2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
今年は能登中心でSOTOCHIKUは動いている。 被災地で闘う人々の力になりたい。 残念ながら、寄付控除の額は大きな助けにはならない。 だが、SOTOCHIKUには物語を生み出す力がある。 現在の能登は物語の宝庫である。 物語は、困難を目前にする人を立ち上がらせ…
誠さんからの写真。側溝の掃除。次の雨が来るまでに終えてしまわないと、またすぐに溢れる。時間との勝負だ。
奥能登の輪島市門前町でボランティアをやってきた誠さんからの老人介護施設「楓」の写真だ。泥水が建物に流れ込む、とはこういうことだ。 耳で聴くことと目で見ることの差は大きい。 目の前にしたら、きっとしばらく途方に暮れる。
なぜか日本人がそこに立っているよりも絵になっているように感じるのは、異質な要素がぶつかり合う空間だからか?
ぼくたちGRIDFRAMEが応援しているNPOのひとつ、抱樸さんが「キボウノマチ」を建設すべく進めている。 その説明会を兼ねて、寄付を募る座談会が渋谷で開かれたので、家族で参加した。 お金のない人に来てほしい町・・・そんな夢のような町がどのようにして成…
素材を寄付していただいて都会(もしくは別の場所)で空間を成立させるのは、能登入りしてから半年で2件成立したように、「プロジェクトありき」であれば、なんとか立ち塞がるハードルを越えることができた。 しかし、「現地でつくる」ということは、それを事…
宇出津・小浦さんへのLINEから ・・・いろいろと興味深いお話を伺うことができ、とても愉しい時間でした。今も能登で泥を片付けている山崎も喜んでおりました。 特に漂着神のお話は、情報が溢れかえる現代に比べて、新たな情報が希少な古代に、見たこともな…
今日、宇出津の小浦さんに伺ったお話。 能登の外浦(北岸)は内浦(南岸)とは少し文化が違うのをその雰囲気から感じ取れる。 なぜか? 外浦の対岸は大陸である。 だから、古来から大陸からの漂着物が多い。 大陸からの漂着物の中には、見たこともない不思議なモ…
線状降水帯が奥能登上空を覆っていて、昨日から大雨が降り続いている。 いたるところで、山崩れと川の氾濫。 今日は、あばれ祭報告会と後夜祭。 昼の報告会には参加せず、富来で古材カフェ。夜の後夜祭のみに参加のつもりで来た。 だが、雨がひどく、後夜祭…
能登の瓦と向き合いながら、その美しさは屋根として列んでいるときに波をつくり出している姿と結論した。 さらには、地震で崩れ落ちた屋根の、龍の背中を想起させる姿の美しさをぼくは忘れることができないでいる。
SOTOCHIKUには、疎が似合う。光をありがたく思うくらいに、光は少ない方がいい。
時間の経ったモノをSOTOCHIKUは素材と見なして新しい用途に使用する。修復師たちはできる限り元の姿へ戻そうとする。全く逆側を向いているといっていい。 だが、時間を記憶するモノと向かい合う、という意味では修復師たちはぼくらと全く同じだ。 だから、共…
出会うモノに向き合い、何かを感じ取った瞬間にそれをものつくりの中で生かしていくことを繰り返してつくっていく。 それは、出会った困難に向き合い、何かを感じ取った瞬間にそれを乗り越えようとすることを繰り返して生きていく、ということに似ていないだ…
珠洲市正院町で倒壊した羽黒神社の本殿。 これを寄与していただき、入口のサインとして復活した。
陽向に今日はどこへ走ろうか、と訊くと「四谷3丁目を過ぎてまっすぐ行った、あの綺麗な公園」という。 おお、それは肥後細川庭園だ、と久しぶりに走っていく。 奥さんが函館へ帰省して、金曜から4日目。明日は帰ってくる。 陽向と二人で過ごす最終日。 陽向…
南部鉄器は砂型に熱した鉄を流し込んでつくる。 そのうちの6割しか商品にならない。砂型の前は、土型だったらしい。その頃はもっと歩掛が悪かったそうだ。 そんなカタチを成すための試行錯誤を繰り返すモノのためのSOTOCHIKU空間。
可能性を切り拓いていく。
「地震で壊れたモノを集めて未来へ活かす」 このことに正面から向き合ったプロジェクトとなった。 社会へ、そして自分自身へ「問いを問う」。 山が切り拓かれていくか?
ようやくあばれ波がしっくりと納まった。
あばれ波・・・まだしっくり来ず・・・。
コンクリート打設。崖を崩す。
天板のコンクリート型枠を設置。
日曜日。・・・今日も一人で静かに向き合う。 ひたすら試行錯誤の制作が続く。
土曜日の今日は、現場で一人で瓦と向き合う。 総持寺の大祖堂正面の彫刻をモチーフとして、波を描こうと決めたならば、瓦は「いらかの波」。そう決めたことで心が落ち着いた。
大棚のインフィルは試行錯誤が続いている。それと並行して、カウンターの骨組と天板にする梁材を設置。
GRIDFRAMEの中を能登瓦とペンキのキセキ鉄板で満たしていく。 ・・・まだしっくりこない・・・。
The Art of TeaにGRIDFRAMEが取り付け始める。70個以上の南部鉄器がこの棚に置かれる。 今回、置かれない部分に何をどう配置するか? それをずっと考えながら制作している。
一対一で向き合うとは、何かを考えながら向き合う、ということでは必ずしもない。 例えば、ぼくは神社でお参りするとき、何も考えない。具体的な内容を祈る、ということは、もう止めて久しい。 ぼくは、手を合わせて目をつぶって、背筋を伸ばして天と繋がろ…
靴職人上田さんと能登へ行って以来、歩く姿勢をよくしたい、という気持ちが強い。 YouTubeで正しい歩き方を検索すると色々出てくるが、その中で「体の後ろ半分に集中して歩く」というアドバイスがあった。 後ろにある足に集中し、蹴る強さを調整。後ろにある…
9月に入り、いよいよGRIDFRAMEを組み上げていく。 「能登半島地震で壊れたモノを未来へ活かすプロジェクト」の第2弾として、この活動を多くの人に分かりやすく伝えるものにすることが、今回の大きな目標だ。 そのためには、吉祥寺の漫画家さんのオフィスと…