gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

路傍の草

これは本当の笑顔だと、みんな知っている。 

100歳の車椅子のおばあさんが、ピンクの着物を着てカメラの前で笑っている。


以前着たのは一体いつだったかも思い出せない。

夢を見ているようだよ。


世の中にモノがまだ少なった頃は、たくさんのモノが輝いていた。

でも、モノが溢れるようにたくさんある今は、

なぜかどれも輝いて見えなくなった。


そう、昔は路傍の草を見るのが愉しみだったよ。 

いつのまにか目が行かなくなってしまっていたけど、

きっと目が曇っていたのかもね。


路傍の草も確かに神様がつくった姿をしているね。

 

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