熱狂

日本のサッカーＷ杯への出場が決定した、ということをニュースで知る。

テレビや試合場での観戦の熱狂は今回は無縁だった。

日本中が熱狂に包まれる、ということは、現在ではスポーツ観戦以外では想像しにくい。

それを遠くから眺めているのはシンプルに淋しいもので、その熱狂を笑う気持ちは毛頭ない。応援することの一体感から来るカタルシスを誰が否定できようか。

ただ、ぼくは今、淡々と自分の世界に入り込みたい、という欲求がある。断続的な、小さな熱狂がそこにはあるだろう。

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