gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

モノ不足

デルタ株の影響で世界の工業生産の3割以上を占める東南アジア地域の工場の多くがストップしている。 これから物価が高騰し、やがては市場からモノがなくなっていくかもしれないという。 今のうちにこれから必要なものは手に入れておいた方がよいだろう。 新…

新しい波

大きな波がまたやってきた。 今度は、それが何かはっきりと見えている。 ぼくたちにとっては、願ってもない新しい世界がそこに開けることだろう。 まずは半年後を見据えて、うまく波に乗る。

大谷石の石切場

大谷資料館を訪ねた。 さまざまな映画やMVの撮影に使われてきた場所らしいので、ぼくより詳しい人もたくさんいるだろうが、地下の採石場のスケールと質感は日本の常識を超えていた。 外から入ってくる光、天井から滴る露、濡れた地面、人力で規則的に削られ…

日光・金谷ホテル

創業148年以上の日本最古のホテル、日光の金谷ホテル。 寂れてゆく老舗ホテルの美しさは、SOTOCHIKUとも重なる。 ここにもその未来を問われるべき存在がある。

致死性デルタ型病毒

一月万冊で、安冨歩氏と清水有高氏が新型コロナウィルスを表題のように名前を変えた方がよい、と言っている。 確かにこのように呼べば、もう電車に乗る気はしなくなる。 街角でのランダムサンプリングで行ったPCR検査では、すでに100人に1人が陽性になってい…

蔵の土壁

SOTOCHIKU素材として、蔵を寄付してくださる人が見つかった。 土壁を切り取り、遠い場所にある新しい空間へ移設する。時の蓄積を新しい空間に引き継ぐ。 そこには、どんな歴史が刻まれているのか?土地の匂いとともに、ストーリーが語られる。 ストーリーに…

映画 二十世紀少年読本

1989年。林海象監督。三上博史。 学生の頃からたぶん5回は観た懐かしい映画。 サーカスという生身の体を使った実力勝負の世界で、人知れず稽古に励む身寄りのない兄弟。兄は、稽古中のケガで花形である空中ブランコを諦め、ひとりサーカス小屋を出ていく。 …

SDOTOCHIKUシャルソン 15

Miki Matsuiさん 三重県四日市市 駅のベンチ 出会うことと別れることは対称ではない。出会いはより偶然的であり、いかなる場所でも起こりうるのに対して、別れは必然的であり、通常、出口で起こる。例えば、駅のような出口で。だから、駅のベンチは寂しい。S…

SDOTOCHIKUシャルソン 14

西村修さん 静岡県伊東市 写真館 黒と茶で塗られた木の風化は、その2色の差をあいまいにしながら、自然へ還らせようとするが、ガラスに貼られた凛としたフォントの看板文字が、それを人間世界へ繋ぎとめる。そのバランスが美しい。寄付されたら、SOTOCHIKU素…

SDOTOCHIKUシャルソン 13

久場麗美さん 沖縄県国際通り裏 古い看板 このいわさきちひろの絵のような優しい色合いは、明らかに時間がなしてくれたものだ。久場さんは「んー何かに似てるけど何なのかわかりませんみなさんわかりますか??」と問うが、この問いはこのSOTOCHIKUを見つめ…

SDOTOCHIKUシャルソン 12

岡本真実さん 千葉県柏市 明治牛乳 時間がなしてくれた絵のように美しいファサード。左のツタの色も控えめで、この淡い色の集合に同調しているかのようだ。寄付されたら、SOTOCHIKU素材として使用可。

SDOTOCHIKUシャルソン 11

木村 晃基さん 栃木県益子町 ベーハ小屋(たばこの葉の乾燥部屋) この目の覚めるような黄色は、この地方(益子)の土の特徴だろうか?機能的に4m以上の高さが必要らしく、堂々とした佇まいだ。寄付されたら、SOTOCHIKU素材として使用可。

SDOTOCHIKUシャルソン 10

大澤真美さん 神奈川県葉山町 パッチワークの小屋 これをつくった人物にある種の美的感覚があるのか、何かの偶然がなしたものなのか、ちらっとでも作者を見てみたいという欲に駆られる。ポイントはいろんな色を使っている下部より、むしろクリーム色単色の上…

SDOTOCHIKUシャルソン 9

國信隆之介さん 足立区北千住 壁打ちの塀 コンクリート壁の風化の跡に重なるボールをぶつけた跡。点描画のような柔らかさにただ感動。寄付されたら、SOTOCHIKU素材として使用可。

SDOTOCHIKUシャルソン 8

佐谷修さん 土蔵 構造のレイヤーが見事に表れた土壁。こんな壁を様式の暮らしに慣れ切った都会人の室内空間へ持ち込んで、「かっこいい」と言わせたい。というより、誰よりぼく自身が「かっこいい」と呟いてしまうものをつくりたい。予定調和のものづくりで…

SDOTOCHIKUシャルソン 7

加藤武留さん 愛知県常滑市大野町 児玉兄弟自動車工場 元は波板の塗装鉄板だと思われるが、全体の錆具合が見事で建物が朽ち始めていることが見て取れる。さらに塗装された大きな看板文字「児玉兄弟自動車」が錆によって消されようとしているところで、心が「…

SDOTOCHIKUシャルソン 6

吉良康矢さん 側溝の蓋 そもそも幅広いステンレスの側溝になぜ幅の狭いスチールのチェッカープレートが載っかっているのか、が謎だけれど、スチールの風化がなぜこんなふうに進んだのか、はさらによく分からない。でも、この状態を知ることによって、少なく…

SDOTOCHIKUシャルソン 5

澤田幸治さん 東村山市 多摩全生園の少年少女舎 ハンセン病療養所だった全生園。映画「あん」の舞台にもなった。人間に対する差別意識には確固たる根拠はないことが多いだろう。差別意識は「一般性」から来る。「一般性」をつくり出すのは閉じた社会であり、…

SDOTOCHIKUシャルソン 4

宮木朝子さん 新宿御苑 マンション入口のシャンデリア 表面の経年変化の魅力はもちろんあるが、現在であれば決してデザインされることがないであろうこのプロポーションに時間を感じる。東京のど真ん中に、洗練という言葉とは程遠いデザインを持ち込むことが…

SDOTOCHIKUシャルソン 3

政本洋輔さん 鋸南町鑓水地区 崩壊しかけた物置 完璧な姿の重い瓦屋根を、ボロボロの下部構造が支えている。その頑張っている感じが、この建物へ感情移入させる。「大丈夫か」と声をかけたくなるSOTOCHIKU。寄付されたら、SOTOCHIKU素材として下部から部分的…

SDOTOCHIKUシャルソン 2

池隅雅浩さん 東村山市富士見町 壁打ち用コンクリート板 草むらに立ち上がるコンクリートの壁に色鮮やかな緑の背景に赤い長方形の的(まと)。目に浮かぶのは、この的に向かって思い切りボールを投げつける少年たちの姿。コンクリートはしっかりと受け止めつつ…

SDOTOCHIKUシャルソン 1

佐谷恭さん 世田谷区砧 道祖神の屋根 写真集「ペンキのキセキ」に負けてないと思う。数年毎に同じ色を何度も塗り重ねたのだと想像される。こんなカタチで剥がれていくのは、まさにキセキではないか。寄付されたら、SOTOCHIKU素材として使用可。

映画 至福のとき

2000年。チャン・イーモウ監督。 貧しい大人たちが貧しい盲目の少女の心を救うために、全員で嘘をつく。 少女は、嘘に気づきながら、気づかないふりをし続ける。 そして、ある日、少女は大人たちに感謝しながら、ひとり旅立っていく。 大人たちと一緒に過ご…

日本選手への応援

今回の複雑な状況下のオリンピックで、日本選手の応援に熱を上げる自分に対し、自制をしてきた人も多いはずだ。もちろん、ぼくもその一人だ。 複雑な思いの中、考えたのは次のようなことだ。 まずは、人生におけるスポーツの応援自体の意味ってなんだろう? …

SOTOCHIKU空間でコーヒー 3

SOTOCHIKUがどんな空気感の場所に活かされるのか、想像していただきたくて、千葉・金谷港にあるSOTOCHIKUの前に、テーブルと椅子を運んで、サイフォンでコーヒー沸かして飲んで、それを写真に収めてきました!の第3弾。今度は、護岸に使われていた鉄板の造作…

SOTOCHIKU空間でコーヒー 2

SOTOCHIKUがどんな空気感の場所に活かされるのか、想像していただきたくて、千葉・金谷港にあるSOTOCHIKUの前に、テーブルと椅子を運んで、サイフォンでコーヒー沸かして飲んで、それを写真に収めてきました!の第2弾。新しい背の高い護岸コンクリートが最近…

SOTOCHIKU空間でコーヒー 1

SOTOCHIKUがどんな空気感の場所に活かされるのか、想像していただきたくて、SOTOCHIKUの前に、テーブルと椅子を運んで、サイフォンでコーヒー沸かして飲んで、それを写真に収めてきました!場所は、佐谷恭さん、政本洋輔さんの拠点、鋸南エアルポルトにほど…

SOTOCHIKU衝立 2

工場で制作スタッフたちが、小さなSOTOCHIKU素材を集めて、w910xh1820の可動衝立をつくってみました。今度は、棚やハンガーとして使用したバージョンから。

SOTOCHIKU衝立 1

工場で制作スタッフたちが、小さなSOTOCHIKU素材を集めて、w910xh1820の可動衝立をつくってみました。まずは、何も置かないバージョンから。

母の誕生日

母は、今日で81歳。それにしては若い。 年齢のイメージは、日々更新されていく。 年齢相応の外見の人もいるが、母のように若い人も増えてきた。 姉も年齢よりずっと若い。ぼくもそうありたい。