gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

less is more 追記

Less is more とは、20世紀の3大建築家と呼ばれる中の一人、Mies van der Roheが唱えた言葉だ。 この逆説的表現は、その時代まで在った「建築には装飾がなければならない」という常識を覆すには十分な効果を発揮した。 柱と梁だけによってつくられる均質な構…

新しいLess is more

「はかなさ」 消えやすく長続きしないこと 「せつなさ」 胸が締め付けられるような悲しさや、つらさのこと ぼくらは皆、時の経過にともなって何かを失いながら生きている。でも同時に、失うことや失う兆候・予感に対して、美しさを感じる心を持っている。 美…

一流

プロ野球の野村克也さんが逝った。 さまざま記事の中で、「一流、二流、三流の扱われ方」として、 「人間は無視、称賛、非難という3段階で試される。三流の人間は相手にされず、二流の人間はおだてられるだけ。一流と認められて初めて非難されるんです。」 …

春の訪れ

毎年この時期になると、夕暮れに家族で青山墓地へ出かける。 その場所へ近づくと、「ケロ、ケロ・・・」という声が聴こえてくる。 「カエル!たくさんいる!」 陽向が叫んで、走って近寄る。 数十匹のヒキガエルが、寒空の下、ノロノロと動き回っている。 注意…

映画 海賊と呼ばれた男

2016年。百田尚樹原作。 財閥系ではない現在の大手会社にはそれぞれ、出光佐三のような気骨を持ったオリジナリティ溢れる創始者がいたはずだ。 マネをしていたら生きていけない。会社が存在価値を持たなければ淘汰されるのは、今も昔も変わりない。 マネをせ…

音楽が聴こえてくる

そこにいるといつの間にか音楽が聴こえてくるような空間に、ぼくはいくつ出会ってきただろう? もちろん、いろんな条件が揃って起こることだろうが、まずは空間に力がなければ、そんなことは起きない。 写真からも音楽が聴こえることもあるが、やはりその場…

思い通りになることなんてない

どんなに時間をかけて 丹精込めてつくられたものでも 壊すことは簡単だ ひとつのものがつくられるスピードと それが壊されるスピードを比べて見ればよい とても頭の良い人でないとつくれないものを どんな人でも頭を使わないで一瞬で壊せる だから、 どんな…

日溜り

夜が終われば 月が沈む 階段を下りてゆく途中 君の背中が 月に溶ける 思わず走り出した時間 走り続けて 探し続けた 言葉の限りを 宙に漂わせて 苦し紛れの 独りよがりの日々 見上げても何も見えなかった 日溜り 叫び続けて 喘ぎ続けた たどり着くのは 遠い日…

建国記念日

最近は、月曜日以外の祝日が少なくなってきた感がある。 今日の建国記念日は火曜日。2月11日には、どんな意味があっただろう?・・・とこの年で初めて調べてみる。 「日本では、実際の建国日が明確ではないため、建国神話(日本神話)を基に、建国を祝う日と…

空と向き合う

曲がった急な坂道は 外側が空に開いていて 心はいつも今日の天気に向かう そんな曲がり道では その先に何が待っているか見えない だから、曲がり道の内側にあるそのお店は 歩いているうちに突然現れる 「見つけた!」という気持ちになる そのちょうどよいサ…

体を動かす

しばらく働きづめの日々が続くと、無性に体を動かしたくなる。 ああ、思い切り走りたい。 新型コロナウィルスで、いたるところで監禁状態にある感染の疑いがある人たちも、同じ気持ちでいる人がたくさんいるだろう。 勝浦の海沿いにある三日月ホテルに閉じ込…

スケッチアップ

3Dモデリングに少しずつ慣れてきたが、重いデータを扱うときは、コンピュータの性能との戦いになる。 性能の低いコンピュータで、約束の時間に間に合わせる方法は、何をあきらめるか、に尽きる。 なんとも難しい選択が続く。

ゆったりとした時間

陽向は塾に行きたいというが、現在の時間の過ごし方では時間の余裕が全くなくなってしまう。 1月末にお腹をこわしたときに学校の宿題に遅れが生じて、そのままずるずると来ているうえに、柔道も続けている。算数検定も14日にある、というスケジュールの中で…

ランボルギーニ・カウンタック

スーパーカーと言えば、カウンタックだ 1970年代後半のスーパーカー・ブームで熱狂した少年のひとりだったぼくは、半世紀近く経った今でもそう思っている フェラーリを超す車をつくってやろうとトラクターの会社の社長フェルッチオ・ランボルギーニがスーパ…

音楽と祈り

音楽の政治的利用などと聞いただけで恐ろしいが、祈るような気持ちにさせてくれる音楽が使用されるならば、戦争も止まってしまうかもしれない。 「戦場のピアニスト」という映画では、戦時の心理を音楽が溶かす瞬間を表現している。 ぼくは、アルボペルトの…

デザインの可能性

ランボルギーニ・カウンタックのリアデザインを見ながら、「モノにはこんなデザインがあるんだ」と自分の中に発見があった。 二次元で三次元を表そうとするのが、パースという絵の手法だが、その中でも一点パースは構図のなかにダイナミシティを与える。そん…

福音

福音を告げようとする人は血祭りにあげられる 安富歩と坂本龍一が、マイケル・ジャクソンについて語りながら、話していた。 心して聞くべき言葉だ。

クリリン

ドラゴンボールにクリリンという丸坊主のかわいいキャラがいる。 陽向が突然、クリリンみたいにしたい、坊主頭にしてくれ、と言った。 早速バリカンを買って、やってみたら、確かにクリリンみたいになった。

音楽の力

安富歩氏は選挙の時に、音楽を演奏する人たちと一緒に回っていた。 演説の盛り上がりに合わせて、映画音楽のように鳴り響いていた。 ちょっと照れ笑いを交えて、空気をずらしながら、勘違いしてる人にならないよう配慮していたように聴こえた。 かくして、選…

映画 言の葉の庭

2013年。新海誠監督。 この映画を支えるとてつもなく美しい背景は、かつて毎週のように日曜日に行っていた新宿御苑であるという親近感も手伝って、この作品に引き込まれた。 雨宿りする東屋で出会う男女。他に誰もいない。このようなシチュエーションが生ま…

子供を守る

安富歩さんの1月20日の講演で、彼が唱える「子供を守る」とはどういうことか、を説明している。 日本の政策の大本はずっと「富国強兵」だったが、もはや核兵器が使われる戦争に強い兵士はいらない時代になっている。 まともな戦争はもう起らない。あるのは、…

less is more

「はかなさ」 消えやすく長続きしないこと 「せつなさ」 胸が締め付けられるような悲しさや、つらさのこと ぼくらは、何かを失うことや失う兆候・予感に対して、美しさを感じる。美を感受する心とは、「はかなさ」や「せつなさ」というぼくらの生まれながら…

ブラックボックスに関わらない

空間をつくる仕事でコンペ形式をとるプロジェクトが減ってきている。 もうコンペというものが時代的に古くなってきているのだろう。 理不尽なものは消えていくしかない。 そもそもフェアなコンペなどほとんどない。憤りを感じること、虚しさを感じることはと…

光岡自動車

日本10番目の富山県にある自動車会社。社員426名と断トツに少ない。 1日1台の車を丁寧に生産。こだわってつくる。 それにプロトタイプがあったとしても、創造を加えていくことが時代を進める。 こうありたい。

サグラダファミリア

昨日の高層ビルの現場が、立場主義の見本のような状況になっていることを思うとき、サグラダファミリアがいかに異なるつくり方で進められているか、に改めて感動する。 このようなつくられ方が可能になるためには、多くの才能あるつくり手が必要だ、という意…

高層ビル

昨年後半はスーパーゼネコンが高層ビルを建設中の現場に店の内装工事として入った。 完全にとりかえのきく部品のように扱われる雰囲気が場を支配していたようだ。スーパーゼネコンとはビジネス上の関係がないぼくらは、問題があるたびに戦ってればよかったが…

フェルッチョ・ランボルギーニ

ランボルギーニの創始者フェルッチョ・ランボルギーニは、1963年の設立から1974年にすべての株を手放すまで、自分の高い理想の車を実現することだけに情熱を注ぎながら時代を駆け抜けた。 「当時ランボルギーニは、他の自動車会社のデザインや哲学を超えた、…

必要

Bという結果を得るために必要だから、Aを施す。 だが、往々にして、Aを施したことはB以外の様々な結果をもたらす。予想もしない結果を。 世の中の事象から複雑さを削り取り、シンプルな構造として見ることで、AならばBという構造が得られて、Aという政策がつ…

マスコミ

先進国の中で、日本はマスコミを信じている国民が著しく多い、という表がある。 ヨーロッパやアメリカでは信じている人は3分の1もいないのに対し、日本は実に70%以上の人が信じているそうだ。 日本人は人を疑うのが嫌いなのだろう。ぼくもそうだ。 しかし…

Underground Factory

遠い先にある風景を眺めていても、 指の先で感知するあの微細な違いには永遠に届かない 地下へ階段を下りて廃墟にそっと触れる それが静かに微笑んでいるのを知るのは、 真に一人でその空間に向かい合う者だけだ それは、つくられた関係を失い、 いつの間に…