gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

映画 ミスター・ノーバディ

2009年。フランス、ドイツ、カナダ、ベルギー。なんとアメリカ資本は入っていない。「八日目」のジャコ・ヴァン・ドルマル監督。 ハリウッド的な壮大さがあるが、もう技術は世界に行き渡っているんだなあ。 選択一つで変わってしまった自分のさまざまな…

映画 シッコ

2007年。アメリカ。マイケル・ムーア監督。

時を生む住居 7

もう一度、強調したい。人は誰でも生きている限り、体一つになっても常に余りある永遠を手にしている。だから、さらなる永遠を手にするために大きな機械の歯車になることを強制される必要などない。 そのことを実感するには、それぞれの人が自分にとっての「…

時を生む住居 6

リノベーションは解体から始まる。いいかえれば、固まったものが解かれて散っていく「ほどろ」から始まる。 2019年から住宅のリノベーションを始めた。KZ邸のリノベーションではカタログ建材でつくられた壁が取り払われて、下地のコンクリートや鉄筋があらわ…

時を生む住居 5

なぜこんなことになってしまうのか。 ぼくら人間がこの世界に体一つで生まれてきたとき、皆すでに永遠性を内包している。人間一人ひとりが、他の動物から見ればほとんど神のごとく圧倒的に優れた能力の持ち主であり、その意味では個人差などわずかな誤差に過…

時を生む住居 4

「人生とは、なにかを計画している時に起こってしまう"別の出来事"のことをいう。」 ある映画でこんな言葉があった。古代の時間とは、まさにこの「別の出来事」のときに流れるものだろう。だから、その時間の中には、嬉しいことも悲しいことも含めての「人生…

時を生む住居 3

家の中で夜明けに目覚め、外へ出かけ、帰宅して、夜更けに眠る。 その一般の生活スタイルが、現代と古代とで著しく違うわけではないだろう。 だが、現代の生活が決められた時間の中での「生産性」を目標としているのに対し、古代の生活には別の価値観があっ…

時を生む住居 2

古代の日本人はそのような時間の捉え方をしていなかったかもしれない。 夜明けのことを「夜のほどろ」と表す歌が万葉集にある。 「ほどろ」とは、解く(ほどく)、施す(ほどこす)、迸る(ほとばしる)であり、「ゆるみ、くずれ散るさま」を意味する。動か…

時を生む住居 1

時間とは、地球のすみずみで常に一定の速さで刻まれているか? ぼくらは、時間という定規の、等間隔に刻まれた目盛りの一点に産み落とされたのか? ・・・・・

万葉の時間

夜明けのことを「夜のほどろ」と表す歌が万葉集にある。 「ほどろ」とは、解く(ほどく)、施す(ほどこす)、迸る(ほとばしる)であり、「ゆるみ、くずれ散るさま」を意味する。動かない固い暗闇が朝陽に融けて崩れ散る動的な様子を表すのが「夜のほどろ」…

金木犀の香り

誕生日が近づくと金木犀の香りが漂い始めて、全く忘れていた誕生日の到来を知る、ということをくりかえしていたが、今年はその香りがしない。 なぜかと思ったら、マスクをしていたからだ、ということに気づいた。 マスクは周辺に漂う香りをほとんど消してし…

写真家 宅間國博

1991年に宅間國博さんの写真集「REBIRTH」に出会った。時間が経って、壁のペンキが剥がれ落ちた跡などをクローズアップした写真集だ。 ぼくにとって、あるいは、ぼくの人生にとって、とても大切な写真集だ。 先月、生まれて初めてのファンレターをメールで送…

空間アーティストと住宅リノベーション

父親が亡くなってから、10年が経とうとしている。1956年に大企業に入社して、高度経済成長、オイルショック、バブル、そして、その崩壊の激動期を会社員として駆け抜けた父は、退職後すぐ陶芸を始めた。陶芸にかける情熱の高さは遠くに住んでいるぼくにも伝…

「棲まい」づくりとしての住宅リノベーション

「TOKYO STYLE」という写真集がある。1996年、アメリカの大学で建築を学んで帰ってきた直後、書店で吸い寄せられた本だ。 「TOKYO STYLE」(都築響一/京都書院) アパートなどの片付けられていない部屋の写真群は、まるで日本の大学時代に友達を訪ねたら、「ち…

ピラミッド

「肉食動物ー草食動物ー植物」の食物連鎖は、個体数の関係で、肉食動物を頂点としたピラミッド型に描かれる。 このピラミッドの頂点にあるライオンを「百獣の王」と呼ぶように、暗黙の裡に、上位に在るものほど羨まれる存在とされ、下位に在るものほど蔑まれ…

いつもカメラを携帯して

ぼくは、スマホが行き渡るずっと前から、いつもカメラを持って、心を惹かれる何かに遭遇したら、パシャリとシャッターを押す生活を続けてきた人を複数知っている。 歩く。何かに出会い、心が動く。その瞬間に写真を撮る。現像する。写っているものを初めて出…

中学・高校の頃

中学・高校の頃の思い出は輝いて見えない。 それは、これといった目標を明確に持てなかったからだ。 必死になって頑張れることがなくて、中途半端に過ごしてしまった。 もし、そんな状態の自分が続いていたら、ぼくは壊れていたかもしれない。 高3のときに…

考えること

国家の国民に対する見えざる暴力に、考えることを制止する仕掛けがある。 マスコミと一体になって、あるストーリーを信じ込ませ、安心させる。もしくは、見当はずれなことを心配させる。取るに足りないことで、頭を一杯にさせる。 国家が考えていることは、…

目標

ぼくは、目標もなく生きることはできない性分に生まれてきたらしい。 太く短くでも、細く長くでも、どちらでもよい。 いつ何時も目標へ向かって、近づいていきたい。

バタヤ

戦後、浅草の言問橋の周辺、隅田公園辺りに、「蟻の町」と呼ばれる屑拾いを業とする集落があったそうだ。屑拾いをバタヤと呼んだ。 みな落ちて、ここへたどり着いた。そんな場所だ。そして、みんなしょうがなく、バタヤを始める。 1回目は、みな恥ずかしさ…

生成と分解

つくると同時に壊す。。。 壊すと同時につくる。。。 成長すると同時に老いる。。。 老いると同時に成長する。。。 子供は成長しながら老い、老人は老いながら成長する 両者が同じ時空間を過ごすことで平衡が保たれる 「あのようになりなさい」といわれ、同…

本当の芸術

一月万冊のyoutubeで、ロシアのショスタコーヴィッチのことを安富歩が話していた。 彼は、スターリンの圧政下にあって、音楽に規制を加えられながら、一見従ったように見せかけて、支配側に分からないようにつくりたいものを散りばめた。そのために、生前弾…

映画 れいわ一揆

2020年。原一男監督。アップリンク吉祥寺にて、制作本にサインをいただく。 世の中が変わろうとしている時期に、この映画を観るインパクトは大きいだろう。 最初に、安冨歩氏によって提示される「極端なリベラルか、それとも、システムの外へ出るか」と…

ガラス工房での実験

今後、ぼくらがつくりたいものを探究する目的で、調布のガラス工房を訪れて、ガラス作家さんにお願いして実験を進めていただくのを見学に行った。 熱にできることは多様で、ぼくらの想像を軽々と超えていった。 徐冷庫に入れられたテストピースは月曜日夕方…

映画の感想について

れいわ一揆はまだ観に行けていないが、観た人の感想をネットで先に読んだ。 わざわざ安富歩氏に対するネガティブコメントを延々と書き連ねている人が数人いた。まあ、本人の自由だが、この手の人は今が時代の変わり目であるという意識をほとんど持っていない…

善人の沈黙

原一男の映画「れいわ一揆」の中に「悪人の暴政よりも善人の沈黙の方がより社会を悪化させる」という言葉が出てくる。 ぼくは見た目は善人に見られやすいこと(w)と、言葉数が少ないことから、「善人の沈黙」の代表格のように見られることが多いような気が…

大切なもの

大切なものは、いつもそばにある状況では、そのように認識されない。 それを取り上げられることによって、強く認識される。 それを欠いてしまったときの欠落感は、人の行動を変える力を持つ。 心の飢餓状態をつくり出すことで、自分を無理強いすることなく動…

貧しさをベースに

この世界は、貧しい生活をしている者が必要なものを手に入れながら生きる場合と、裕福な者が必要だろうと親などが考えるものをすべて与えられて生きる場合の2種類があって、後者に対する憧れが一般的なものとしてある。 だから、親はできれば子供に自分が必…

土に触れる

畑へ行って土に触れると、自分が少し自分に戻れるというか、全体像が見えてくるというか、そんなところがある。

経理の募集

会社には、経理というなくてはならない業務がつきまとう。 これを完全に外に出してしまうわけにはいかない。 つくり手の集団としては、悩ましいポジションだ。 それでも人には、向き不向きがあって、経理業務が好きな人もいる。 ありがたいことだ。