gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

0か、100か

ぼくの仕事は、ストーリーを生み出す仕事だ。

 

ある空間をつくるために、その条件を掬い上げて、ストーリーをつくる。

 

真剣に言葉を探そうとする日がもう5日ほど続いている。

 

3日目に結びそうだったストーリーは、かたちを見せないまま、透明な空気に消え去った。

 

でも、あきらめてはいけない。

 

かたちが表れようとして消える、この繰り返しは、あきらめなければ、消え去った回数が多いほど、自分をまだ見ぬ遠い所へ連れて行ってくれる。

 

そう、あきらめなければ。

 

あきらめてしまえば、残るものは何もない。0だ。

 

60や、70はない。

 

到達できたとしたら、100が待っていることを知っている。

 

そんな時間を生きている。

 

きっとこのクライアントも、そのように生きてきたのが分かる。