壁にぶつかっている。 数年間、あまり汗をかいてこなかったせいで、汗腺が細くなり、一日の中で痒い時間が増えている。 夜寝つくのに何時間もかかるくらいだ。 だが、これも一時的な現象だと予想…

休み

明日から9日間の休みに入る。 コロナ、戦争、物価高、どれを取ってものんびりとしている場合ではない。 世界はこの一瞬にも大きく動いている。 これからの9日間で新しい第一歩の答えを出す。 そのための休みだ。

PCR検査

東京都の無料PCR検査を受けてきた。検査を実施しているクリニックは、通常なら13000円くらいの検査だ。インターネットや町で有料でやっているところは2000円くらいが相場だから、6倍くらいの開きがある。何か精度に違いでもあるのだろうか? 税金はいつもこ…

STUDIO MARLMARL

暗闇と光。子供を撮影するための空間。

土壁の必要性

半分を過ぎたころから

陽向は1年半前に50キロを歩いたとき、25キロ地点まではいつものぼんやりした陽向だった。半分を過ぎて言ったのは、「もう飽きた。電車で帰ろう」 でも、そこから覚醒した。足がつらくなり、重くなるにつれて、何かが彼の中で生まれ始めた。 彼はぼくから遅れ…

人を生かす

例えば、医者が患者を生かすように、自分の存在が他人を生かすという確信があれば、だれもが身を投げ出すことができる。 ぼくら空間づくりの仕事も、その領域にあるものとして向き合っていく。 周囲の人々にもそのような仕事として認めていただけるように、…

壁が生命を宿した

生命を感じ取れるか? モノが単にモノであることを止めて、生き物に変わる。 その瞬間をぼくは見た。

小さな奇跡

元々の土壁は、一定の間隔で水平に流された貫(ぬき)と呼ばれる木板に小舞竹が打ち付けられていたために、木板の前の部分だけ薄く仕上がっている。 今回、千葉県鋸南町保田の納屋から切り取ってきた土壁は、壁厚である厚い部分は約35ミリ、貫の前の薄い部分は…

ぼくらがつくったもの

ぼくらがつくったもの、と言ったとしても、元々の素材が誰かによってつくられたものだったり、自然が作用していたりするのだから、ぼくらにはもっとたくさんの人たちや何かが含まれる。 そう考えると、より正確に言えば、「ぼくら」とは世界かもしれない。 …

過ぎた時間

この土壁がつくられた頃の周りの風景を想像してみる。 昭和の初めの頃の景色。周囲の道はまだ舗装されていなかっただろう。 馬がリヤカーを引いていたかもしれない。 ぼくはその景色を、この壁が含みこむ暗闇の向こうに見ている。 過ぎた時間は、その暗闇に…

影を含みこむ

ぼくの子供のころの記憶で、印象に強く残っているのは、父方の祖母の家の少し崩れた土壁だ。 漆喰が一部剥がれて、2次元の壁は奥行きのある3次元の壁に代わり、のぞき込めばそこには無限の暗闇が潜んでいるようだった。 それは異世界への入口のようで、の…

壁と向き合う

今日は一日、壁と向き合う日に当てた。 懐かしい思い出が溢れ出てくる。 そう、壁の中へ心が入り込んでいく。

追い求めている風景

ぼくは遠い過去に見た風景を追い求めている。 船がゆっくりと横切っていく。それを目で追う。 胸に鳴り響くのはMark IshamのMen before the Mirror。

金融引き締めはできない

円安・原油高によってインフレが進んでいる。日銀はお金の発行量を抑えて、金融引き締めを行うのが道理だが、黒田バズーカは続き、金利は引き上げられない。 それは、金利を上げると大企業や住宅ローンを抱える人が破産するからだ、という。 日本企業が実質…

打放しコンクリート

打放しのコンクリートを活用した内装にしたいと考えています。設計や施工をする上で注意すべきポイントはありますか?・・・という質問に答えて 現代の日本の内装空間は、石膏ボードに覆われた空間が多く、構造躯体がそのまま表れていることは稀です。打放し…

正直で優しく在ること

SNSは簡単にたくさんの人を繋げたけれど、同調圧力は強まった。そして、そこからはみ出る人を容赦なく叩き潰し、自殺者も出た。 内容ではなく数しか読み取れないAIがならず者の集団を拡大しているし、そういう意味ではインターネットはまだレベルが低い状態…

鋸南町から

鋸南町からのSOTOCHIKU素材。今回の芝公園写真スタジオは、土壁、鋸山の土、ペンキのキセキの鉄板、そして、キャノピーの木柱・・・が様々な場所で空間の一部を成した。 たくさんの鋸南町の歴史が、ストーリーが、他の知らない何処かで引き継がれる。

コロナ対策

これほど猛威を振るっているコロナに対して、世間が無関心でいるとき、自分たちはどうするか? 陽性と分かれば、無症状でも出歩けない。もちろん、働けない。それでも、自分を含めたスタッフにPCR検査を受けさせるか? 結局、短期的な視野から受けられない。…

57000歩

陽向と早朝に久里浜まで電車で移動して、そこから60キロ余りを歩いて帰って来よう、という試みをやってみた。 前回は、1年5か月前に、埼玉県川越市から50キロを歩いて帰る試みを、陽向は食事休憩を入れて15時間でやってのけた。 7か月前くらいから…

いいね数とコメント数

YouTubeのおススメ動画のランクを決めるのは、視聴数、チャンネル登録数、シェア数に加えて、いいね数とコメント数だという。 いいねとコメントは日常的に簡単にできる。だから、これを増やすことでポジティブな連鎖反応が起こって、視聴者数が増えて、その…

消費社会に巻き込まれないように

値段がつかないもの。 単独的に価値を見出すものには値段がつかない。 他人がその価値を認めるとは限らないからだ。 単独的に価値を見出す人にとっては、この世の中にそのようなものが消費されることなく散らばっていることが幸せだ。 そのようなものが世界…

入学式

今日から陽向は中学生。 緊張のためか、昨日はあまり眠れなかった様子。 親としては、緊張して中学生活を迎える陽向をうれしく思う。 覚悟が感じられる。未来の自分に期待する心だ。 これまでの彼からは感じられなかった、ぼくらが一番欲していたモノだ。

個別指導塾

個別指導塾の横浜校が完成した。 中央の本棚兼オブジェが放射するエネルギーが、子供たちの背中を押してくれるように。

PTSD

ジェノサイドを起こしたロシア兵たちは今後長い間、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされることになるだろう。 殺した側の今後の苦しみを思えば、すでに殺されたようなものだ。 なぜこんな命令が下されるのか? ロシアのデフォルトはほぼ確定らしい。ロ…

自暴自棄

残念ながら、人間は強くない。 ウクライナ・キーウ近郊のブチャにおけるジェノサイドは、追い詰められたロシア兵たちの自暴自棄によるものではないか、と想像する。 あるいは過去の大戦下の歴史のように計画的なものなのか? それはないだろう。 人間性を失…

中国・ロシア

欧米中心でつくりあげてきた世界から中国・ロシアが出ようとしていることが明確になってきた。 正直、欧米中心でつくりあげてきた世界からはぼくも出たいという気持ちが強い。しかし、中国・ロシアがつくりあげる世界など、もっといやだ。 考えただけでもぞ…

プラモデル

ジモティで昔の軍物のプラモデルを大量に売っている人を見つけて所沢まで取りに伺う。 コミュニティセンターの駐車場で段ボール箱を足元に置いて待っていたおじさんが、懐かしそうに中身について説明してくださった。 子供の頃はずいぶんたくさんのプラモデ…

大壁

大壁の左官を一応、完成させた。 これからどんな写真がここを背景に撮られるのか?