gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

今年のホタル

コロナの影響で、今年はホタルをイベントとしてやっていなかった。

 

イベントと言っても、うちわを配ってくれるだけなんだけれど、それでも灯りがなくて、静かだった。人も少なくて、その分、ホタルはたくさん飛んでいて、いつもより明るく感じた。

 

来年からも、こんな静かな感じの方がうれしい。(駐車料金は取っていいと思うけど。)

 

陽向もすっかりこの雰囲気を愉しめるようになって、静かに歩けるようになった。日本の夏の美しさを理解するようになってきたのだろう。

 

アメリカでは、わざわざホタルを見に行く習慣はないようだ。ぼくは、たまたま夕暮れに森の水辺にカエルを見に行ったら、見たこともないほどの数のホタルが光りはじめて、しばし呆然と立ち尽くしたことがあった。

 

たくさんの蚊にさされなければ、ぼくは何時間でもそこにいただろう。

 

 

でも、そのことを友人に話しても、「よし、見に行こう」とはならない。なぜだろう。他にはいろんな感覚を共有できていたのに。

 

なんせ、ホタルの英語は「lighting bug」で趣きなどあったものではないし。