GRIDFRAMEは、お問合せをいただいたら、弊社へお越しいただき、長いインタビューをさせていただく。ふつうは2時間、クライアントによっては6時間ということもある。
それだけ濃密なコミュニケーションの後には、尊敬の念とともに、未来のビジョンを共有している、という同志のような思いがこみ上げてくることも多い。
それを20年もやっているけれど、例えば物件が確保できないなどの理由で消えていったプロジェクトも多い。クライアントもできるだけの努力をしたにもかかわらず、せっかく成立した同志のようなつながりもいつか宙の中へ消えていく。
そんなもったいないつながりを、いくつ失ってきただろうか。
ぼくらは、これらのつながりを保っていく方法をようやく見つけた気がしている。もしかしたら、失ったつながりも取り戻せるかもしれない。
もちろん、先方にも似たような思いがあった場合しか成立しないけれども。
過去のコミュニケーションの集積は、価値のあるものだったことは確かだ。その価値を分かち合い、広げていきたい。
