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ふりかえれば
通ってきた暗闇は無限な天体のように魅惑的であり
そのすぐ裏側に光を讃える
月は内部と外部を分ける境界
群衆の熱狂は暗闇のすぐ裏側にある
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月の光の螺旋を上り
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まばゆく白い光の中へ
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光の世界は一瞬に過ぎないが
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その記憶が歴史となって残る
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・・・・・
また境界を越えて、光の世界から暗闇へ
気がつけば、また一人で長いトンネルを歩いている
これが最後かもしれない、という覚悟が
神にすら挑めというごとく、
いよいよ夜光のような輝きを増していく