gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

完全無欠が崩れる

人の心が強く揺さぶられるのは、完全無欠と思われるものが崩れゆくのを感じ取るときかもしれない。

 

完全無欠に見えるものからは、実は生を実感できない。それが崩れゆくのを感じるとき、初めて強烈に生きていることを感じる。

 

この崩れゆく様の美しさは、打ち上げたロケットが炎上して、その一部が地上へと落ちていく様を延々と捉えた「コヤニスカッツイ」のエンディングに感じられるように、とても静かなものだ。

 

そして、その美しさと同時併行で、ぼくらは新しいカタチをつくる生活を送る。

 

そのような生活の場をつくりたい。それが、ぼくらの希望だ。