2019年7月に京都アニメーション事件が起きたとき、悲惨な事件に衝撃を受けたけれど、京アニのクオリティの高いといわれる作品群については全くと言っていいほど知識がなく、それが社会におけるどれほどの損失であったかは知る由もなかった。
漫画やアニメについては、30年以上興味を持つことなく過ごしてきたため、例えば京アニではないが、「転生したらスライムだった件」という漫画やアニメが数千万部を売り上げたなどということは全く知らずにいた。
こういうぼくの知らない世界に、この時代を超えていくためのヒントがあるのではないか、と思い始めた。
知らない世界といえば、LGBTの世界もそうだ。
これまで、ぼく自身が若い世代よりも頭が固いとは想像したこともなかったが、実はそうなのかもしれない。
柔らかくあることは、創造的な仕事には最も重要な要素の一つだろう。
いろんな新しい世界を知りたい。ひょっとしたら、ぼくを押さえつけていた世界も見えてくるかもしれない。