古いビルは、水道管の排水が詰まりかけている場合があって、工事のときには問題なくても、引き渡してお店が本格的に使い始めるとすぐに詰まってしまうことがある。
詰りかけている、というのがやっかいだ。最初から詰まっているならわかりやすいのだが。
そんなときには高圧洗浄などの解決方法があるが、その費用を誰が負担するのか、が微妙なところだ。
工事業者はそのリスクを知っているならば、最初に高圧洗浄の必要性をクライアントに伝えることができる。ただ、経験を積んでいないと予測は難しい。
筋から言えば、ビルの管理側がそのリスクを回避しておくべきところではないか。そのうえでのルール決めが必要だと思う。
トラブルが起こると、責任逃れのために、強い立場に立とうとする人がいる。フェアに話を聞かないで、「怒っているもの勝ち」で逃げ切ろうと企むのだ。
問題を誰かに押し付けて終わらせようとする姿勢を、社会から排除する必要がある。