gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

Door ~新しいサロンの古い扉~

古い歴史のある文化の中の暮らし そこに確かに存在した美しさを ただ静かに髪を切ることによって伝えていく そこには 異国から来たという明らかな境界を越えて 人との間にあった深い信頼関係や 古いものを大切に残しつつ 新しい時代へ向かうことによって流れ…

Door

30年前に建てられた水産会社社屋の冷蔵庫の扉 フォークリフトか何かがぶつかったのか、扉の下部が水平に少しへこんでいる 当たり前のようにそこにあった日常のものが、その役目を終える そして、あとかたもなく消えてしまう ぼくらは、それらにもう一度命を…

オジサンのいくところ

自分たちが入りたいと思うカフェがない、と、同世代のオジサンたちが言うんです、と。 そんな場所をつくりたい、という方からのカフェの依頼。 とてもスッキリとした動機で、素敵だ。 ぼくは、その中に入っていないと勝手に思っている。

未来の生活0514

「未来の生活はどのようになるだろう?」ということより、「未来の生活がどうなればよいと思っているか?」ということの方が大事だと思っている。 個人としては、好きなことをやっていたい。そして、みんなが好きなことをやっている未来になれば素敵だ。 こ…

技術は人を勇敢にするか

人工知能、5G、iOTなど、正直な話、1週間前まではどうでもよかった。 快適・簡単・便利なものに踊らされる人生にしたくない、と。 だが、あるコンペ案を考えるうちに、「技術は人を勇敢にするか」という問いが浮かんできた。 つまり、「人は他人(機械)の…

とりかえのきかない存在へ

AIの発達により、左脳的な仕事を機械に任せて世界人口の衣食住を支えることができる時代が来たら、人間は金を稼ぐ手段としての労働から解放されるかもしれない。 もう「とりかえのきく存在」として脳を使う必要はない。それぞれの人は「とりかえのきかない存…

世界人口は増えていくか

機械が人間の仕事の大部分を担ってくれる時代が訪れようとしている。 人間が働かなくても、衣食住が満たされるとしたら、あとは人口が増えていかなければ、その豊かさは継続する可能性は高くなる。 先進国では、1970年ごろから出生率が低下し、人口が減少に…

写実美術

2001年頃の堺屋太一の講演で、歴史的に、「写実美術が生まれてから、次に科学が登場し、科学が生まれてから技術が登場し、技術が生まれてから社会的に許容される。」と言っている。 豊かな時代、人口が増える時代は、このプロセスの後に来る、と。 逆に、抽…

古代と森林

古代人が利用できたエネルギーは、ほとんど森林だけだ。 どの文明も、森林によって支えられていた。 森林を切り拓き、その後に羊を放牧すると、木の根っこまで食べてしまうため、あっという間に砂漠化してしまう。 日本の縄文時代だけではなく、世界で森林が…

笑顔

陽向の笑顔がはじけるのを見るのはうれしい。 早起きして、早く準備をして、早く家を出る。 そんなときの陽向の笑顔はりりしい。 そんな環境をいつもつくってやりたい。

長い休み明け

まるで春休みの後の春休みのような、長い休みだった。 今後、休みは増えていく一方なのか? ぼくらにはうれしくないが、その感覚を疑わねばならないのかもしれない。 陽向は眠そうだ。シャキンとしない。 それでよいはずはないが、日本中がそんな感じなのか…

里親探し

犬や猫たちの里親を探す施設の提案をしている。 「ぼくらをお家へ連れてって」 かれらがそう呼びかけているように感じられる空間に。

化ける可能性

小さかった頃は、アートと呼ばれるものは隅々まで計算が行き届いていて、例えば、点描があったとすれば、小さな点を一個増やしたら、それがどんなに些細な変化であったとしても作家はすぐに気づくものだと思っていた。 でも、作家とはそういう人ではない、と…

Brocken 1

光の雨が降り注ぐ庭

千田泰広 闇を軽く、光を重く 

千田泰広の個展を久しぶりに見に行った。 まず、扉を開くと、そこは光の世界だった。天から、光の雨が降り注ぐ中庭。 光の世界に吸い込まれるように、中庭へ降りる。 遠くの雲間から射し込む光のように、しばし無数の光のシャワーに打たれる。 室内へ戻り、2…

日本の未来 2

海外で活躍をして帰ってきた方が出店される案件の提案をさせていただくことになった。 しかし、海外の躍動感が日本には感じられないようだ。それぞれの世界に奥行きを感じづらいのか? ビジネス要素を満足させながら、本物を見つめながら仕事をしていくこと…

日本の未来

令和の時代が始まった。 これから日本は、どのように変わっていくのだろう? 1998年(平成10年)に興したグリッドフレームのキーワードは、この20年で次のように変遷してきた。 「汚しうる美」 「なるの空間」 「創造性の連鎖」 「とりかえのきく世界、きかな…

平成の終わり

今日で平成が終わる。 20代で昭和が終わったときは、不思議な感覚があった。生まれたときの元号は、永遠に終わらないような錯覚があったからだ。 昭和天皇のイメージは、物心ついたときから既におじいさんで、ずっと変わらなかったから、やはり天皇も人間で…

手づかみで食べる

手づかみで食べる、ということに妻は昔から興味を持っていた。 食べるという原始的な欲求に、原始的な所作で対応することを許す場があれば、そこに遺伝子レベルで忘れていた感覚が取り戻されるのではないか。 妻の誕生日に、原宿のCATCH THE CAJUN SEAFOODへ…

関園子さん

今年で14回目の展示だそうだ。年に1回だから、最初にふらりと訪れてから14年目になる。 バカチョンカメラのフィルムに焼き付けられる解像度もちょうどよい感じで輪郭がシャープ過ぎないことによって想像力が広がる。 それにしても、視点の新鮮さはすばらしい…

教育のレベル

日本の教育レベルが下がっている、とはぼくらの世代以上であれば、だれもが感じていることだと思う。 なぜこのような事態になってしまったのか、よく分からないでいたが、現在の小学校の授業レベルを見れば、「これじゃ・・・」と思ってしまう人は多いだろう…

歩くこと

仕事で渋谷から中目黒まで歩いた。大した距離ではないが、やはり歩いて見えてくるものは、濃い。 急ぎの移動だったが、それでも入ってくる情報は著しく多い。 こんな時間を大切にしたいと思う。

震災と精神科医

神戸の震災からすでに24年が経過したが、精神科医・中井久夫の文章を読んで、あの地震がどのようなものであったかの認識を新たにした。 精神科医は、毎日、3万歩を歩き続け、たくさんの人に会い続けたらしい。特に、校長先生を訪ねることは重要だったそうだ…

主張

全てのプロジェクトを、クライアントと自分たち双方にとって価値のあるものにするためには、初対面での打合せが大事だ。 そこで、ぼくらのやるべきこと、やりたいこと、を主張するのがぼくの仕事だ。 002とともに、クライアントに合わせるのではなく、ぼくら…

ミトコンドリアDNA

ミトコンドリアDNAを検査して、自分のルーツが分かった、という方のお話を聞いた。 先祖が、2万年前にバイカル湖近くの女性から生まれ、5千年前にカナディアンインディアンと日本に兄弟が分かれたことが分かった、という。 自分のDNAにまつわる、時空の壮大…

天の哄笑

彼らはどうして天の哄笑を聞かなかったのだろう。(森敦「意味の変容」)

一人で遠出

ぼくらが忙しくて、日曜日にどこにも行けない日は、陽向は退屈だ。 今日は、とうとう一人で遠出。 電車を乗り継いで、お台場の水の科学館へ。 いろんな人に聞きまくって、なんとかたどり着いて、施設の中では受付のお姉さんにかわいがってもらい、結構楽しん…

床に刻まれた時間

表参道のグリッドフレーム本社には10年以上経ったフローリングがある。 ぼくらの前の前に入ったリラクゼーションのテナントが残していったフローリングだ。当時の写真ではフローリングは茶色だが、その後、白く塗られ、さらに、設計事務所が入って、その上…

大衆酒場

古くから親しまれてきた大衆酒場のよさを超えるような大衆酒場を新しいプロジェクトで体現することは簡単ではない。 まず、そのよさは、いわゆる”素敵な”内装空間によって達成されるものではない。長い間そこに蓄積した時間が、その場を特別なものにしている…

いじめの政治学 2

陽向が学校で遊んでいるグループでも、仲間外れが行われているようだ。 悪い方向へ行けば「孤立化」につながる。 子どもの環境は、いつも危うい中にある。自分のことを思い返しても、そうだった。 学校の中は無法地帯だ。 それが我が子であれ、他の子であれ…