gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

夜光のような輝き

なそうとしても、どうしてもなせないことがある。

もしくは、逆になすまいとしても、どうしてもなしてしまうことがある。

 

そんな自分の限界点に挑むために、一生を生きるのか?

 

それとも、その情熱はやがて冷めてしまうのか?

 

 

 

ずっと一点を見つめ続ける人は、取り巻く世界が変わろうと意にも介さない。

 

毀誉褒貶に晒されながらも、夜光のような輝きをひたすら放ち続ける。

 

崇高と邪悪を併せ持つという矛盾のために、群がる人々を魅了しながら、同時に突き放す。

 

人々に直視することを許さず、同時に目をそむけることを許さない。

 

 

 

一瞬のまばゆい光を浴びては、

森深くへ身を隠し、大半の時間を暗闇の中でじっとおのれに耐えることに費やす。

 

その絶え間ない繰り返し。

 

そのようにして、自分の限界点を更新し続ける。

 

 

 

これが最後かもしれない、という覚悟は、感覚をいっそう研ぎ澄ます。

 

崇高と邪悪。かつてだれも見たことがない、夜光のような輝きが放たれる。