gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

子犬

グリッドフレームのオフィスを深夜に出ると正面の家から「ワン、ワン」と子犬が吠える声がする。かわいい声で、きっとぼくたちに、「おつかれさま」と言ってくれてるんだ、とぼくたちは笑顔になる。

 

それが1年以上も続いていた。子犬の姿は見たことがないが、ぼくたちの間ではほとんど大事な友達と化していた。

 

ある日、陽向がオフィスに来たときに、正面の奥さんに「子犬がいるんですか?」と聞いたらしい。その結果、それは防犯用のセンサーだったということが判明。

 

知らないままでいたかった。。。