gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

雑記

繰り返しの終わり

繰り返しを抜け出すことを切望して、ここまでやってきた。天に任せるしかない部分は、他人に何と言われようと手を出すつもりはない。自分がやるべきことをやる。その中で、繰り返しを抜け出す。きっと、その瞬間は、栓が抜けたような音がなるんだろう。 ← 創…

プール

陽向とプールへ行く。 単にプールといえど、足が届かない深さであれば、陸に対する海と変わらない。その中は、別世界だ。 浮くことができるかどうか、がそこで過ごせるかどうかのカギだが、陽向はそのギリギリのところにいる。 浮き上がろうとすると焦って、…

すいか

陽向が学校の課題で俳句を書いた。 スイは赤 カはみどり色 種は黒 聞いた瞬間に頭が世界を一周した。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

エースケさんの訃報 2

最初にエースケさんを飛行機の中で見かけたのは、エースケさんの5列ぐらい後ろの席からだったと思います。エースケさんは、モジャモジャの髪にヒゲを生やして、まるでライオンみたいで、客席ではひときわ目立っていました。その人が、大声で隣の方に熱弁をふ…

エースケさんの訃報 1

みなさまにご報告しなければならないことがあります。杉山榮佑さんは、7月10日(火)朝10時ごろに、ご自宅で永眠されました。7月3日の演奏会から、わずか1週間で旅立たれるとは、信じられませんでした。私は、33年前にケニア・ナイロビ行きの飛行機で一緒に…

エースケさん

33年来の友人、エースケさんが亡くなった。享年72歳。北斎のように、80過ぎてもさらに細かい絵を描いていきたい、と言っていた。ゴールはなく、達成するすべてのことは、何かの始まりだ、という感覚を持っていたのだろう。ぼくもそのように生きている。 ← 創…

優先順位

陽向がぼくらにウソをつくことが多くなった。それは、関係するものごとや人が増えた、ということが原因だろう。正直者がウソつきになったわけではなく、関係性の中に優先順位があって、ぼくらとの約束よりも順位が高いものがある、ということだ。それぞれの…

ロッカー収納事件

陽向が柔道に通う講道館から電話があって、陽向が友達の水筒やTシャツを更衣室のロッカーに隠すという事件を3回も連続して犯した、と知らされる。この犯人が陽向だということが、防犯カメラを調べてみて判明した、とのこと。講道館の先生方が、3度とも何…

沈黙

遠藤周作の「沈黙」は、神の沈黙だが、それを一度も想起しない人生などあるだろうか?神よ、なぜあなたはこの状況において押し黙ったままなのですか、と問いかけない人生などあるだろうか?心の中で、そう叫ばざるをえない世界に産み落とされたからこそ、闘…

検定

五反田へ陽向を漢字検定に連れていく。大勢の小学3年生が、親と共に集まって、日曜日にテストを受ける。廊下で子供がテストを終えるのを待つ親たちの中にいる自分が不思議だった。絵に描いたような、都会によくある親子だよな、と。 ← 創造性の連鎖でつくる…

うるさい

最近、陽向がぼくがあれこれと指示したときに、「うるさい!」と言う。ぼくは父親にそんなふうに言った覚えは一度もないし、時代が変わったとはいえ、そこは容赦してはいけない。徹底的に叱って、二度とそんな口の利き方はさせないようにしなければならない…

いとこ

3年ぶりくらいに、浜松に住むいとこと食事をした。(つづく)

モンキチ

流行の循環

西城秀樹が亡くなったことから、妻がyoutubeで関連の番組を探している中で、野口五郎と共に出ていた対談番組でのこと。(つづく)

西城秀樹

風邪

寝不足もあって、少し体調を崩している。そんなときは、体を温めることに専念する。汗をかくこと。それが一番、体調を回復させる。食べ物には、七味唐辛子をかける。寝るときは、首にタオルを巻く。大抵、次の日は平気になっている。 ← 創造性の連鎖でつくる…

ひとり

陽向が地下鉄に携帯電話を忘れて、忘れ物センターへ一人で受け取りに行った。自分の問題は、自分で解決する。やらせればできることばかりだ。 午前中は港区の子供相撲大会があって、一回戦負けをしてがっかりしたけれど、頼もしい自分をすぐに取り戻すところ…

上流

キャッチボール

東京の不思議

「アースダイバー」を久しぶりに読んだ。 東京の中心部は、洪積層の台地が縄文海進期までは、フィヨルドのように複雑な海岸線をつくり、岬の突端は聖地として扱われていた。海岸線が後退し、谷間に沖積層が現れた後も、かつての岬には寺社仏閣や墓地が建立さ…

大先生の椅子

講道館少年部の練習の始まりは、先生に礼をして、嘉納治五郎大先生の写真に礼をしてから始まる。嘉納治五郎大先生の写真は、一段上がった正面にあって、愛用されていた椅子がその前に飾ってある。今日の先生は、年配の女性の先生だ。威厳があって、きりっと…

陽向と走る

朝6時半に陽向をたたき起こして、一緒に走る。新しい習慣づくりのために、それを始めた。学校へ行く時間には、すっかり目が覚めているように。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店…

着替え

陽向は柔道着を着替えるのに、1時間も更衣室から出てこないらしい。自信がないことへは、積極性が生まれない。それが、そんなふうに表れてくるのが彼の特徴だ。エンジンをかけるのは、外からでは無理だ。内から湧き出てくるように、エンジンを動かすための方…

通う

陽向が柔道に通い始めてから10日が過ぎたが、今日は遅れて、1時間半の練習の内、5分しかやっていない、とのこと。どう計算しても、1時間以上は練習できるはずで、話がおかしいと思っていたら、寄り道などをして、大幅に遅れているようだ。通う、ということに…

動じない

動じることなく、やるべきことだけをやる。 何が起こっても、自分のコントロールできないことに、振り回されないように。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアル…

習い事

陽向は月曜から土曜まで週6回、柔道に通い始めた。突然のことだが、陽向はスムーズにそのような時間の周期に移行したように見える。見えていなかった、周囲への対応能力を知ることができて、うれしい。けれど、一方で、彼は親たちの仕事が忙しいから、習い事…

不安そして自信

陽向は、初めて一人で地下鉄に乗って、柔道の稽古に行った。勇気を振り絞って。そして、出口がわからず、半泣きで電話をかけてきた。途中で切れたから、こちらからかけると、もう出口はわかったようで、「どうしたの?」と応える。自分で道を見つけたことへ…

佐倉マラソン

初めてマラソンの半分以上を歩いた。歩いたら平気か、と思ったら、熱射病になったのか、途中ふらふらしてしまった。暑いマラソンは苦手だ、ということがよく分かった。苦い経験になった。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで…

講道館

顎関節症

朝起きると、右の顎がよく噛み合わない。大きく開けようとすると、カクッと骨が鳴る。その周りをマッサージしてやると、じきに治る。その繰り返しが、もう数年続いているかもしれない。数年経ってから、病名を知る、ということは、むしろ普通のことなんだろ…