gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

柔道の団体戦

子供の頃からグループ競技といわれるスポーツは好きではなかった。自分の力を出し切る気持ちの良さを得られないからだ。

だから、柔道は性に合っていた。勝っても負けても自分のせい。その潔さが好きだった。

柔道にも団体戦というものがある。5人のメンバー同士が一人ずつ闘う、点取り戦というものが一般的だ。ぼくは、勝つ割合はそれほど多くなかったが、負けることはほとんどないタイプ、つまり、勝つか引き分けるかのどっちか、というタイプだった。

自分の前に闘ったメンバーの結果を見て、果敢に攻めて勝ちに行くか、手堅く引き分けるか、狙いを決める。そんなことを考えながらの闘いが好きだった。

会社はグループ競技に例えられるが、私にとっては、柔道の団体戦と似ている。基本は、1対1の個人として闘う。100%のパフォーマンスを引き出して、結果を次の人へリレーしていく。絶え間なく、個人の闘いが連鎖されていく。

勝っても負けても自分のせい。創造性の連鎖に、柔道の団体戦が重なって見える。

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