子供はだれでも何かを他人に強制されるのが嫌いだ
でも、大人になるということはある意味、それに耐えられるようになることかもしれない
だから、いつの間にか大人は子供の頃に自分が嫌いだったことを忘れてしまって、平気で子供に何かを強制したりすることがあるのかもしれない
同様に、何かを意図されてつくられた空間を子供は嫌う
「子供らしい」デザインなんて、大人が勝手に押し付けようとするもので、子供は自分が子供として括られてしまうことを迷惑に思っている
意図されてつくられない素材、つまり勝手にそうなった素材で空間をつくること
その中には、大人から見れば
ちょっとおどろおどろしいような空間だってあるだろう
大人よりもむしろ広い範囲で環境を受け入れ、
素直にそれに向き合えるのは子供だ