gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

雑記

遅刻

陽向はたまに一人で学校へ行くようになったが、ぼくと行くときは20分ほどで着くのに、今日は45分もかかっている。完全に遅刻だ。最初に一人で行った日はもっと早く着いたのに、どんどん遅くなってきた。どうしたことだろう?と考えた。きっと、一人で行…

ぼくは犬に生まれるはずだったんだ

陽向が、「ぼくは犬に生まれるはずだったんだけど、神様が人間に生まれるように決めたんだ。」と突然話し始める。「ぼくは、人間でよかった、と思う。」と。「だって、いろいろ遊べるから。」犬よりも、遊びの種類はずっと多いかもね。ぼくの仕事だって、突…

語り

語ることに入り込んでいるときは、ちょっと違う世界に入っているのかもしれない。ぼくは、語る人が好きだし、自分が語っているときも幸せを感じる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材によ…

ベートーベン

ぼくは両手では弾けないから、右手でベートーベンの悲愴を少しだけ鳴らしてみる。それだけで幸せな気分になる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

8歳

陽向は8歳になった。あっという間といえば、あっという間だ。興味のある場所には、なんの境界もなく入っていく。最近は、ピアノ教室へ通う途中にある動物病院を、ペットショップと間違えて入って、その後毎回通うようになり、5回目に小学校へ「入らないよ…

夢を語る人がいい。語れること自体が才能だ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

本物感

アメリカでの和食レストランがどんなに本物を追求してもアメリカ的な部分が入り混じるように、日本での海外から渡来した文化が日本的にアレンジされるのは、ほとんど無意識の中で成立してしまうことだ。それはむしろ興味深いことで、どのようにそのまま取り…

世の中

「世の中は甘い!」と豪語していた時期がある。そんなときは遠く過ぎ去って、今は声を大にしてそんなことはいえない。でも、気概を失ったわけではない。むしろ、沸々と湧いてくるものを感じている。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ←…

単細胞

ぼくは「動じない」と言われるけれど、年を重ねるにつれて、だんだん細胞の数が減って、ただプカプカ浮いて生きているような存在に近づいているのかもしれない、と思うことがある。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験し…

近しい人たち

近しい人たちに「信じられている」という確信が、人の心の芯をつくる。それを狭めていって、自分を信じる、ということだけを原動力にできる人もいるのだろう。だが、みんながそうはできない。その前に、壊れてしまう人がほとんどだろう。ぼくはずっと家族に…

少し足りない

少し足りないことと、全然足りないことは、内から見ると全く違うはずだが、外からは同じに見えてしまう。オリンピックを見ていると、つくづくそう思う。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材…

漢字検定9級

陽向について。この時期には、学年の勉強の集大成として、漢字検定と算数検定のテストがある。今日は漢字検定9級の日だった。毎日、けっこう勉強していたが、実質的なところより、彼の字の汚さが故に、採点不能とされる解答が多いのではないか、という母親の…

くつがえす力

あらゆる方向から見て、相手の行いに間違いがあるように思われるときに、どのようにして状況を覆すことができるか?残念ながら、決まった方法はないし、法も守ってはくれない。くつがえすのは、その関係性の中ではできない、と割り切ること。人生全体で、時…

飛行機チケット

飛行機には安く乗れるようになった。そして、もうかつてのような高級感や特別感はない。世の中がどんどんフラットになっていく、という事象のひとつだろう。憧れの職業だったジェットパイロットも、最近は子供の夢として聞かれることは少なくなった。新幹線…

100年前の日本

設計事務所のNさんのお祖父さんは、大分で漬物をつくって北九州に運んで売っては、帰りに石炭を買って売る、という毎日を繰り返すことから始めて、一時は炭鉱を7つも持つ資産家になられたそうだ。100年ほど前の日本のダイナミズムを感じる。「その頃の方…

椋鳩十

子供の頃に読んだ椋鳩十の読み聞かせをした。「片耳の大鹿」美文だ。レベルがとても高い。命を狙っていた獲物の鹿の群れと、猟師たちが、突然の嵐に同じ穴へ逃げ込んだ。冬の雨に打たれて、凍える体を、鹿の群れに体をこすりつけて、温めてもらう猟師たち。…

ミルキー

子供の頃に食べたお菓子は、今も結構残っている。ミルキーはそのひとつだ。食に関しては、それほど時代の変化は大きくない、ということかもしれない。新しく材料が生まれることがないなら、あるものでおいしいものにたどり着けば、それがスタンダードとなっ…

保存

突然、この日付で書いた文章が消えてしまったようだ。もちろん、消えてしまえば、何を書いたかも覚えていない。小さなことに過ぎないともいえるが、ぼくはここに文章を残していることを、考えを推し進めていく資料としているのだから、記事によってはダメー…

社会

個人がよくなることで、社会がよくなる。お金に関して言えば、資本主義はそのような仕組みにある、という建前があるだろうが、実際に、社会のことを真剣に考えている人は少ない。どこにその元凶があるのか? ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフ…

コンビニ

昨日に続いて、早朝5時のコンビニ。パンを持って、レジへ行くが誰もいない。大きな声で「レジお願いしま〜す」。少し経ってから、アジア系外国人の男が、無表情で出てくる。すみません、の一言もない。多少、不機嫌そうにも見える。双方、黙ったまま、支払…

潔癖症の健康問題

シャンプーで洗わない方が、髪は健康だ、と言われている。そのうえ、洗う頻度は少ないほどよい、と。ウォッシュレットも、似たようなことを言われている。いろんなことがシンクロしてくる。空間のつくられ方も、スクラップ&ビルドで一新するよりも、過去を…

テレビのない世界

テレビを観なくなってから、もうどれくらい経っただろう?ちょっと前までは、「年末年始くらいは」と思っていたけれど、今年はもうそんな気持ちもなくなった。子供たちの会話を見ていても、youtubeの番組で盛り上がっている。もうそんな時代になった。テレビ…

勇気

友人のお兄さんは、中学生の頃、彼のクラスに10人の生徒が先生を殴りにやってきたのを止めに入り、その後、そのボスに呼び出され、タイマンを張ることになり、制服はボロボロに破け、右手の甲を骨折したそうだ。そのような勇気がある行動は、一般に、大人…

2017年を振り返って

今年は、3人で熱海に来ている。駅前商店街の通りがかりの小料理屋は、先週開店したばかり。空間も、人の応対も初々しい。一生懸命が伝わって、心地よい。聞くと、ずっとここでお土産物屋さんをやっていて、そこからの転業。30代と思われる女将の意気込み…

切り替え

休みに入って、切り替える日だ。リセット。そのための年末年始。風呂にゆっくり入ろう。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

忘年会

今年の忘年会の話題は、子供の頃に流行ったもの、だった。年代が違っても、共通するものもあるし、通じ合えないものもある。思うのは、ぼくらは、目まぐるしい変化の時代に生きている、ということだ。こんな時代を経験できた世代はかつてない。どこへ収束さ…

クリスマス

忙しさ絶頂のクリスマス。陽向も含めて、単なる普通の日にすぎない。ここで全く不平を言わないのが、陽向のありがたいところだ。いつも呑気に、口笛を吹いている。ぼくが子供の頃は、誕生日やクリスマスや正月は、なにか特別でないとイヤだったけれど。そん…

クリスマスツリー

妻が部屋にクリスマスツリーを飾ってくれた。例年よりは少し遅いけれど、今年も12月らしい部屋になった。12月らしい、ということに、あまり積極的な関心を持てないぼくも、妻がそうしてくれることには、しみじみと感じるものがある。「らしく、ありたい」と…

影を追う

影を追い越そうと走るけれど、一向に追い越すことができないのは、きっと光源がぼくの後ろにあるからだろう。走れば走るほど、影はぼくの前で長く遠くなるばかりだ。ならば、試しに、後ろに下がってみればよい。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッ…

シェフレラ

ベランダのシェフレラが枯れそうになっている。カラスに何度かほじくり返されて根を食べられて、植え替えるたびに復活してきたが、今度は瀕死の状態だ。カラスも不思議で、根を食べつくすことをしないのはなぜか。誰も、相手を絶命させようとはしない。自分…