gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

13歳

陽向は13歳になった。お祝いは、目黒のざうお。今日も鯛を釣った。 12歳の陽向は、これまでで一番がんばった。 その成果は大きいが、たぶんぼくら3人しかそれを知らない。 今後13歳の陽向の躍進を、きっとたくさんの人が認めるだろう。 そして、再びよく笑う…

PCのダウン

ずっと調子が思わしくなかったノートPCがとうとう起ち上がらなくなった。 この1台をすべての場所に持ち歩いて使用していた自分としては、なんだか自分の体の一部が失われたように心もとない気持ちだ。 落ち着いてやるべきことをやるために、PCのない場所で紙…

スピノザと共振

スピノザの友人であったホイヘンスが、二つの振り子時計が同期し、共振することを発見し、それをスピノザにも伝えたであろうことを、安富歩氏が述べている。 このことがスピノザの著作「エチカ」に大きな影響を及ぼした、と。 ぼくはスピノザのことを神の存…

ギター

久しぶりに歌をつくりたくなった。 母が実家から送ってくれたフォークギターの音が心地よくて、最近よく鳴らすようになったからだ。 そして、小学校以来の友人であるY君が会社を早期退職してギターをつくり始めたのも、弾きたくなった原因のひとつだ。 元々…

日本語の美しさ

ぼくは、森敦の書く日本語が好きだ。 「きみはきみの未来にきみを遮る川を予感し、きみの前にそばだつ山を予感するがごとく、川を再現し山を再現して行く。おそらく、きみはいかなるものからもその意味を取り去ることによって構造し、構造することによって意…

別の意味を探す

誰かがつくったものが纏った意味をそのまま受け入れるだけでは、自分が生きる意味はない。 だから、ぼくが感知する別の意味を探す。存在する全てのものに。

夜のランニング

夜だからこそ撮れる風景がある。 今日、走りながら写真を撮って、改めてそう思った。 夜景というわけではなく、暗がりにそれを探す。

くまんばちの巣

クマンバチの巣は、以前おみやげにいただいたことがあった。こうして、木にくっついているのを見るのは初めてかもしれない。 よくできている。動物がつくるものにはいつも感動させられる。

自由になる

墨田区亀沢のGRIDFRAME工場の看板。 17年前にGRIDFRAMEという名のオリジナルフレーム材を使ってつくられて、これまでの時間を刻印してきた。 余計なものがどんどん剥ぎ取られていくように、今はこのモノクロ写真がいちばん本然に近い。 どんどん自由になって…

ファシスト

ファシストといえば、ヒトラーを想起する人が多いだろう。 その意味は、強権的な独裁者を指すが、ひと月万冊における安富歩氏のファシストについての話は興味深かった。 youtu.be 体制に付いていく者以外はほぼファシストだ、という話から始まる。でも、体制…

リーダーシップ

小学生の頃、「もっとリーダーシップを発揮してほしい」と通信簿に何度も書かれたのを憶えている。 高度経済成長期の真っ只中で学校教育の目標のひとつが「リーダーシップ」であるのはよく理解できる。ぼくは「そうなりたい」と思いながらも、「自分はそうい…

スピノザ研究者

安富歩氏のスピノザについての話だったが、頭に残ったのは、スピノザについての本を書いた清水礼子氏の話だった。 スピノザの肖像画の温かさに惹かれてスピノザを読み、その思想に人間的なものを感じ取った安富氏に対して、清水礼子氏はスピノザの「エチカ」…

カンジダ菌

陽向の腸内にあるカンジダ菌の行いを良い方向へ向けることが、妻の最大の関心事だ。 カンジダ菌を殺すサプリは、強すぎて逆に彼の腸内環境を悪化させてしまうらしい。ならば、さまざまな食品で改善しようと試している。 情報は最近の研究によるものばかりで…

荒地

南青山にもこんな荒地を見つけることができる。ただホッとするのだ。他意はない。

ディテール

あたりまえに目にしているものを支えている部分は、びっくりするほど魅力的なことが多い。

必要から来るカタチ

必要から来るカタチはどれも美しい。

ロングボートの町

チャコル画。もし、ロングボートの町へ行ったら、歩いているときにこんな風景に出会いたい。

山村の風景

チャコル画。こんな山村の美しい曲線の道にこんな構造物があったら愉しい。

eSportsの可能性

元々ゲーム業界が開発したゲームに端を発するeSportsは、発足時から「個人の愉しみ」と「集団の利益のための手段」という二面性の中で発展してきたという経緯を持つ。 eSportsは新しいスポーツだが、ゲームは歴史の蓄積の中から生み出されており、それ自体が…

SPOOL & THREAD

ユニバーサルデザインのホテル設計。糸巻から、糸がほどけるように部屋が散らばる。くねくねと歩きながら、廊下にはたくさんのドアが連続する。障害のある人とない人が同じ速度で歩く。

駅のホーム

駅のホームの下には、がらくたが詰められた網がぶら下がっている。 列車が近づくとその振動で、ガラガラと音を立て始める。列車を待つ人は、その音を合図に椅子から立ち上がる。

着物の帯

今、相模原のプロジェクトで計画している着物の帯が舞うカフェ。

周りの風景

パクチー銀行を共同経営しながら、周りの風景に視界が広がるようになってきている。 関わりが少しずつ深まっている。

風景の中に何らかの構造を入れ込む試み

インスタの個人ページをつくってから、表題の試みを意識して風景を見ることが多くなった。 誰かの心がほんの少し動くような風景が目の前に広がるように。 足らないものは何か?触るべきところはどこか? きっと、こう考えることが大事だ。 何もいらない、完…

ペンキのキセキを待つ

パクチー銀行の外壁の「ペンキのキセキ」をひたすら待っている。

名刺と文庫本

もう20年以上前に出会った若いアーティストは、落ち着いた佇まいをしていた。彼とは一度会ったきりで、その印象だけが強く残っている。 彼は名刺と一緒に、文庫本の切り取られた1ページが入ったセロファンシートをぼくにくれた。文庫本は確か新約聖書だった…

陽向に関するブログ

この中に、陽向が登場するブログは、これまでに数百日分はあるだろう。 それを毎晩2、3日分、寝る前に一緒に読む。 陽向が生まれた頃からもうすぐ13歳になる現在まで、そのペースで読んでいくと半年くらいかかるだろうか。 あれこれ思い出しながら読んでみ…

文化の創造的な継承

文化を創造的に継承すること。 新しい文化は、必ず古くからの文化の蓄積の下に生まれてくる。 その自覚なしに、普遍に近づくことはできない。