浜田省吾が「風を感じて」を歌ったのは、1979年だ。カップヌードルのCMで流れていた。
「自由に生きてく方法なんて、100通りだってあるさ」
この歌詞で勇気づけられた若者は多かったんじゃないだろうか。
少なくとも、ぼくは「そうだ」と思った。生きることは、たやすい。
だから、ゆっくりと自分の目で世界を見ようと思った。
今、ぼくは改めてそう思うようになった。
陽向がそのときのぼくの年に近づいてきているのもあるかもしれない。
陽向もそう思えるようになってほしい。
ただ、違うことは、この歌が流行った頃は、世の中がそういう雰囲気を醸し出していたこと。
今は、逆だ。世の中は・・・どん底だ。
けれど、新しい何かが近づいているのを感じる。
それは、決して他人がやってくれることではない。
自分が行動することで、世界を動かしていける。
世界が動かなかったら、やり方を変えて再チャレンジだ。
しつこく、それを繰り返していく。
そうしているうちに、100通りを優に超えたらいい。