gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

プロジェクト

On Your Side

石の階段にすわったときに ふと地面の近しさを忘れていたことに気づくように 並木通りを歩いたときに ふと髪に触れた木の葉の近しさに気づくように 雲間からそっと光が射したときに ふと太陽のやわらかな近しさに気づくように その人に寄り添うことで どうか…

地下石切場のカメラ

大きな石が四角く切り取られた跡に ポッカリと静かな空間ができる・・・ 宇宙の時間がつくった石を 非力な人間が切り出し、運び上げる そうやって、都会を埋め尽くし 天にすら挑もうとしてきたのだ 取り残された、ひんやりとした四角い空間に ぼくらの、千分…

暗がりから空の下へ

KZ邸では、「穴蔵に籠りたい」というオーナーのご希望があった。 今、YouTube動画としてそれをまとめているが、穴蔵から中庭へ出て光を浴びるカットが美しい。 空から分け隔てなく万人に光が降り注いでいることに気がつく瞬間は、少ない。

壁をふかす

凸凹のある壁をふかして、フラットな壁に変える。それがかえって空間を広く見せることもある。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

プロジェクションマッピング

アナログが好きな人間としては、プロジェクションマッピングなどを空間に取り組むことにはあまり積極的な気持ちになれなかったが、そこに静けさがあるならば、ありうる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつく…

光で絵を描く

光と影で壁や天井に絵を描く。そのことの可能性について考えたい。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

The Finest

一握りの人しか口にできなかった“最高級”と呼ばれるものが たくさんの人の手に届くものになるそれは、「いわゆる最高級」は本当に最高級なのか、 という人々の好奇心をくすぐるだろうその後、最高級とは一体なにか、という議論がなされるかもしれないそれは…

再度、新しい一歩

グリッドフレームというシステムパーツを使って、いろんなものとの組合せで生活に有用かつ創造性の高いものをたくさんの人が自分でつくっていく、という目的を持って、留学先のアメリカから帰ってきてから、20年以上が過ぎた。日本人の創作意欲に失望して、D…

超短焦点

大きな映像を近くから映し出すプロジェクターをあるプロジェクトのために調べている。家で映画を観るときには、特に必要を感じないが、それを工夫することで、店舗の中で効果的に使うことができる。新しい技術はこうして知ることになる。この仕事をしていな…

刺繍

糸は空から生まれ、 大地から生まれる 空の光と大地のぬくもりでできた 一本のやわらかな細い糸 糸を集めて、 一次元を二次元に変換し、 さらに、二次元を三次元に変換する 刺繍とは、その最終工程 人も空から生まれ、 大地から生まれる そして 人の生まれ持…

横ぶり刺繍

伝統

色の歴史

都会の地中

高層ビルの下は6000年前までは海の中その後、地球の温度が下がると水位が下がって陸が現れた その土地の記憶を感じ取ること ワインを抜く音が反響する ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材に…

海の底のワイン

考え抜いて

今まで自分が考えて、どうしても分からなかったことが、他人が真摯に考え抜いた結果を伺うことによって、はじめて腑に落ちた。自分と他人とは違う、ということで済ますしかなかったことが、もしくは、伝わらなかった、とあきらめてきたことが、そうではない…

ケの空間

ケの空間には、常連がたくさん来るし、新しい客もなんとなく入り込む。そこに、インパクトはいらないかもしれない。ぼくが常連になった京都の白樺は最初行ったときにドアを開けるのをずいぶん悩んだ。つまり、そのくらい入りにくかった。けれど、勇気を出し…

終わらない夢の休息

人力で大きな船をつくっていた時代があったそんな船に乗って何年もかけて地球の上をぐるぐる回り その間にたくさんの新しい発見をしながら 遠い見知らぬ国との間で人や物を運んでいたのだ手づくりで質の高いものを生み出すつくり手たちが 声を掛け合いながら…

風景とその向こう側

それは かつて住んだことのある 懐かしい場所か まだ訪れたことのない どこかにある場所か風景は心の中にある目を閉じれば いつの間にか ぼくは風景の中を歩いている夢に入口がないように、いつの間にか・・・夢で見る風景は いつもありふれた 日常の場所で 通…

窓辺で風を感じる

できれば大きな窓がいい 窓を開くと 外から音もたてず入ってくる きっとあの遠い青空から来た ゆったりと流れる時間 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実…

路地への回帰

ナポリの路地を住み処とする貧しい人々へ分け与えるために、平たいパンにありあわせのものを載せたのがピザの原点だと聞く。 分け与える側も、決して裕福ではなかっただろう。 共に生きる知恵が産み出した食べ物だからこそ真摯な追求がなされ、飽きられるこ…

外皮 / 内皮

皮膚は外環境に触れたすべての空気から内環境へ取り込むものを抽出するフィルター それは、脳による命令を受けることなく絶えず変化する外環境の中で体が必要とする本質を探し続ける 外皮が触れたものは何だろう?そして、内皮へ到達したものは何だろう? ← …

柔らかな幾何学

ちょっと寄り道をしたくなって異次元の世界へ入り込む 異星人たちの人混みの中を縫うように通り抜けながら柔らかな幾何学の中に包まれる ぼくは立ち止まって話しかけることもできるしただぼんやりと会話の断片を拾うこともできる 話しかけられて微笑むことも…

発想

「つくる」という行為は、「発想とその具現化」と言い換えることができます。具現化には、必ずと言っていいほど、思いもしなかった結果が入り込み、そこに発見があります。発見したものからは、さらに新しい発想が生まれる。そして、それをまた具現化する。…

RAKU

wood root

プリズム

水たばこ

種々の木の根を合わせる

それぞれの虹

はるか遠い中米パナマのコーヒー農園では 虹を見ることが多いという 遠くの空に浮かぶ雨粒のスクリーンに 太陽というプロジェクターで光を当てると その円の中心という特等席に私を置いて 大きな虹という映画が始まる隣で観ている人は その人を中心として ま…