realclothesの四元さんのブログに触発され、内房の鋸山へ行ってきた。
http://hello-16.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/10/post.html
休みには、房総へ向かうことが多い。ぼくや妻が房総が好きなのは、房総が端部に位置しているからだ。
そこは、何かのついでに寄ることができる通過地点ではない。言ってみれば、地の果てにある。
地の果てにある故の、はりつめた空気を感じられる。通過点に位置する土地の空気に感じられるぬるさがない。
町が栄える条件の一つが交通であるならば、端部はその条件を満たさない。よって、その風景は枯れている。
だが、条件の厳しさゆえに育てられる何かがある。貧しさゆえの豊かさと言い換えてもよい。
ぼくたちが房総へ来るのは、そのような空気に触れて、大切なものを取り戻したいときだ。