gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

循環

後先を考えずに、今、力を得るために・・・、そうやってエナジードリンクを飲む。 経済は何事もそのように回ってきた。そして、自覚をすることなく、いつか体力を失っていく。 総体として、少しずつ弱っていく人類。 オリンピックの記録はどんどん塗り替えられ…

北山田Bake & Roll

北山田の住宅街にパン屋さんBake&Rollが完成した。 クライアントがパンに向き合う気持ちの強さが伝わるような空間を思いながらつくらせていただいた。

ラグビー

ラグビーが盛り上がっている。 2015年ワールドカップの南アフリカ戦に引き続き、アイルランド戦で「歴史的勝利」だそうだ。 ラグビーについてはよく知らないが、独特の雰囲気には興味があった。ニュージーランドのハカと呼ばれる民族舞踏など、試合そのもの…

保証

是枝裕和監督の対談で、「多様な『私』というものが保証されるのが、パブリックという空間」という言葉があった。 言葉の一語一語を大事にしているのが分かる。「保証」という言葉を使っていることが新鮮に響く。 保証というビジネスライクな言葉が、このよ…

オンリーワンと「それなり」

昨年亡くなった樹木希林は、不思議な魅力が漂う人だった。きっと誰もがそう思っているだろう。 少し前の朝日の記事に、樹木希林の言葉が載っていた。 ・・・・・ 「それで、私、6年生の時にね、低学年のために『歩き競争』という種目があったんだけど、『私…

モチベーション

生きるために必要なものは、何をやるにもモチベーションだ。

会社で働く個人事業主たち

タニタが進めている「日本活性化プロジェクト」についての本を、知人から薦められて読んでみた。 社内の働き方改革の本で、社員の中から個人事業主になる者を募り、毎年10名くらいを個人事業主化して、現在3期目に入っている。 この制度を始めた社長の動機は…

陽の当たらない人に向けて

退職後の夫婦の生活を応援する。 働く女性の日常を応援する。 日本文化の代表格、日本酒の酒蔵を応援する。 あるクライアントが進めるプロジェクトのテーマをひとつひとつ繋げていくと、別々に見えるテーマの関連性が見えてくる。 それを見つけて、共感する…

GPS鬼ごっこ

陽向の携帯の「みまもりマップ」機能で陽向の位置を確認できるため、3人で代々木公園へ行ってGPS鬼ごっこをやろう、ということになった。 陽向の位置の更新は、最短5分毎であるため、マップ上の場所はすでに5分前かもしれない、ということで、ゲームは困難。…

映画 ザ・トライブ

2014年。ウクライナ。 登場人物が全員聾唖者で、全くセリフがない映画。聾学校を舞台に、といえば、日本であれば感動物語が予測できる設定だが、この映画は悪の組織の映画だ。 石川真吾さんという映画監督の批評から抜粋させていただくと、・・・ <「トライ…

世界は良くなっていくか?

巨大企業を含めて、社員を丸抱えしていく体力を失いつつあるのが、今の世界だ。 それぞれの社員を独立させる、とはどういうことか? 手放すことに等しいのか? それとも、理想的な協力関係ができるのか? 新しいものに挑戦するかたちとして、適しているのか…

懐かしさ

懐かしいという感情は、何歳ごろから生まれるのか? 9歳の陽向は、明日4時間ほど預けられることになった子育て支援施設を、とても愉しみにしている。 保育園の頃までは、2か月に一度くらい、そこで預かってもらった場所だ。 いろんなことが懐かしい、と言っ…

立場

自分の立場をもとに、行動を決定する。大人になるとは、それができるようになることだ。 個人よりも、立場を優先することが過ぎると、大きな悲劇につながることがある。 日本が戦争に敗けたのをひとつの例として書かれている本を読んでいる。 教育を考えると…

創発

「創発」という概念は、部分の性質の単純な総和にとどまらない特性が、全体として現れること。 小2の教科書にも出てくる絵本「スイミー」の魚が集まって大きな魚の形を成す有名な絵も、創発の例として出てくる。 組織論など、たくさんの分野で流行の言葉で…

動機

陽向が通う青山小学校の夏休みは「学童クラブ」へほぼ毎日通った。 学童クラブの運営は民間会社で、区立の学校とは職員が別だ。 8時から9時半までの間に登校するが、8時に行くと褒めてもらえる。ただそれだけの理由で、陽向は夏休みに早起きになった。 6時台…

将来の会社像

会社のスタッフ一人一人を、自営業者にしたら、どう変わるだろう? 協力業者としてのつながりで仕事をしていくことで、会社の固定費は大きく削減される。 この固定費をコンスタントに確保するために、自分たちでなければできない仕事でなくとも、やらねばな…

生の鉄

表面を塗装やメッキでコーティングする。それが鉄を使用する場合の常套手段だ。 もちろん、錆びるからだ。 この錆を、汚い、と感じる人が多いからだ。 実際、錆に触れると錆の粉がつく。 しかし、使用に耐えないほどではない場合に留まることも多い。 経年変…

とりかえのきかないシステム

人間がつくるシステムは、所詮とりかえのきく世界に属するもののみなのだろうか? 公平性を保つために、どんな人間にも同じルールを適用する、という事象は、すでに不公平性を孕んでいる。 人それぞれの特性によって、ルールの妥当性が大きく異なる場合が多…

完全無欠が崩れる

人の心が強く揺さぶられるのは、完全無欠と思われるものが崩れゆくのを感じ取るときかもしれない。 完全無欠に見えるものからは、実は生を実感できない。それが崩れゆくのを感じるとき、初めて強烈に生きていることを感じる。 この崩れゆく様の美しさは、打…

911

911から18年。311から8年半。毎月11日には、少しだけ人災と天災に対して身構える癖がついている人は、ぼくだけではないだろう。 911はグローバル資本主義の問題を全世界に突き付けた。 オサマ・ビンラディンたちがいなくなった、と喜んでいる場合…

働けない時間

労働時間の短縮が義務付けられて、GFでも20時以降は原則として仕事ができない、と決めた。事前に許可を受けない限り、会社にいることすら、できなくする。 その時間は、働きたくても働けない、という状況ができあがった。 これが、仕事全体へどのような影響…

開かれる視界 

ぼくは、20歳のときに初めて海外へ行った。大学2年生だった。アフリカのケニア。タンザニアのひとり旅だ。 そこで、面白い日本人にも出会った。その多くが、当時の文明社会に問題を感じていて、精神世界に傾倒している人も多かった。 とりかえのきく世界と、…

はがき

古くからの知人の電話番号やメールアドレスがわからなくて、はがきでやり取りをしている。 はがきを書いているときは、ゆったりと流れる時間を感じることができる。 思わず久しぶりに絵を描いてしまった。 あれこれと相手のことに思いを馳せる、久しぶりの時…

朝のジョギング

先月から陽向と朝のジョギングを始めた。 陽向の寝ぼけまなこに、「しっかりしろ!」と叱ってばかりだが、走り終えてしまえば、二人でスッキリと一日を始めることができて、よい感じ。

映画 タイム・オブ・ザ・ウルフ

2003年。フランス・ドイツ・オーストリア。ミヒャエル・ハネケ監督。 原発事故なのか?町から人が逃げている。そんな状況下での人間たちを描く。 文明人たちが無政府状態に陥ったら、どうなるか。どのようにサバイバルしていくのか。 人間の尊さは、優しさは…

汚れ

服が汚れると、一生懸命汚れを落とそうとするが、むしろ、落ちない汚れについては、空間づくりに生かすことができる。

外にあるもの

現実として、外にある壁自体に美しいといえるものは多くはない。 周囲も含めた全体の調和の中で、成立する美しさだったりする。 だから、SOTOCHIKU素材は、それ自体に美しさを求める必要はない。 外を持ってくること自体に意味があるのだ。

からかい

からかうと笑い転げていた陽向が、からかわれると怒るようになった。 もう大人として扱っていかねばならない時が来たのだろう。 ぼくと似ているところ、母親と似ているところ、隔世で遺伝しているところ、などなど、いろんな面があるが、誰にも似ていない田…

fens

イギリスは行ったことのない国だが、fensと呼ばれている場所にはなぜか懐かしさを感じている。Waterlandという1992年の映画の舞台になった場所で、ぼくはアメリカでこの映画を見て以来、この湿地帯の風景が焼き付いて離れないでいる。 以来、何度かぼく…

地元の食堂

旅に出て食事をとるとき、チェーン店以外のおいしそうな店を探すのが難しい時代になってきた。 だが、そんな時代になってきたからこそ、地元の良い店を見つけるとうれしい気持ちもひとしおだ。 今日は、静岡・富士宮市のカレー屋「華麗屋」。やさしい味の煮…