外苑で自転車の乗り方を教えてくれるところがある。
2時間のあいだ、ぶっ続けで同じところをぐるぐる廻らせる。
まずはペダルなしの自転車を足で地面を蹴って、進めるようになるまで。
つぎは、ブレーキを使って、止まれるようになるまで。
そこまでできたら、ペダルをつけてもらって、こぐ練習に入る。
うまくできたら、修了証をもらえる。
どうやって教えるのだろう、と興味津々だったが、シンプルなものだ。
基本的には、大勢の子供がいることが重要で、他人のやり方を見ながら覚えていく方法だ。
陽向は、他人のやり方にあまり興味を示さない。だから、自分の体感の変化でしか、発達していかない。
時間がかかりそうだ。