2012年。庵野秀明監督。
物語がよくつかめない。webで解説を読みながら、これがこの時代の連作映画の見方なのかなぁ、とため息をつく。
派手な戦闘シーンと、誰と誰が何のために戦っているのかがよくわからない不明瞭さの関係性はどこにあるのか?
陽向は戦闘シーンが好きだというし、ぼくはストーリーの謎の必然があるのかを問いつつ、いずれにせよまだ上映中の完結編を観たいと思う。
カンフー映画に複雑なストーリーを絡めたところで、所詮カンフー映画でしょ、という自称知識人たちの決まり文句を不快な気持ちで聴くことがあるが、ぼくも戦闘シーンは気持ちが散漫になってしまうのが正直なところだ。
負けそうになるけど最後は勝つ。脚本にそう書いてあれば、自分は見なくてもよいタイプだと認めるのは、ちょっと寂しい。
一方でリアルな格闘技は好きだ。柔道をやっていたからだろうが、自分ならこうする、と自分と重ねながら見ることは愉しい。
エヴァンゲリオンだと残念だがそうはいかない。