gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

飢餓の原因

2017年の 世界穀物生産量は年間26億トンで、76億人の人口で分けると一人340キロで、一人が必要とする穀物量160キロの2倍を超えている。

 

しかし、飢餓で多くの人が死んでいく現状は、世界人口の20%に満たない先進国が穀物量の大半を消費しているからだ。そのうえ、そのうちの30%を肉を食べるために家畜の飼料として使っているらしい。また、日本では輸入した食料品の3分の1が賞味期限切れなどで捨てられているそうだ。

 

飢餓が発生している国では、貧しさが原因で労働力を得るために子供をたくさん産む。衛生環境は悪いままだ。

 

そんな構図で飢える子供はどんどん増えていく。

 

ぼくがタイ、コンケーンの近くの村で灌漑の水溜をつくるコンケーン大学の学生たちのボランティアに参加したのはもう30年以上も前のことだが、この構図は変わっていない。

 

そのときも村人たちにコンドームの使い方などの教育をしていたが、富が偏る構図を変えない限り、悪循環は変わらない。

 

国境をなくせば、変わっていくのか?それとも、国境はこのままで変えられるのか?