gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

眠っているエネルギー

子供には眠っているエネルギーがある。 予想を超える強靭なものが。 なかなか姿を現してはくれないけれど、確かに存在する。 ぼくには把握できない何かが。

ドラマ 贖罪

2012年。黒沢 清監督。 小5の娘を変質者に殺された母親が、その直前まで一緒にいた4人の同級生に対し「犯人の顔を思い出せない償いをするまで、許さない」と恫喝したことが、4人のトラウマになったことが元で、15年後、さまざまな不幸が彼女ら一人一人にふり…

雨のち曇り

陽向と畑へ。今日は、雑草取りとスイカの受粉作業。 午前早くに到着しても、現場は雨。これでは、どちらの作業もできない。 仕方がないから、近くのカラオケ屋さんで1時間潰す。(陽向は大喜び) 13時半からようやく雑草取り。延々と終わらない。 予想した通…

自然の壁

ぼくらにとって、無理なく成立させられる「自然な壁」って、どんな壁だろう? 壁紙を剥がしたボード壁を、相当な面積で自然な壁に変える。 目立たなくてよい。ただ、自然な壁。多様な表情を持つ壁。 ・・・

sotochiku.com

(ひなた、登場) sotochiku.comが、いよいよ完成。 https://sotochiku.com これから、広告をかけて世に問う段階に入る。 コロナのおかげで、じっくりと詰めることができたのが本音だ。 あとは進めながら、ぶつかる問題に対処しつつ、存分に愉しむつもりだ。…

歴史

歴史を学ぶことは、今の自分の生き方を学ぶことだと身に染みて感じている。 世界によって刷り込まれた観念を「間違っているかもしれない」という疑問を自分へ突き付けることになる。 いつだって、遅くはない。

日本近代史

なぜ日本の近代史・現代史を学校では教えようとしなかったのか? それは、従順な人間を育てるには不都合だからなのか? 子供の頃に、「どうすれば、あの戦争を回避することができたのか?」と考えさせることは、どんな教育よりも重要ではなかったか? そのよ…

クレーム

自分は間違っていないと思うこと、が前提として。 クレームが来ても謝らないでいいポジションに立ちたい。 自分が間違っていると思わないのに謝ってはいけない。 これからの日本では、これは大事なことだ。 もちろん、心をほとんど無にして、やり過ごすため…

心に描く

心に描く作業を、現実につくる作業と同時に行っていく。 心が少し先行したり、現実が少し先行したり、抜きつ抜かれつ進んでいく。 K邸の作業は、ぼくにとってそんな作業だ。

スタート

まず、スタートすることが大事だ。 これは自分の力を使わないと何ともならない。 スタートしないと、少しでも前に進むのに必要なものたちが見えてこない。 それらが見えてきたら、もう次々に揃えていくだけだ。 これはもう自分の力だけでなく、ある程度他人…

今年のホタル

コロナの影響で、今年はホタルをイベントとしてやっていなかった。 イベントと言っても、うちわを配ってくれるだけなんだけれど、それでも灯りがなくて、静かだった。人も少なくて、その分、ホタルはたくさん飛んでいて、いつもより明るく感じた。 来年から…

映画 ジョーカー

2019年。ホアキン・フェニックス。 ゴッサムシティで市民の暴動が起きる。貧富の差の拡大が止まらないからだ。 それは、実際のほとんどの都市に当てはまる。 実社会では、これにコロナ禍が加わっているのだから、アメリカで暴動が起きているように、世界…

こころをたねとして

「こころをたねとして」は、古今和歌集仮名序の紀貫之の文章、「 やまとうたは人の心を種としてよろづの言の葉とぞなれりける」から取ったものと思われる。 これは、アートNPOのココルームの上田さんが考えた、詩を書くひとつの方法であり、二人組にして、互…

フラットな面からの逃走

まさにタイトルに書いたようなことを、毎日考えている。 長年かけて、できなかったこと。これを実現させたい。

あの戦争がなかったら

YouTubeで安冨歩の「近代日本史講義」を見ている。 第一次世界大戦の戦勝国である日本がその後、急速に崩壊していくのだが、鉄鉱石などの資源のない日本に総力戦は無理だったにもかかわらず、日本が軍事大国を目指したために、勝ち目のない第二次世界大戦に…

ココルーム

大阪市西成区釜ヶ崎のゲストハウスとカフェと庭のあるNPO法人。日本の高度成長を支えた日雇い労働者のおじさんのまちは、今では高齢化が進み仕事もなくホームレスになる人も多い。この釜ヶ崎で地域に根ざした活動「釜ヶ崎芸術大学」「まちかど保健室」「夜回…

協働

夜8時過ぎに土気を出て東京へ帰ろうとすると、車のガソリンが足りないことに気づいた。 それから、陽向にスマホを任せて、近くのガソリンスタンドまで道案内が始まった。 陽向の言うがままに運転すると、道がどんどん狭くなってくる。林道みたいな狭い道には…

福祉施設

福祉施設を運営するときに、株式会社を選ぶか、NPOを選ぶか? 株式会社を選んでいるSTUDIO COOCAの関根祥平さんに聞くと、「理事会だったり、そのための報告書を書いたり、の手間を省いて、タイムリーに自分たちの思う方法をとっていけること」が株式会社の…

解体

家の床、壁、天井の仕上げをどんどん剝していくほどに、どんどん家らしくなっていく。 というか、住む人の本然に家が近づいていく。

におい

水槽の熱帯魚が木の塊の下で死んでいるのを見つけた。 水槽の中には、いつも30匹ほどが泳いでいるため、1匹がいなくなっても気づいてあげられなかった。 引き揚げたときの腐乱臭。 それだけが彼が生きたことを証明している。 せめて、やさしい顔でそれを…

結膜下出血

1年に一度くらいの頻度で、白目が血で真っ赤になる結膜下出血が起こる。 咳などが原因としてありうるらしいから、ああ、あのときのかな・・・くらいだが、見た目はかなり怖くなるから、人に会うときは要注意だ。 目立たぬように、久しぶりに眼鏡で過ごして…

NPO探し

深く共感できる認定NPOを探している。 SOTOCHIKUプロジェクトで、ドナーが寄付金控除を受けられるシステムをつくるためだったが、寄付先のNPOの活動への共感度が高いほど、ぼくらのモチベーションも上がる。 いろいろと調べていく中で避けたいと思ったのは、…

観光

クリエイティブサポート・レッツでは、知的障害福祉施設に一般の人が寝泊まりすることを「観光」と呼んで「ツアー」を組んでいるらしい。 素晴らしい発想だと思う。旅好きの人はきっとこの体験を愉しむはずだ。 何をもって、この事業の成功を定義するか? 誰…

予定不調和

予定不調和は、新自由主義社会を転倒するためのカギだと信じて、ぼくらは空間づくりにそれが入り込むことを目指してきた。 思い通りにいかない、ということが試行錯誤を進めて、今までになかったものが生まれるからだ。 そうしてできあがった空間には多様性…

クリエイティブサポート・レッツ

静岡県浜松市のNPO法人。介護や子育てを「家族でなんとかする」という硬直化して引きこもった社会から、人に迷惑をかけてもいい、柔らかく解放された社会へ変えていくことを目的とする。そのために、家族でもない、職場でもない、サードプレイスをつくる試み…

映画 テルマエ・ロマエ

2012年。阿部 寛主演。 まさに、この主演の持つ、外観のために成立した映画。 細かく突っ込む気をなくさせる、ゆるりとした設定も、皮肉ではなくここちよい。

抱樸

抱樸とは、「個別型包括的支援」を目指す北九州市のNPO法人。制度の縦割りの中では捉えきれない個人の複合的な問題を、個人の周囲も含めたトータルなケアを継続して施すことで解決する。これまでの32年間の活動で、家のない3400人に部屋を提供し、炊き出しで…

福祉の視点

ここのところ、福祉の視点でものを考えようとしている。 福祉の視点とは、いつものぼくらの仕事とは違って、パブリックが大きく絡んでくる。 ホームページで書いてある内容は、ぼくらの主張と重なる部分が多いけれど、そこが大きな違いだ。 誰もぼくらの仕事…

腰を高くして走ること

マラソンの走り方についてネットで調べていたら、「腰を高くして走るイメージをすれば15分はタイムを縮めることができる」と書いてあった。つまり、4時間の人は3時間45分で走れることになる。 早速試してみると、そうイメージするだけで走り方が変わる…

守ること

STUDIO COOCAの関根さんと出会ってから、もう22年が過ぎた。 関根さんは障害福祉施設の代表だ。利用者たちは絵を描くなどして、それぞれが自由に過ごしている。 ここから生まれる、すばらしい作品も多く見てきた。見る者の想像力を掻き立てて、そこから無…