gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

能登半島地震で壊れたモノを未来へ活かすプロジェクト 2 SOTOCHIKUプロジェクト

ぼくらグリッドフレームは、「風雨や日光に晒されたり、生命活動の場にあり続けることで時間や生命の営みを記憶した素材を寄付で集めて、新しい空間づくりの素材として生かす」という試みを5年ほど前から始め、そのプロジェクトをSOTOCHIKU(ソトチク)と名付けた。

これから解体される建物の中で新しい空間に活かせるとぼくらが判断した部分をソトチク素材として寄付していただく。ぼくらが伺って、できるだけ丁寧に採取し、材料代を算定する。その60%をNPOへ寄付すると、寄付者は寄付金の約半分の寄付控除を受けることができる。これまで千葉県鋸南町や埼玉県上里町などで寄付を受けて、東京都内などさまざまな土地で10件以上のアバンギャルドを目指した空間を成立させてきた。

https://sotochiku.com

ソトチクとは、想定[外]の構[築]であり、予定通りにはいかないモノ・コトをものつくりに取り込むことである。現代社会はカタログから材料を選ぶことにより、新しい発見のないものをつくり続けていることに対して一石を投じたい気持ちで始めたことだ。