gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

能登半島地震で壊れたモノを未来へ活かすプロジェクト 5 能登半島地震で壊れた建物の関係者をご紹介ください

以上のように、地震で壊れたものを集めて、空間づくりの素材として使用し、未来へ受け継いでいこうと活動を開始しました。

個人的にも、2016年に起きた熊本地震で母が一人で住む実家が半壊になったこともあり、被害の状況のビデオを見ては心を痛めていました。

熊本地震のときには築100年以上の父の実家が全壊したのですが、最初は母が普段の生活を取り戻すことに必死で、壊れたものを少しでも早く片付けてしまいたい、という気持ちで精一杯だったことが思い出されます。ようやく落ち着いて、壊れたモノから使えるものを探して取りに行かねば、と動いたのは既に全てが片付けられてしまった後でした。

そこに流れた時間の記憶を受け継ぐことができるモノはもう何もない。そのことを痛感しました。

きっと、能登で被災された方々の中にも、少し時間が経った後で、ぼくと同じような思いを抱く人がたくさんいらっしゃると思います。

だからこそ、今のタイミングでお伝えしたいのです。

寄付控除の金額は数万円程度に過ぎない場合が多いです。大きな助けにはならないかもしれません。でも、なにより、そのまま片付けられて全てを失ってしまう前に、これまでの時間を記憶した貴重な素材を寄付していただくことによって、どこかの町でその記憶が受け継がれていく、ということが被災者の方々のこれからの人生をほんの少しでも豊かにできるかもしれない、という思いがあります。

能登半島地震で壊れた建物などの関係者をご存じの方は、ぜひぼくたちにご紹介ください。
どうぞ、よろしくお願いいたします。長文をお読みいただき、感謝いたします。