gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2018.1

アトピーとの闘い

今月ほど、アトピーとの闘いを意識したことはない。陽向のことだ。とにかく、顔がひどいことになっている。いろんなことを試している。実は、牛乳が原因では?と、2週間給食の牛乳も止めた。でも、よくならない。布団のダニでは?と、強力な掃除機でこまめに…

100年前の日本

設計事務所のNさんのお祖父さんは、大分で漬物をつくって北九州に運んで売っては、帰りに石炭を買って売る、という毎日を繰り返すことから始めて、一時は炭鉱を7つも持つ資産家になられたそうだ。100年ほど前の日本のダイナミズムを感じる。「その頃の方…

避難経路

建築で避難経路を考えるのは、車でいえばエアバッグをデザインするようなだ。事が起こらない限りは無駄なものに過ぎない。よく考えられている、とは、そんなところをきっちりと考えられていることを言うだろう。だが、エアバッグが働いている姿を想像して、…

アールデコ

アールデコには、実用性が入り込む。要は、量産体制が可能な装飾、という側面だ。幾何学的。直線的。マッキントッシュやライトの建築にも、それが見られる。モダン建築がどんどんシンプルへ向かう中で、複雑さを空間の中にいかにキープするか、という試みと…

圧倒的空間

求められているのは、圧倒的空間。そして、その答えに迫る実力の有無を、ぼくらは問われている。その現実に向き合う幸せ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリア…

映画 female

オムニバス映画は、ちょっと苦手かもしれない。実験的なのは構わないが、後に残るものがなさすぎる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

椋鳩十

子供の頃に読んだ椋鳩十の読み聞かせをした。「片耳の大鹿」美文だ。レベルがとても高い。命を狙っていた獲物の鹿の群れと、猟師たちが、突然の嵐に同じ穴へ逃げ込んだ。冬の雨に打たれて、凍える体を、鹿の群れに体をこすりつけて、温めてもらう猟師たち。…

激流

激流の中、船をこぎ続ける意志を持ち続けられるか。船長に根底において求められるのは、持続力だ。あきらめた瞬間に、船は沈む。森敦「意味の変容」の最終章が与えてくれる希望はいつも傍らにある。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ←…

意志

壮麗なる蛇、と森敦は書いた。何か大きなものをを背負っている、と自覚をした瞬間から、天は彼を試そうとする。誰もが背負っているのかどうかはわからない。自由であろうとすることが、不自由を生む。その先に、大きな、次元の一つ高い自由が待っているのか…

学生時代の設計

学生時代に設計したものは、長い間、意識の外にあったけれど、スタッフが「これ、いいですね」と言ってくれたのがきっかけで、最近のHPに画像を使い始めた。まるで他人のものを見ているように、距離がある。それがよい。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン…

二次元を三次元化する

二次元で魅力的なものを、三次元化することでもっと魅力的になるものはないだろうか? ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

映画 海よりもまだ深く

2016年。是枝裕和監督。あきらめること。あきらめないこと。一夜の台風は、その境界となって、新しい配置をつくって、勝手に去っていく。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗…

子供の設計

陽向は今、図工の課題で、身の回りのものでおもちゃを設計してつくる、というものに取り組んでいる。材料となるものとして、牛乳パック、ペットボトル、輪ゴムなどを学校へ持ってこさせて、「はい、つくりたいおもちゃを設計しなさい」という授業。陽向だけ…

ミルキー

子供の頃に食べたお菓子は、今も結構残っている。ミルキーはそのひとつだ。食に関しては、それほど時代の変化は大きくない、ということかもしれない。新しく材料が生まれることがないなら、あるものでおいしいものにたどり着けば、それがスタンダードとなっ…

保存

突然、この日付で書いた文章が消えてしまったようだ。もちろん、消えてしまえば、何を書いたかも覚えていない。小さなことに過ぎないともいえるが、ぼくはここに文章を残していることを、考えを推し進めていく資料としているのだから、記事によってはダメー…

年齢と願い

自分ではコントロールできないことで救われることを何度も繰り返し、年を重ねてくると、やはり、今こうしてここにいられることを、自分ではない何かの意志が働いている、と感じざるを得ないようになってくる。ぼくらの年になれば、信仰心のようなものが芽生…

クラシック音楽の世界

クラシックを食べながら聴く、という文化は成立しにくい、とその人は言う。クラシックファンの中に、伝統的なマナーを重んじる人がいるからだ。食べる音。話し声。・・・ジャマだ、という人が一人でもいれば、その空間は成り立たない。いや、聴く側だけではない…

腹筋

最近、寝る前にベッドの上で陽向と腹筋を始めた。陽向は、なんと100回を平気な顔でやってのける。驚いた。ぼくは、必死にやって50回だ。・・・ ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材によ…

社会

個人がよくなることで、社会がよくなる。お金に関して言えば、資本主義はそのような仕組みにある、という建前があるだろうが、実際に、社会のことを真剣に考えている人は少ない。どこにその元凶があるのか? ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフ…

コンビニ

昨日に続いて、早朝5時のコンビニ。パンを持って、レジへ行くが誰もいない。大きな声で「レジお願いしま〜す」。少し経ってから、アジア系外国人の男が、無表情で出てくる。すみません、の一言もない。多少、不機嫌そうにも見える。双方、黙ったまま、支払…

朝5時のロビー

早朝5時に、近くのコンビニへ甘いパンが欲しくて買いに出る。マンションのロビーの深いソファーに座って、若い男がスマホを見ている。「こんな時間に、誰だ?」と思いながら、外へ出ると、新聞配達のバイクが止まっている。そうか、配達の途中に、ロビーで…

壊された壁

コンクリートの壁が壊されて、その穴から建物へ侵入する。そのとき、どんな気持ちだろう?壊れた日常がその中にあることをイメージしてしまうかもしれない。でも、中で目にするものが、丁寧に手入れをされた植物だったらどうだろう?清潔なキッチンで、おい…

廃墟の本質

廃墟が好きだ、という人は多い。だが、何が好きなのかを説明できる人は少ないし、また、好きな理由も様々なのかもしれない。ぼくも好きな人の部類に入るのだろうが、廃墟全部が好きかどうかと言えば、そうでもない。ぼくの好きな廃墟は、人のつくった空間と…

倍音

弦楽器、管楽器の音には、基音の他に、無数の倍音が含まれ、倍音の中には、人の感情に作用する不安定な音も含まれる。ぼくは大学では海の波が柱に作用する多柱式の海洋構造物の振動のコンピュータ解析を行っていたが、自然の波には無数の波長が含まれる。音…

潔癖症の健康問題

シャンプーで洗わない方が、髪は健康だ、と言われている。そのうえ、洗う頻度は少ないほどよい、と。ウォッシュレットも、似たようなことを言われている。いろんなことがシンクロしてくる。空間のつくられ方も、スクラップ&ビルドで一新するよりも、過去を…

揺らぎ

ピアノのコードを鳴らしてみるだけで、心が揺らぐのを感じる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

テレビのない世界

テレビを観なくなってから、もうどれくらい経っただろう?ちょっと前までは、「年末年始くらいは」と思っていたけれど、今年はもうそんな気持ちもなくなった。子供たちの会話を見ていても、youtubeの番組で盛り上がっている。もうそんな時代になった。テレビ…

勇気

友人のお兄さんは、中学生の頃、彼のクラスに10人の生徒が先生を殴りにやってきたのを止めに入り、その後、そのボスに呼び出され、タイマンを張ることになり、制服はボロボロに破け、右手の甲を骨折したそうだ。そのような勇気がある行動は、一般に、大人…

緊張

さて今日から仕事にかかろうと、ピリピリした空気の中、今日から4日まで陽向と二人きり。陽向は、遊びたい盛り。なにかと話しかけてくる。気を遣ってくれているのが分かって、かわいそうになって、結局一緒にスターウォーズを観る。 ← 創造性の連鎖でつくる…

MOA美術館

昨年から、新年はプールで始まることに決まっている。まずは、3人で長いスライダーで遊んで、さて、「泳ごう」と。高校の頃から、プールの初日は苦手だった。原因はよくわからないが、50mも泳ぐと気分が悪くなってしまうのだ。ああやっぱり、という感じ…